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2005年11 月 3日 (木曜日)

川崎市の公式HP内に「Kawasaki Kids Times」創刊:k-pressの指導で市内の小・中学生14人が取材・編集・制作

8221jpg川崎市内の小・中学生が川崎の街や人を取材し、記事と写真で紹介するサイトを制作して発信する「Kawasaki Kids Times」(かわさき・キッズ・タイムズ)が11月4日に創刊されます。

写真=コンピューターで学習(上)、取材中の子ども(下)

川崎市の公式ホームページに設けられた「こどものページ」 内のコンテンツ(番組)のひとつとして運営され、創刊号には「アジア起業家村」「かかしまつり」「川崎市フルーツパーク」「川崎」の4本の記 事が掲載されています。取材から制作までのすべて子どもの手で行われたサイトが行政のホームページに掲載されることは珍しく、各方面から注目を集めることに なりそうです。「Kawasaki Kids Times」は、市が制定した「子どもの権利条例」を実現する行動計画「子どもの意見表明・参加」として位置づけられた新規事業のひとつです。子どもが見たり、聞いたり、調べたりした情報を発信する技術を身につけることを目的に、川崎市市民局人権・男女共同参画室子どもの権利担当が催した「インターネット新聞をつくろう」に参加した小学5年生13人と中学2年生1人が制作しました。タイトルやロゴも意見を出し合って決め、子どもたちの感性や思いが込められています。
830_28月22日から10月23日までのべ13回開かれた講座は、夏休み中に基礎編、9月と10月に応用編に分けて行われました。
取材とサイト作りの指導は、川崎市と狛江市を主な対象エリアにインターネット新聞を発信しているNPO法人「k-press」のスタッフがあたり、川崎の市民活動団体やボランティアグループのホームページ制作のお手伝いをしている「Webかわさき(http://www.web-k.jp/)」がコンピューター指導のサポート役を担当しました。
参加した子どもたちのほとんどはサイトを作るのは初めて。基礎編では、インターネットやホームページ、取材の心構え、カメラの操作法などについての基礎知識を市立川崎商業高校のコンピューター室で学びました。続いて、全員が幸区の夢見ケ崎動物公園に出かけ、一眼レフタイプのデジタルカメラや望遠レンズを使って動物の写真を撮影、飼育担当者から話を聴くなど、記者活動を体験しました。この取材をもとに、商業高校のコンピューターを使って記事の執筆、写真の加工、サイト作りを行いました。子どもたちが初めて作成したページは、「創刊準備号」として14人それぞれが記事を書いた「夢見ケ崎動物公園に行ってきました」という名称ですでに「こどもページ」にアップされています。

我那覇選手のインタビューやフルーツパークなどを紹介

後半は、基礎編で覚えた知識をもとに「創刊号」の作成が行われました。参加者が希望する取材テーマを選んで4つの班に分かれ、現地に出向いてイベントや施設を取材、の我那覇選手や関塚監督、ベトナム人起業家にインタビュー、写真撮影も行いました。続いて、幸市民館日吉分館で(株)富士通の協力で借りたノートパソコンを使って記事、写真、イラスト、サイト制作などの役割を分担し、サイト内のカットの一部もコンピューターで描いており協力し合って作り上げました。
今後は、講座に参加した有志の子どもたちで第2号を作る計画もあり、子ども記者の活躍が期待されます。

2005-11-03 in 04)教育・子ども , 09)市民活動, b) 川崎市のニュース | Permalink

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