2006年6月21日

狛江駅前で昭和30年代の小田急線の写真展

060621dennsya_1小田急線開業当時に使われた車両を改造した荷物電車や踏切が見える狛江駅など懐かしいモノクロを集めた「昭和30年代の小田急線の鉄道写真展」が6月23日から29日まで 小田急線狛江駅北口の泉の森会館2階ギャラリーで開かれる。

写真=和泉多摩川〜狛江駅間を走る荷物電車1100系(昭和34年・生方良雄さん撮影)

「狛江のまちを考える会(稲田幸一郎代表)」が、田園風景の広がる多摩地区が東京郊外の住宅都市へと発展していく様子をまちづくりの参考と催すもの。昭和30年は狛江が村から町制になった翌年で、小田急沿線はこの10年間で住宅地へと大きく様変わりし、鉄道の輸送力も年を経ることに右肩あがりにアップした時代だ。
展示写真は、狛江市の吉原実さんら「小田急電車を撮る会」(生方良雄代表)が撮影した新宿〜向ヶ丘遊園間を走る客車、線路、駅舎など約20点とまちを考える会が集めた駅前や当時の沿線の風景写真約10点を展示。このほか、登戸駅や向ヶ丘遊園駅など駅名が変遷なども紹介する。
入場は無料で、展示時間は午前10時から午後6時。問い合わせは電話03(3430)5444泉の森会館。

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2006年6月18日

岩戸親睦会が30周年記念に車イス17台を狛江市に寄贈

06061801 体の不自由な人やお年寄りなどのために役立ててと、狛江市の岩戸親睦会(秋元防人会長)が創立30周年を記念して6月17日、狛江市に車イス17台を贈った。

写真=狛江市に贈られた車イス

06061802 同会は1977年に青年団を母体として発足、年齢を問わず岩戸地域の住民が交流し、イベントなどの活動を通してきずなを深めようと活動を続けてきた。現在、185人が会員となり、盆踊りや秋祭り、元日のもちつきなどの中心的な存在として「縁の下の力持ち」役を果たすとともに、ハイキングやゴルフなどを通じて会員同士が親睦を深めている。
岩戸地域センターで催された17日の式典には会員や地元関係者など約80人が出席した。席上、秋元会長から矢野裕市長に車イス17台分の目録が手渡され、矢野市長は「この車イスは岩戸親睦会の地域への温かい配慮の表れ。大切に活用させていただきます」と喜んでいた。
秋元会長は「これまでの周年行事では会員へ記念品を配ってきたが、これを返上して地域のためになるものをと車イスを市に贈ることにしました」と話すとともに「会員の高齢化や人員の確保などの課題はありますが、地域のコミュニティーづくりのためにこれからもがんばります」と抱負を語っていた。
06061803 会場では、地元の岩戸ばやし保存会による獅子舞などが披露され、参加者たちはなごやかに歓談しながら、交流を深めていた。

写真左上=矢野市長(右)に車イスの目録を手渡す秋元会長

写真右下=岩戸ばやし保存会の獅子舞

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2006年6月17日

川崎市多摩区の登戸駅が一新:南北自由通路とペデストリアンデッキも開通

060617noborito02 川崎市北部の交通の拠点−多摩区のJR南武線の登戸駅と南北自由通路が一新され、6月17日午前4時から利用が始まった。午前11時30分からは駅舎と自 由通路、小田急線と南武線を結ぶペデストリアンデッキの開通記念式典が催され、阿部孝夫市長らテープカットを行って完成を祝った。

写真=開通したペデストリアンデッキとJR南武線登戸駅(後方)

写真ニュース:新しい登戸駅の様子を見る>>

060617noborito01 南北自由通路のJR南武線改札口の向かい側で催された式典には関係者など43人が参列した。乗降客らが見守るなか、阿部市長が「完成まで長くお待たせしたが、ようやく開通することができました。登戸駅は1日約18万人が利用する拠点駅になりましたが、近くに市立多摩病院や生田緑地などがあり、区画整理事業も進行中で、北部の一大拠点の中心としてさらに発展を期待します」とあいさつした。
この後、阿部市長、矢沢博孝・市議会議長、川崎善太郎・多摩区長会連合会会長、福井勝弘・JR南武線登戸駅長、小清水保男・小田急線登戸駅長の5人が紅白のテープにはさみを入れた。
登戸駅を訪れた乗客の多くが、がらりと変わった駅の姿に驚いた様子。「明るくて見違えるようにきれいになった」「改札口や切符の売り場も広いし、乗り換えが便利になった」などと話し、なかには携帯電話を取り出して写真を撮る女子高生などの姿も見られた。
この日も電車で来たという阿部市長も「私自身も登戸駅をよく利用するので、利用者の皆さんに喜んでもらえてうれしい。これによって、周辺の再開発にもはずみがつくのでは」と喜んでいた。
南武線登戸駅西側の踏切は、ラッシュ時間帯には1時間に38分も遮断機が下りたままの「開かずの踏切」となっていたが、南北自由通路の開通によって、歩行者は待たずに南武線を横切ることができるなど、地域の一体化がはかられる。また、引き続き、駅北側を走る都市計画道路小杉菅線を立体交差する歩行者用の通路も今年度中に造られることになっており、多摩川を訪れる人などにも歓迎されそうだ。

写真左=テープカットをして完成を祝う阿部市長(中央)ら

関連記事:川崎市の登戸駅南北自由通路とペデストリアンデッキが6月17日から利用開始


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2006年6月14日

川崎市の登戸駅南北自由通路とペデストリアンデッキが6月17日から利用開始

06061401noborito 川崎市多摩区のJR南武線登戸駅の橋上駅舎と南北自由通路、小田急線と南武線を結ぶペデストリアンデッキがこのほど完成、6月17日から利用が開始され、乗り換えや街の通行が便利になる。
この日は午前11時30分から開通記念式典が催され、阿部孝夫市長らがテープカットをして、開通を祝う。

写真=右側がJR南武線登戸駅、中央がペデストリアンデッキ、奥が小田急線

06061402noborito この登戸駅駅舎改良・南北自由通路整備事業は、川崎市が2004年2月から約55億円をかけて工事を進めているもので、自由通路の設置によって地域の分断を解消し、地域の一体化などをはかるとともに、小田急線と南武線との乗り換えなどが便利になり、市北部の交通の要衝としての機能が強化される。
完成した自由通路は、南武線の上をまたいで北側の多摩川口と南側の生田緑地口を結んでおり、幅15m、長さ約40m、地上との高低差7mで、エレベーター1基とエスカレーター2基が設けられている。
JR登戸駅の橋上駅舎は地上3階建て、のべ床面積1,700平方m。壁面の多くをガラス張りにした明るい雰囲気で、2階に自由通路に面して改札口があり、1階のホームとの間にエレベーター2基、エスカレーター4基が設置してあるほか、多機能トイレも作られた。
06061403noborito ペデストリアンデッキはJR登戸駅の生田緑地口側に自由通路と連続するように造られ、長さ約54m、幅約13m、地上との高低差7mで、雨の日もぬれないように屋根で覆われ、エレベーター2基とエスカレーター4基が設置されている。このデッキの完成で、朝夕のラッシュ時には乗り換えの人波で埋まった混雑が大きく緩和されそうだ。
今後は仮設階段の撤去などの工事を実施し、ことし10月末に工事を終わる予定。さらに、駅北側を走る都市計画道路小杉菅線の歩行者用の立体横断施設(幅4m、長さ約40m、エレベーター1基)と、歩道部シェルター(幅約4m、長さ約26m)の建設工事、同線の歩道と車道の改良工事を2007年度に行う。
これと合わせ、JRが物販や飲食店、行政サービスコーナーなどが入る登戸駅ビル(地上3階建て、のべ床面積1,500平方m)を建設しており、ことし12月にオープンする。
また、小田急電鉄が新駅舎(地上3階建て、のべ床面積1,240平方m)の建設と、向ヶ丘遊園・和泉多摩川間約1.4kmの3線化(上り2線、下り1線)の工事を2008年度末を目標に進めており、これらの工事が終わると、登戸駅周辺は北の玄関口として大きく変容をとげることになる。

写真左上=JR南武線登戸駅の生田緑地口
写真右下=JR南武線登戸駅駅舎
写真提供=川崎市まちづくり局(5月31日撮影)

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