2016年12 月27日 (火曜日)
天皇杯準々決勝・川崎フロンターレがFC東京に2対1で勝利 : 9シーズンぶりに準決勝に進出
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝の4試合が12月24日に各地で行われ、川崎フロンターレは、調布市西町の味の素スタジアムで、FC東京と対戦した。
試合は、来シーズンFC東京へ移籍予定のFW大久保嘉人(#13)のゴールで先制したF川崎が2対1で勝利、2007年以来9シーズンぶりに準決勝に進出した。
準決勝は12月29日で、川崎Fは横浜市港北区の日産スタジアムで15時から大宮アルディージャと対戦する。
写真(撮影 : すべて山本真人)=20分、大久保嘉人の先制に喜ぶ川崎fイレブン
ことし3回目となる多摩川クラシコで、リーグ戦では川崎Fが2勝している。川崎Fは、クラブ創設20年の節目でリーグ戦はあと一歩のところでタイトルを逃しておいる。来季は監督も替わりエースの大久保が抜けるため最後のチャンスとなるこの大会にかける思いが強い。一方、東京はリーグ戦は9位と振るわなかったが、AFCアジアチャンピオンリーグに出場しラウンド16に進出、アディショナルタイムでベスト8を逃した悔しさを晴らすためにもACL連続出場を望んでおり、両チームともモチベーションは高い。
会場には青や赤のチームカラーのサンタ帽などを身につけた多くのサポーターが来場、29,378人が観戦した。
試合は、立ち上がりから川崎Fが攻勢に出てパスをつないでチャンスを作り、20分に右サイドをかけ上がったDF田坂祐介(#6)のセンタリングに大久保が反応して先制した。その後、東京の反撃をかわし、登里のインターセプトから28分にMFエウシーニョ(#18)が追加点を奪った。2失点した東京は、落ち着きを取り戻しMF中島翔哉(#39)を中心に反撃、前半を川崎Fの2点リードで折り返した。
東京はハーフタイムに負傷明けで先発したDF徳永悠平(#2)に替え小川諒也(#25)を送り出した。後半は、攻守の切り替えが早くなり、カウンターの応酬で一進一退の攻防が続いた。追いつきたい東京は、63分にFW前田遼一(#20)に替えFW平山相太を、75分には水沼宏太(#48)からFW阿部拓馬(#44)と早めに選手を入れ替えた。
川崎Fは72分に攻守にわたり活躍した登里からMF三好康司(#26)、83分に小林悠(#11)からDF板倉滉(#28)を投入、全員が高い守備意識で相手の攻撃をかわした。終了間際の90分には大久保を下げMF中野嘉大(#22)を投入したが、4分のアディショナルタイムが表示された直後に相手の直接フリーキックから平山にヘディングを許して1点差に迫られ(写真左中)、なおも反撃されたが守備陣が粘って守り切り準決勝にコマを進め、悲願のタイトルに望みをつないた。
試合後は、得点を挙げた大久保とエウシーニョが青いサンタ帽を被ってサポーターに笑顔で「このメンバーでやれるのは後2試合ナノでみんなで頑張る」とあいさつ、大きな拍手とコールを受けていた。
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2016年4 月18日 (月曜日)
J1・川崎フロンターレがFC東京に4対2 : 大久保嘉人の2ゴールなどで逆転、首位をキープ
明治安田生命J1第7節の試合が4月15日と16日に行われ、第2日程の川崎フロンターレはアウェイの調布市西町の味の素スタジアムでFC東京と対戦。川崎Fは開始直後に先制を許したが、FW大久保嘉人(#13)記録更新となる通算160点となるゴールで直ぐに追いつき、さらに後編にもPKを決めてシーソーゲームを制し、4対2で勝利した。
J1は熊本地震の影響でJ1の2試合を中止をしたが、川崎Fの順位は影響がなく首位をキープした。
写真(撮影 : 桑山輝明、安永能美)=81分、勝ち越しのゴールに喜ぶ川崎FのFW小林悠(#11)
第27回目の多摩川クラシコで、攻めの川崎Fと守りのF東京の好ゲーム。J1唯一負けなしの川崎は首位をキープするためにも勝ちたい。一方のアジアチャンピオンリーグに参戦するFC東京は、連戦の疲れの影響もあり前節は敗戦しており連敗はさけたいところ。
競技場は、両チームのサポーター29,208人が観戦。この日試合に出場しないF東京の羽生直剛選手らが入り口付近で募金活動を行ない、FC東京側の観客席には「頑張れ熊本」の横断幕が張られた。
川崎Fは、ボランチの大島僚太(#10)が発熱で欠場、代わりに五輪代表のMF原川力(#15)をMF中村憲剛(#14)とダブルボランチで起用した。
試合は、4分に川崎Fのトラップのこぼれ球を頭で合わせたFC東京のMF田邉草民(#27)がFWネイサン バーンズ(#16)にパス、ゴール前にドリブルでかけあがりシュートしてあっさり先制を許した(写真左中)。しかし、11分に中村からのパスを受けた大久保が相手と競り合いながらゴールを決めて試合を振り出しに戻した(写真右下)。
その後は、ボールを持つ川崎Fに対しFC東京がコンパクトな守備で対応、守備を崩しきれず何度かカウンター攻撃を受けた川崎Fは35分にDF車屋伸太郎(#20)に替えMF谷口彰悟(#5)を早々と投入、前半を1対1で終えた。
後半の立ち上がりは一進一退の攻防が続いたが、56分にFC東京のフリーキックでFW前田遼一(#20)がゴールを決めて再びリードし流れをつかみかけた。川崎Fは58分にMF森谷賢太郎(#19)に替え対人に強いDF武岡優斗(#17)を送り出しポジションを変更、FC東京の攻撃をしのぐ時間が続いた。さらに75分には原川に代えDF登里亨平(#2)をサイドバックとして投入、谷口をボランチにするなど再びポジションを変更した。
この変更が効を奏して川崎Fはリズムを取り戻し、77分にFW小林悠(#9)のパスを受けた大久保が相手のファウルを誘いPKを獲得して自ら決めた。FC東京の攻撃をしのぎ、再び同点に追いついた川崎Fは、攻撃の勢いを増して、81分には小林が逆転のゴールを決めた。
ホームで負けられないFC東京は反撃を試みるが、川崎Fの守備を崩せず追加点を奪えなかった。しかし川崎Fは最後まで攻撃の手を緩めず、90+2分に中村がマイボールをキープするかに見せかけ、急にスピードを出して相手ゴール近くまでドリブル突破してクロスを上げ、これをDFエウシーニョ(#18)がヘディングで決めてダメ押し点を奪い、アウェイに多数応援に来た川崎サポーターに最後まで戦う姿を見せつけ湧かせた。
川崎Fの次のホームゲームは4月24日16時から勝ち点差1で3位の浦和レッズと対戦する。
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2015年5 月 4日 (月曜日)
Jリーグ・川崎フロンターレがFC東京に1対2 : 退場響き、逆転負け
明治安田生命J1第9節の9試合が5月2日に各地で行われ、川崎フロンターレは調布市西町の味の素スタジアムでFC東京と対戦した。川崎Fは21分にFW大久保嘉人 (#13)がキングカズこと三浦知良(FC横浜)選手を超えるJ1歴代4位、通算140ゴールで先制し川崎サポーターを喜ばせたが、1人退場となった後の71分と87分にセットプレーから2失点で逆転され2連敗した。
写真=87分、FC東京に逆転され気落ちする川崎Fの選手(撮影 : 山本真人)
多摩川を挟む隣町ダービー「第25回多摩川クラシコ」の対戦で、過去のリーグ戦対戦成績はフロンターレの10勝7分け7敗、昨シーズンは1勝1分け。前節までの成績はFC東京が3位、川崎Fが5位で、川崎はリーグ1の17得点に対し、FC東京は首位の浦和と並ぶ4失点とそれぞれの持ち味で上位に付けている。試合は、ゴールデンウィークの後半初日に加え、大久保が140本目のゴールを決めたらカズダンスを披露すると宣言しており、川崎側からも多くのサポーターが訪れ、42,604人とクラシコとして最高の入場となった。
試合は、川崎Fのリズムではじまりチャンスをつくるが、FCの堅い守りに阻まれフィニッシュのタイミングが合わずなかなか得点が生まれなかった。21分の直接フリーキックでMF中村憲剛(#14)のパスに大久保が頭で合わせて先制。大久保が東京ゴール近くのメインスタンドに向かってMFレナト(#10)と中村とともにカズダンスを踊った。その後、中盤でボールを奪い合う攻防が続くが、前半を1対0で折り返す。
FC東京はハーフタイムにFW河野広貴(#17)に替え、MF東慶悟(#38)を投入して攻勢を強めてチャンスを作り出し、川崎Fも相手ゴールに迫るがFC東京の好守に阻まれ追加点が奪えない状態で一進一退の攻防が続いた。
すると64分、FC東京のFW武藤嘉紀(#14)のドリブル突破を止めた川崎FのDF車屋伸太郎(#20)がこの日2枚目のカードをもらい退場。川崎Fは67分にFW船山貴之(#15)を下げDF角田誠(#3)を投入したが、ピンチに続き71分にフリーキックを与え、DF太田宏介(#6)に直接決められ同点となった(写真右下 : 撮影=山本真人)。
数的優位に立つFC東京はさらに攻勢を強め川崎Fがしのぐ時間が続いたが、87分に太田のフリーキックを川崎Fのマークを外した武藤に頭で合わせられ逆転された。川崎Fは89分にDFエウシーニョ(#18)に替えFW杉本健勇(#9)を投入したが、追加点は奪えず敗戦した。
ダービーマッチで熱くなることもあり、FC東京は4枚、川崎Fは3枚と多くのカードが出されたが、川崎は車屋の退場が響く結果となった。
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2014年9 月12日 (金曜日)
天皇杯ラウンド16・FC東京が清水エスパルスに1対2で敗戦
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会ラウンド16(4回戦)の8試合が9月7日と10日に行われた。
第1日程のFC東京は7日にホームの味の素スタジアムで清水エスパルスと対戦、1対2で破れベスト16にとどまった。
写真=終了間際、FC東京のGK権田修一がシュート
F東京は、DF森重真人(#3)と好調のFW武藤嘉紀(#14)が日本代表に招集され、FW平山相太(#13)、MF石川直宏(#18)らをケガで欠きベストメンバーが組めない。一方の清水は、FWノヴァコヴィッチ(#18)がスロベニア代表、DFヤコヴィッチ(#19)はカナダ代表に選出されたほか、U-19日本代表の招集やけが人の続出で若手が主体のベンチ入りで、ともに総力戦の布陣となった。
試合は、前半から清水の守備陣がF東京のFWエドゥー(#11)らを挟み込みボール奪ってカウンターを仕掛ける展開ですすんだ。東京GK権田修一が清水の早い攻撃をビッグセーブでしのぎ、一進一退の攻防が続いた。37分に清水ペナルティエリアの付近に進入したF東京のFW河野広貴(#17)が倒されてフリーキックのチャンスを得たが、清水GK櫛引政敏(#1)のセーブで得点機会を失い、前半を0対0で折り返した。
後半、F東京はより攻撃的になったが、清水の守備を崩せずゴール前まで持ち込めない状態が続き、打開するために66分にMF三田啓貴(#8)に替えMF羽生直剛(#22)を投入した。だが清水にパスを奪われ69分に清水のFW大前元紀(#10)に先制ゴールを許した。F東京は73分にDF吉本一謙(#29)に替え、ケガ開けのMF梶山陽平(#10)を投入して打開を図り、75分に河野のゴールで同点に追いついたものの、直後の76分に清水陣内でボールを奪われDFイ・キジェ(#2)に追加点を奪われた。ホームで負けられないF東京は、猛攻をしかけ終了間際のコーナーキックのチェンスには権田も攻撃参加し足を伸ばしてシュートしたがゴールを割れず、準々決勝に進出できなかった。
試合後の会見でF東京のマッシモ フィッカデンティ監督は冒頭で「優勝すればACLに進める大事な天皇杯にこれだけ多くの選手を欠いて戦うのは残念」話し「自分たちのチャンスの時にペナルティエリアへFWが入っていくことができなかった。スポーツをしているものは結果を受け入れることが必要」と悔しさをにじませながら話した。
清水の大榎克己監督は「代表の選出やケガ人が多い中で、選手をどのように起用すべきか最後まで悩み、結局3バックの形をとった。なるべく中盤に人数をかけて相手のサイドバックにプレッシャーをかけられるような形をとった。前半、押し込まれる場面もあったが粘って失点をゼロで抑えることができたことが大きかった。選手は本当によく戦ってくれたと思う。リーグ戦でリーグ戦で0対4で敗れた相手に借りを返すことができ、こんなにうれしいことはない」と終始笑顔で話した。
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2014年8 月23日 (土曜日)
天皇杯3回戦・FC東京は松本山雅FCに2対0で快勝、川崎フロンターレは愛媛FCに0対1でまさかの敗戦
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦の8試合が8月20日に各地で行われた。
FC東京は松本山雅FC、川崎フロンターレは愛媛FCとともにカテゴリーがひとつ下のJ2チームとホームスタジアムで対戦し、FC東京は2対0と順調に快勝して次にコマを進めたが、川崎Fはミスから失点して0対1と無得点で敗退し、悲願のタイトル取りの可能性を1つ失った。
写真=41分、FC東京のFW河野広貴(#17)が先制
FC東京の対戦相手の松本は、現在自動昇格の2位と好調を維持しており、平日のナイターにも関わらず松本サポーター約2,000人が駆けつけ(写真左)、味の素スタジアムには9,446人が観戦した。
週末リーグ戦を控えタイトな日程だったが、両チームともメンバー変更は少なく、試合は立ち上がりから両チームとも攻撃的で好守の切り替えが早い展開で進んだ。互いにビッグチャンスを作る一進一退の攻防が続いたが、41分にFC東京のFW河野広貴(#17)が先制ゴールを決め、前半を1対0で折り返した。
後半FC東京は52分にFWエドゥー(#11)に替えFW平山相太(#13)を投入、これが効奏し54分に平山が追加点を決めた(写真右)。その後、FC東京が主導権を握り松本の攻撃の目をつみとり試合を優位に進め、チャンスを作り出すがゴールは生まれず、無失点で勝利した。
試合後の会見で松本の反町康治監督は「後半は相手に翻弄された。我々は現在J2で良い順位にいるが、J1との差を感じさせてくれ、FC東京には感謝したい。90分で終わり退場者やけが人がでなかったことをポジティブに受け取り、まだ上がいることという気持ちでトレーニングにはげみたい」とさばさばとした表情で話した。一方のFC東京のマッシモ・フィッカディティ監督は「松本はJ2で非常に良い結果を残しているので、しっかりと臨んでくると思っていた。その予想どおりの試合の入り方になった。試合を通して自分たちのマネジメントができた」と笑顔だった。
川崎Fの対戦相手の愛媛は17位と低迷しているが、天皇杯は2007年にベスト8まで勝ち進んだ経験を持ち、この時の対戦相手は、F川﨑で2対0で川﨑が勝利した。等々力陸上競技場には5,104人が来場した。
川﨑Fは、スターティングメンバーは直前の試合と総入れ替えで、スタメン組のMF大島僚太(#16)、FW小林悠(#11)ら4人がベンチ入り、一方の愛媛も直前の試合と総入れ替えでスタメン組が6人がベンチ入りした。
試合は、川﨑Fのパスの精度がいまひとつでなかなかリズムに乗れない状態が続き、愛媛のチャンスをしのぐ状態が続いた。34分に愛媛が川﨑Fからボールを奪いFW表原弦太(#24)が先制ゴールを奪った。川﨑Fは反撃するものの、ゴールまでいかず前半を0対1で折り返す。
川﨑Fはハーフタイムで選手を2人入れ替え大島と小林を送り出し、ボールが回り始めてチャンスはつくるもののパスとフィニッシュの精度が足りない。川﨑Fは引いて守る愛媛のカウンターに危ない場面もありなんとかしのいだが、後半だけで愛媛の4本のシュートに対し11本、CKも愛媛4回に対し6回と数字の上では得点チャンスを上回ったものの、ゴールネットを揺らすことができず完封負けを喫した。
試合後の会見で川﨑Fの風間八宏監督は「今日のスタメンは期待して出したが、智恵と技術をつけてもらいたい」と話したのに対し、愛媛の石丸清孝監督は「選手は最後まで良く守ってくれた。チーム状況があまり良くなかったので、選手を入れ替えてフレッシュな選手を出したなかで、勝てたというのはチームの底上げにもなりますし、次のリーグに対していい雰囲気で臨めるのではないかと思います」と笑顔だった。
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2014年7 月14日 (月曜日)
天皇杯2回戦・FC東京は8対0で快勝、川崎フロンターレは延長戦の末、辛勝
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦が7月12日と13日に行われ、2回戦から参戦するJ1チーム、J2チームはホームスグラウンドなどで試合を行った。
FC東京は、秋田代表のブラウブリッツ秋田(J3)に8対0で大勝、J1の貫禄を見せたが、川崎フロンターレは、神奈川代表のY.S.C.C.横浜に先行を許し、延長戦の末に2対1で辛勝した。
写真=117分、決勝点を決め喜ぶ川崎フロンターレの選手たち(撮影 : 山本真人)
FC東京は、ホームの味の素スタジアムで18時から対戦。
カテゴリーの異なる対戦相手に両チームとも立ち上がりは慎重な試合運びだったが、11分にFC東京が相手ボールを奪うとMF三田啓貴(#8)が先制ゴールを決めたのを皮切りに、22分にFW河野広貴(#17)、26分にDF森重真人(#3)、29分にFWエドゥー(#11)と立て続けにゴールを量産した。
後半もFC東京は攻撃の手を緩めず、48分にDF太田広介(#6)、58分にエドゥーがこの日2点目となるゴールを奪った。さらにエドゥーと交替直後の62分にFW平山相太(#13)が7点目、84分にはやはり途中出場のFW渡邉千真(#9)が8点目を決めた。一方、秋田は10本のシュートを放ったものの、ペナルティーエリア手前のFC東京の堅い守備を最後まで崩せずノーゴールに終わり、大差となった。
川崎フロンターレは、ホームの等々力陸上競技場で19時から対戦。
川崎は若手主体のメンバー構成で試合に臨んだが、ボールは保持するもののフィニッシュの精度が足りず前半を0対0で折り返した。川崎はハーフタイムにFW安柄俊(#27)に替えて、レギュラー組のFW小林悠(#11)を投入。しかしYS横浜が54分、川崎DFの背後に抜けたボールをFW松田康佑(#9)が右足で決めて先制点を決めた。
カテゴリーの下のチームに負けられない川崎は、59分にMF可児壮隆(#26)に替えてMF大島僚太(#16)を投入、打開を図ったが、YS横浜の堅い守りを崩せず、79分にはW杯から戻ったFW大久保嘉人(#13)を送り出して攻勢に出た。それでもゴールが遠い状況が続いたが、アディショナルタイムが表示された直後に、DF小宮山尊信(#2)が同点ゴールを決めて、延長戦に持ち込んだ。延長戦でも、川崎は何度もチャンスを作るものの追加点を奪えない時間帯が続き、あわやPK戦突入かと思われた117分、FW森島康仁($9)がようやくゴールを決めて勝利、3回戦進出を決めた。
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2014年5 月13日 (火曜日)
川崎フロンターレの大久保嘉人選手がW杯ブラジルの日本代表に : FC東京は森重真人・権田修一の2選手
日本サッカー協会から5月12日、2014FIFWワールドカップブラジル大会に出場する23人のメンバーが発表された。川崎フロンターレからは、川崎サポーターだけでなくサッカー好きの多くの人から選出に期待がかかっていた昨年のJリーグ得点王のFW大久保嘉人選手が選出。FC東京からは、これまでの代表戦で呼ばれているDF森重真人選手とGK権田修一選手が選出され、両チームの広報を通して喜びや豊富が発表された。
川崎FはAFCアジアチャンピオンリーグラウンド16の第2回戦のため、12日にソウルに旅立つため記者会見ではなく広報を通しての発表となった。
大久保選手は「日本代表に選出され、正直、選ばれなくて当然だと思っていたのでまだ実感がわいていません。これからいろいろ考えていきます。日本代表として戦うからには優勝を目指してやっていきたいです。
先発でも途中からでもこだわっていない。攻撃的なサッカーはフロンターレと同じです。
フロンターレでプレーしていることと同じことをやっていけばいいと思っています。
昨年、川崎フロンターレに移籍して本当に良かった。サッカー選手として、ストライカーとしてさらなる成長をさせてもらいました。チームメイト、クラブスタッフ、そしてどんな時でも支えてくれているフロンターレサポーターのみんなに感謝をしたいです。天国で見守って後押しをしてくれたお父さん、そしてお母さんや妻や子どもたちをはじめ、たくさんの人たちに支えてもらいここまで来ました。本当に感謝したいです。
代表に入るという目標は達成しました。次の目標は日本代表としての優勝です。全力で頑張っていきます」
FC東京は、日本サッカー協会の発表後にホームスタジアムの味の素スタジアムで会見を開いた。
森重選手は「メンバーに選出されて、補雲洞にうれしく思います。いろいろな肩に助けてもらいながら、また迷惑をかけながら成長してこられたと感じています。そのようなたくさんの方々に感謝し、FC東京の代表としてきろいろなものを背負って戦ってきます」。権田選手は「今までボクを支えてくれたかぞく、志津社、チームメイト、すべての人にこの場を借りてありがとうと言いたいと思います。すべてのサッカー選手の夢であるワールドカップの代表に選ばれたことをうれしく思うと同時に、責任を感じています。自分の持てる力のすべてを日本ために出し尽くしてきたいと思います」と話した。
日本代表は5月21日から25日まで鹿児島県指宿市でトレーニングキャンプの後、25日に東京の国立代々木競技場第一体育館で壮行会、27日19時30分からに埼玉スタジアム2002でキリンチャレンジカップ2014でキプロス代表と壮行試合を行う。その後、29日から6月6日までアメリカのフロリダでトレーニングキャンプを行う。トレーニングキャンプ中にはコスタリカ代表とザンビア代表と国際親善試合を行い、6月7日にブラジルに移動する。
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2013年10 月19日 (土曜日)
10月21日に等々力でアメフト「多摩川ダービー」:富士通と鹿島が頂上決戦
川崎市中原区の等々力陸上競技場で10月20日19時から社会人アメリカンフットボール・XリーグEASTディビジョン5節で富士通フロンティアーズと調布市に練習場を持つ鹿島ディアーズが対戦する「多摩川ダービー」が行われる。両チームとも全勝で、得失点差で富士通はEASTディビジョンの1位、鹿島は2位となっており、この試合は頂上決戦となる注目のカードだ。
Xリーグでは多くの人にアメリカンフットボールの楽しさを知ってもらおうと、この試合を「多摩川ダービー」と名付け、チラシを作成して川崎市内のイベント会場などで配布して観戦を呼びかけており、当日試合前には、最寄りの武蔵小杉駅から無料シャトルバスを運行する。また、来場者から抽選で9人にXリーグオフィシャルボールをプレゼントする。両チームとも企業チームで、練習場が富士通は川崎市高津区、鹿島は調布市菊野台にあるため、多摩川を挟んでのダービーとして位置づけた。
今シーズン限りで活動を休止する鹿島は春のパールボウルを富士通を破って優勝、春秋の制覇をめざす。対する富士通は春のパールボウルの雪辱を果たし、日本一をめざしているだけに、両チームとも全力で勝利をめざしている。
入場は前売り1000円(当日1200円)、高校生以下無料。
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2013年5 月 1日 (水曜日)
Jリーグ・川崎フロンターレが多摩川クラシコでFC東京に完封負け
Jリーグ第8節の試合が4月26〜28日に行われ、第2日程の川崎フロンターレはアウェーの味の素スタジアム(調布市西町)でFC東京と対戦、2対0と完封負けし15位に後退した。
写真(撮影 : いずれも山本真人)=FC東京のGKに防がれる川崎FW矢島のシュート
多摩川を挟んだライバル対戦「多摩川クラシコ」の21回目。過去の対戦成績は川崎の9勝5分6敗とやや優位に立っており、アウェーにもかかわらず川崎から多くのサポーターがかけ付け、合わせて26,555人の観客が互いに応援合戦を繰り広げた。
川崎は司令塔MF中村憲剛(#14)に加え、前節負傷したMFレナト(#10)とMF登里享平(#23)を欠いたが、DFジェシ(#3)が復帰、公式戦の連勝を伸ばすとともに、リーグ戦の2勝目をめざした。一方のFC東京は、クラシコで2009年からホーム3連敗しており、ライバルに勝ってリーグ戦で2連勝して上位進出を果たしたいところだ。
試合は、立ち上がりはほぼ互角の戦いだったが、川崎はラストパスがつながらずチャンスを生かせず、一方のFC東京もシュートが打てない時間が続いた。しかし、22分にFC東京のFWルーカス(#49)が放った、この日のチームファーストシュートがゴールを割り先制 (写真左)。川崎も反撃に出たが相手の好守でゴールを奪えず0対1で折り返した。
後半は、組織的に守備を固めるFC東京が試合をリード、65分にカウンターからMF東慶悟(#38)が追加点を決めた。川崎は選手を交替しシステムを変えるなどして攻撃したがチャンスを作れず、後半わずか2本のシュートも枠を捕らえられず無得点に終わった。
川崎の次のホーム試合は5月3日19時から名古屋グランパスと対戦する。
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2012年9 月26日 (水曜日)
Jリーグ・川崎フロンターレがFC東京を2対1で下す : 20回目のクラシコ
Jリーグ26節9試合が9月22日に行われた。川崎フロンターレは調布市の味の素スタジアムでFC東京と対戦、2対1で勝利し19節(7月28日)以来の勝ち星を手に入れた。
写真=46分、川崎FW楠神順平#16の先制ゴール(撮影 : 山本真人)
20回目となる「多摩川クラシコ」は、前日からさまざまなイベントが催され、味の素スタジアムは34,822人の観客で埋まり、試合前から熱い応援を繰り広げた。川崎のホーム等々力で行われた前回のクラシコ(第5節)は、FC東京が1対0で勝利し、川崎の相馬直樹前監督が退陣するきっかけになっており、川崎としてはリベンジを果たしたいところ。
試合は、前半にFC東京がボールを支配し何度もチャンスを作り9本のシュートを打ったが、川崎のGK杉山力裕#1やDF陣の好守に阻まれゴールを割れず、前半を0対0で終えた。
川崎はハーフタイムでFWと両サイドバックの位置取りなどを修正、それが功を奏して後半開始直後の46分にFW楠神順平#16が先制のゴールを決めた。さらに54分にFC東京のファウルで得たフリーキックのチャンスにMF中村憲剛#14があげたボールをDFジェシ#5が頭で合わせ、自身リーグ戦初ゴールとなる追加点をあげた。
クラシコで負けられないFC東京はここから反撃、川崎の杉山らの好守備で得点できなかったが、交代で入ったFWエジミウソン#9が88分に川崎のミスボールをつないでゴール。さらに5分のアディショナルタイムに猛攻を仕掛けたが、川崎が体を張って逃げ切った。
2012-09-26 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, e)調布市, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)