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2004年11 月30日 (火曜日)
狛江第七小学校でハンガリー出身の講師を招き、国際理解教育
狛江第七小学校(寺本勇校長)で11月10日、ハンガリー出身で中央区に住むフリージャーナリスト川口ユディさんを特別講師に迎え、日本とハンガリーを比較する特別授業が行われた。
特別授業は、5年生全62人を対象に「外国の様子・日本との違い」をテーマに給食をはさんで4時間目と5時間目の2コマを利用。午前の授業は、ハンガリーの歴史や産業、人口、子どもたちの生活を紹介。資源が少なく工業製品加工に力を入れる、国民の約3割が日本人と同じ祖先の「モンゴロイド」、勤勉な国民性、主語・述語の並び方、敬語など文法が日本語と似ているなどあまり知られていないハンガリーについても話した。
午後は、午前中の授業を参考に川口さんが日本との違いや感じたこと、将来の夢について質問する形式で進められ、子どもたちは盛んに手を挙げ自分の意見を発表。インターネットなどで事前に調べたハンガリーについて知りたいことを質問した。川口さんは自身の子ども時代とアメリカ留学時代の経験や日本を好きになった理由にも触れ「日本は平和で豊かな国であることを知り、それに感謝してほしい。親や先生など年上の人、特にお年寄りを尊敬するように」と語りかけるとると、子どもたちは真剣な表情で聴いていた。
国際交流に力を入れる同校では、中国の黒竜江省、山東省の小学校と姉妹校を結び、手紙で学校の紹介や絵画などの作品の交換や使わなくなった楽器を送ったり、コロンビアの公立学校と交流を行っている。このほか、さまざまなネットワークを使って知り合った海外出身者を学校に招いて国際理解・交流の特別授業を開いている。外国人対象のテレビ番組に日本を紹介する川口さんを見た寺本校長が、川口さんに講師を依頼、ことしで3回目の授業が実現した。
川口さんは「勤勉で思いやりのある日本が大好きです。国際理解は相手の国を知ることも大切ですが、もっと自分の国の文化や気質を大切に思う心を育てて初めてお互いが尊敬できるようになります」と話している。授業に参加した寺本校長は「きょうの授業は、子どもたちの心のなかに響きどこかで生かされるはず。日本人の私たちが話すより外国人に話してもらった方が子どもたちはよく聞きますね」と感想を述べていた。
2004-11-30 in 04)教育・子ども , a) 狛江市のニュース | Permalink
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コメント
記事の掲載ありがとうございます。本校の教育活動の一端が紹介され、本校が子どもたちに育てようとしているねらいが分かって頂ければありがたいです。
今後もよろしくお願い致します。
投稿情報: 狛江七小教頭 植松 | 2004/12/02 11:28:41