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2015年5 月 4日 (月曜日)
Jリーグ・川崎フロンターレがFC東京に1対2 : 退場響き、逆転負け
明治安田生命J1第9節の9試合が5月2日に各地で行われ、川崎フロンターレは調布市西町の味の素スタジアムでFC東京と対戦した。川崎Fは21分にFW大久保嘉人 (#13)がキングカズこと三浦知良(FC横浜)選手を超えるJ1歴代4位、通算140ゴールで先制し川崎サポーターを喜ばせたが、1人退場となった後の71分と87分にセットプレーから2失点で逆転され2連敗した。
写真=87分、FC東京に逆転され気落ちする川崎Fの選手(撮影 : 山本真人)
多摩川を挟む隣町ダービー「第25回多摩川クラシコ」の対戦で、過去のリーグ戦対戦成績はフロンターレの10勝7分け7敗、昨シーズンは1勝1分け。前節までの成績はFC東京が3位、川崎Fが5位で、川崎はリーグ1の17得点に対し、FC東京は首位の浦和と並ぶ4失点とそれぞれの持ち味で上位に付けている。試合は、ゴールデンウィークの後半初日に加え、大久保が140本目のゴールを決めたらカズダンスを披露すると宣言しており、川崎側からも多くのサポーターが訪れ、42,604人とクラシコとして最高の入場となった。
試合は、川崎Fのリズムではじまりチャンスをつくるが、FCの堅い守りに阻まれフィニッシュのタイミングが合わずなかなか得点が生まれなかった。21分の直接フリーキックでMF中村憲剛(#14)のパスに大久保が頭で合わせて先制。大久保が東京ゴール近くのメインスタンドに向かってMFレナト(#10)と中村とともにカズダンスを踊った。その後、中盤でボールを奪い合う攻防が続くが、前半を1対0で折り返す。
FC東京はハーフタイムにFW河野広貴(#17)に替え、MF東慶悟(#38)を投入して攻勢を強めてチャンスを作り出し、川崎Fも相手ゴールに迫るがFC東京の好守に阻まれ追加点が奪えない状態で一進一退の攻防が続いた。
すると64分、FC東京のFW武藤嘉紀(#14)のドリブル突破を止めた川崎FのDF車屋伸太郎(#20)がこの日2枚目のカードをもらい退場。川崎Fは67分にFW船山貴之(#15)を下げDF角田誠(#3)を投入したが、ピンチに続き71分にフリーキックを与え、DF太田宏介(#6)に直接決められ同点となった(写真右下 : 撮影=山本真人)。
数的優位に立つFC東京はさらに攻勢を強め川崎Fがしのぐ時間が続いたが、87分に太田のフリーキックを川崎Fのマークを外した武藤に頭で合わせられ逆転された。川崎Fは89分にDFエウシーニョ(#18)に替えFW杉本健勇(#9)を投入したが、追加点は奪えず敗戦した。
ダービーマッチで熱くなることもあり、FC東京は4枚、川崎Fは3枚と多くのカードが出されたが、川崎は車屋の退場が響く結果となった。
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