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2005年7 月26日 (火曜日)
7月24日に大山街道で高津区民祭:20万人がパレードなど楽しむ
高津区民祭(同祭実行委員会主催)が7月24日、川崎市高津区溝口の大山街道一帯で催された。曇りがちで祭りにはちょうど良い天気とあって沿道はゆかた姿の家族連れやグループなどでぎっしり。昨年より1万人多い約20万人(主催者発表)がみこしや踊りパレードなど数々の催しを楽しんだ。
同祭は、区内の町会や文化協会など41団体で実行委員会(吉崎隆男実行委員長)を構成。大山街道の周辺と高津小学校、高津スポーツセンター、大山街道ふるさと館、溝口駅前など22カ所の会場でさまざまなイベントが午前9時から午後8時半過ぎまでくり広げられた。午後1時20分からは、高津スポーツセンターで阿部孝夫市長、山形清純高津区長などが参加してオープニングセレモニーが開かれ、吉崎実行委員長が「区民が自主運営し31回の歴史と伝統を重ね行事が増えた。きょうは多くの会場でさまざまな催しを楽しんでもらいたい」とあいさつ、8基のみこし連の代表が壇上に上り木遣り節を歌ってパレードのスタートを祝った。
同祭の呼び物のパレードは、6部構成で64団体が参加。午後2時40分から8時過ぎまでオープニング、音楽、バラエティー、みこし、踊り、万灯の順で沿道をにぎやかに行進。地元の小中学校が参加する音楽パレードでは、重い楽器を抱えて歩きながら演奏する子どもたちをうちわであおぐ姿も見られた。
パレード目玉のみこしのそろい踏みは、諏訪はやし連、久地神社太鼓を先導に下野毛、二子、諏訪、下作延、溝口、上作延、久地、久本の8基がくり出した。沿道がラッシュアワー並に混雑したためみこしの進行が大幅に遅れ、担ぎ手は蒸し暑さと長時間の練り歩きにバテ気味だったが、夜空に映えるみこしの提灯に沿道の観客は
「待ったかいがあった」と大喜び、祭ムードは最高潮に達した。
その後の踊りパレードは区内の町内会婦人部など17団体がそろいのゆかたで参加、「高津おどり」などを披露しながら夜の街道をにぎやかに進んだ。午後7時過ぎには、パレードを締めくくる高さ数mもある五重塔をかたどった万灯2基が登場。見物客は勇壮なまといふるいや内部に照明を入れて美しく光る万灯をうっとりと眺めていた。
このほか、二ヶ領用水から大山街道を眺めようと昨年から行われている二ヶ領用水の川下りはことしも大人気。午後1時30分から7回実施、65人の子どもがライフジャケットを付けてEボートに乗り大石橋から約150mを往復、懸命にオールを動かしていた。
高津小学校では親子で楽しめる高津わくわくフェスティバルが催され、ポニー乗馬やチャリティーバザーなどのほか、校庭ではことしも人工降雪機を使って作られた雪遊び広場がお目見えし、子どもたちは歓声を上げながら雪の玉をぶつけ合ったりミニ雪だるまを作り暑さを忘れていた。体育館ではキャラクターショーや人形劇が催され、館内をうめた子どもたちが目を輝かして見入っていた。
溝口駅前のキラリデッキではストリートミュージシャンたちのコンサートが開かれ、買物客などが足を止めて聴き入っていた。
祭りの喧噪の中、二ヶ領用水ではことしで16回目となる灯ろう流しが行われ、夕涼みの散策を兼ねて川面に揺れる幻想的な光を追う人たちもいた。
2005-07-26 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, b3) 川崎市高津区 | Permalink
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