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2004年10 月19日 (火曜日)
パラリンピック:成田さんら3選手が川崎市長に結果報告
9月にアテネで開催されたパラリンピックに出場、大活躍した成田真由美さん(34、多摩区登戸)、添田智恵さん(29、宮前区犬蔵)、守健一さん(36、川崎区京町)の川崎市内の3選手が、10月18日に川崎市役所を訪れ、阿部孝夫市長に大会結果と出場の感想を報告した。
(写真=メダルを手に談笑する(左から)添田さん、守さん、阿部市長、成田さん)
3回目のオリンピックで競泳8種目に出場した成田さんは、世界新記録を次々樹立、2000年のシドニーより金メダルを1つ増やして7冠を達成したほか銅メダル1個を獲得。女子車イスバスケットの添田さんは団体5位で入賞、ウィルチェアーラグビーの守さんは団体8位の成績だった。
阿部市長は、一人ひとりに花を贈り、「史上最大の参加で多くの人に感動を与えたすばらしい大会だった。成田さんはシドニーの記録を上回り、川崎市民だけでなく、世界をめざす人の道標になった。競技だけでなく世界各国の人と交流を深め貴重な経験を積んだと思います。それを生かして充実した人生を送り、ますます活躍してあとに続く人に夢と感動を与えて下さい」とねぎらいの言葉をかけた。
成田さんは「若い24人の水泳チームで臨んだが、気持ちよく泳げた。支えてくれた多くの人に感謝します」と答えた。大会前の会見で目標は金2個と答えたことについて「心の中では4個は取れると思ったが、控えめに言いました。結果には自分でも驚いています」と笑顔。「シドニーの金は重さが210gで、今回は150gと軽くなったが、メダルのリボンがオリンピックと同じ色になったのがうれしい」という。
添田さんは「前回の銅メダルより成績が下がり残念だったが、選手は全力を出した。世界は若手が伸び、早くも4年後、8年後の育成を手がけていることを感じたので、次の世代に経験をアドバイスしてお役に立ちたい。ボランティアの人と楽しいひとときを過ごせ、こういう機会を与えられたことがうれしかった」と話した。
守さんは「即席に近いメンバーでだったが、(試合には負けたものの)強豪チーム相手に1点差にまで迫れた試合を誇りに思う。競技以外ではいろいろな選手と交流でき、これからの人生に生かしたい。これからアジアでこの競技をするところが増えるので、さらに上をめざしてがんばりたい」と力強く語っていた。
その後、成田さんは持参した金、銅メダルを披露。同席した安藤圀男(財)川崎市身体障害者協会会長に点字が入っていることなどを手にとって説明するなど、なごやかに談笑していた。
川崎市は3人の活躍に対し、成田さんには市民栄誉賞特別賞を、添田さんと守さんに川崎市障害者市民功労賞を贈ることを発表しており、12月4日に労働会館で表彰式が行われる。成田さんは1996年にアトランタで金メダル2個を獲得して市民栄誉賞を受賞、金6個の2000年のシドニーでは市民栄誉賞特別賞を受賞しており、今回が3度目の表彰となる。
2004-10-19 in 03)健康・福祉 ・医療, b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink
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