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2005年3 月13日 (日曜日)

川崎が等々力に浦和を迎えホーム開幕戦:ロスタイムに追いつかれ引き分け

050314urawa川崎が3月12日、等々力陸上競技場に昨年のJ1セカンドステージ覇者・浦和レッズを迎えてホーム開幕戦を行った。開始早々スピードに勝るジュニーニョの先制に始まり、終始が先行して強豪浦和から3点をもぎとったものの、前節とは逆にロスタイムに追いつかれてまさかの引き分け、J1の厳しさを見せつけられる結果だった。

競技場は5年ぶりのJ1を楽しみにしていたサポーターのほか、予想されたように浦和レッズのサポーターも大勢駆けつけ、24332人の観客を集めてほぼ満席。試合前には、阿部孝夫川崎市長が「待ちに待ったJ1の試合が始まります。これからも応援をよろしく」と挨拶、川崎市出身者もいるラップグループ「スチャラダパー」が始球式でチームマスコットのふろん太が守るゴールにボールをドリブルで運んだ。
050314urawa2J1リーグで初対戦となる試合は、開始5分にFWジュニーニョが持ち前のスピードを生かして自ら得たPKを決めて先制、熱い応援を繰り広げるサポーターを喜ばせた。動きの鈍かったレッズは、徐々にのパスを奪い21分に酒井友之が同点ゴール。両チームとも何度かゴールを狙う攻撃的なサッカーを展開するが、DFとゴールキーパーの踏ん張りで前半を1対1でしのぐ。
後半は52分FW我那覇和樹が、この日唯一のシュートを決めて再び先行。64分にはMFアウグストがフリーキックを直接ゴールに入れ2点差にして、サポーターをわかせた。
王者の意地を見せたいレッズは、DF闘莉王も攻撃参加、さらにFWに横山拓也、元日本代表・岡野雅行を投入して攻撃の層を厚くしのゴールをねらう。DFの動きがにぶくなった80分、交代したFW2人の速攻で岡野がゴールを決め1点差に詰め寄り、さらに猛攻を仕掛ける。もMF木村誠、FW飯尾一慶を投入して流れを変える試みをするが、ロスタイムにゴールを止めたGK下川誠吾のこぼれ球を浦和がキープ、土壇場で闘莉王がヘッドで押し込み、同点に追いついた。
試合後の会見で関塚監督は「結果は残念だけど、昨年の第2ステージチャンピオンを相手にこれだけサッカーができたという自信を次につなげたい。最後の5分の闘いは経験の差が出た」と落ち着いて分析。阿部市長は「残念。始めはスピード感がありいけると思ったが、J1は甘くなく混戦に強い。ベテラン岡野ががんばり味のあるいい試合だった。全体としては押せ押せだったのでこれからが楽しみ、しっかり応援したい」と話し「2点目まではいつものようにビールを飲んだが、3点目にビールを飲まなかったのがいけなかったのかな」と冗談交じりの余裕の表情だった。
応援の指揮をとる川崎華族のサポーターリーダー吉野拓也さんは「終わった瞬間は『まじかよ』と何も考えられずドーハの悲劇が浮かんだ。選手は下を向いていたけど、王者相手にいい試合をした。2000年の昇格の時の急増チームに比べ、(前監督)石さんと関塚監督が積み上げたものが大きく確実に進化しているので、試合を重ねるうちについていけると思う」と気持ちを切り替えていた。

2005-03-13 in b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink

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