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2014年8 月23日 (土曜日)
天皇杯3回戦・FC東京は松本山雅FCに2対0で快勝、川崎フロンターレは愛媛FCに0対1でまさかの敗戦
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦の8試合が8月20日に各地で行われた。
FC東京は松本山雅FC、川崎フロンターレは愛媛FCとともにカテゴリーがひとつ下のJ2チームとホームスタジアムで対戦し、FC東京は2対0と順調に快勝して次にコマを進めたが、川崎Fはミスから失点して0対1と無得点で敗退し、悲願のタイトル取りの可能性を1つ失った。
写真=41分、FC東京のFW河野広貴(#17)が先制
FC東京の対戦相手の松本は、現在自動昇格の2位と好調を維持しており、平日のナイターにも関わらず松本サポーター約2,000人が駆けつけ(写真左)、味の素スタジアムには9,446人が観戦した。
週末リーグ戦を控えタイトな日程だったが、両チームともメンバー変更は少なく、試合は立ち上がりから両チームとも攻撃的で好守の切り替えが早い展開で進んだ。互いにビッグチャンスを作る一進一退の攻防が続いたが、41分にFC東京のFW河野広貴(#17)が先制ゴールを決め、前半を1対0で折り返した。
後半FC東京は52分にFWエドゥー(#11)に替えFW平山相太(#13)を投入、これが効奏し54分に平山が追加点を決めた(写真右)。その後、FC東京が主導権を握り松本の攻撃の目をつみとり試合を優位に進め、チャンスを作り出すがゴールは生まれず、無失点で勝利した。
試合後の会見で松本の反町康治監督は「後半は相手に翻弄された。我々は現在J2で良い順位にいるが、J1との差を感じさせてくれ、FC東京には感謝したい。90分で終わり退場者やけが人がでなかったことをポジティブに受け取り、まだ上がいることという気持ちでトレーニングにはげみたい」とさばさばとした表情で話した。一方のFC東京のマッシモ・フィッカディティ監督は「松本はJ2で非常に良い結果を残しているので、しっかりと臨んでくると思っていた。その予想どおりの試合の入り方になった。試合を通して自分たちのマネジメントができた」と笑顔だった。
川崎Fの対戦相手の愛媛は17位と低迷しているが、天皇杯は2007年にベスト8まで勝ち進んだ経験を持ち、この時の対戦相手は、F川﨑で2対0で川﨑が勝利した。等々力陸上競技場には5,104人が来場した。
川﨑Fは、スターティングメンバーは直前の試合と総入れ替えで、スタメン組のMF大島僚太(#16)、FW小林悠(#11)ら4人がベンチ入り、一方の愛媛も直前の試合と総入れ替えでスタメン組が6人がベンチ入りした。
試合は、川﨑Fのパスの精度がいまひとつでなかなかリズムに乗れない状態が続き、愛媛のチャンスをしのぐ状態が続いた。34分に愛媛が川﨑Fからボールを奪いFW表原弦太(#24)が先制ゴールを奪った。川﨑Fは反撃するものの、ゴールまでいかず前半を0対1で折り返す。
川﨑Fはハーフタイムで選手を2人入れ替え大島と小林を送り出し、ボールが回り始めてチャンスはつくるもののパスとフィニッシュの精度が足りない。川﨑Fは引いて守る愛媛のカウンターに危ない場面もありなんとかしのいだが、後半だけで愛媛の4本のシュートに対し11本、CKも愛媛4回に対し6回と数字の上では得点チャンスを上回ったものの、ゴールネットを揺らすことができず完封負けを喫した。
試合後の会見で川﨑Fの風間八宏監督は「今日のスタメンは期待して出したが、智恵と技術をつけてもらいたい」と話したのに対し、愛媛の石丸清孝監督は「選手は最後まで良く守ってくれた。チーム状況があまり良くなかったので、選手を入れ替えてフレッシュな選手を出したなかで、勝てたというのはチームの底上げにもなりますし、次のリーグに対していい雰囲気で臨めるのではないかと思います」と笑顔だった。
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