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2005年2 月 7日 (月曜日)

多摩区の生田中学で同窓会と在校生320人が樹木の手入れ

050207ikutyuu01母校の環境を整えようと2月6日、川崎市多摩区の生田中学(橋本英雄校長、生徒数435人)で同窓生や教職員、現役中学生約320人が参加して、校庭に生い茂った樹木の枝下ろしのボランティア活動を行った。

写真・上から=クレーンで校舎近くの幹を伐採、同窓会員、小枝をチョッパーにかける同窓会員と掻き集める在校生
作業

050207ikutyuu02 同校は1947年、新制中学スタートと同時に開校した市内16校のうちの1校。開校当時は、生徒が他校から机を運び、親も参加して校庭の地ならしをした歴史を持つだけに、昔の卒業生は学校への愛着がひときわ強い。開校時にあった木や卒業記念樹が成長し、隣接道路を覆ったり、教室に日が当たらなくなるなど樹木の手入れが行き届かない現状を見かね、同中学同窓会の笠原登会長らが、同窓会活動の一環として樹木伐採をかって出た。
2002年10月に校門付近の一部の樹木の枝下ろしを行ったのを手始めに、2004年1月には造園業を営むOBらがクレーン車を使って校舎西側の樹木の枝下ろしや幹を短く刈りこんだ。そのかいあって、校庭が明るくなり、冬場の霜解けも早くなったという。
3回目のこの日は、熟年を中心に約50人の同窓生やその息子、橋本校長ら教職員24人のほか、学校からの呼びかけで部活に所属する生徒を中心に昨年の倍近い227人が参加。PTAからも大竹薫会長以下約40人が、都合のつく時間に作業に加わった。また寒中の作業をねぎらうため、女性の役員9人が豚汁やおにぎりを作り、参加者にサービスした。
050207ikutyuu03作業は、午前9時からクレーン車3台を使い、校庭南側のマツやヒマラヤスギの枝落としや校舎よりも高くなった木を刈りこんだ。4班に分かれ、部活毎に90分交代で参加した生徒は、父親よりも年上の先輩の手ほどきで落とされた枝をノコギリで切ったり、小枝を軽トラックに積み込む作業などに汗を流した。校庭ではゴミを減らそうと、堆肥にするため葉のついた小枝をチョッパーで粉砕する作業も行われ、OBの農家などに引き取られた。
笠原会長は「同窓生も生徒も昨年以上に参加し、作業も効率よくできた。今後も母校の環境を整える活動を続けていきたい」と話していた。

2005-02-07 in 04)教育・子ども , 09)市民活動, b2) 川崎市多摩区 | Permalink

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