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2019年2 月22日 (金曜日)

Jリーグ 川崎フロンターレがゼロックスカップ初優勝 : 浦和レッズに1対0の完封勝利

190216frontale-3Jリーグ開幕を前にゼロックスーパーカップが2月17日に埼玉スタジアム2002で開かれ、リーグ2連覇で2年連続出場の川崎フロンターレと、天皇杯覇者で2年ぶり5度目の出場の浦和レッズが対戦した。試合は川崎Fが新加入のFWレアンドロ ダミアン(#9)のゴールで1対0で勝利、初優勝を飾った。川崎Fは目標とする4冠のうち、1つ目のタイトルを取り、開幕戦に弾みをつけた。

写真(撮影 :山本真人)=ゼロックスカップ初優勝を喜ぶ川崎フロンターレの選手

190216frontale-1シーズン開幕を控え強豪同士が激突する注目カードで、浦和サポーターにとってはホームスタジアムでの試合となることもあり、試合前日にチケットが完売。会場には両チームのサポーターをはじめスタジアムは多くのサッカーファンで埋まり、1994年から始まった同大会で過去2番目となる52,587人が入場した。
川崎Fは、昨年のレギュラー組に加え、新加入のDFマギーニョ(#26)とダミアンがスタメンで出場。浦和も、FW杉本健勇(#14)とMFエヴェルトン(#8)の2人の新戦力が先発に名を連ねた。
190216frontale-2試合は序盤から川崎Fが積極的な攻撃を展開。ボールを奪われてもMF守田英正(#6)やMF大島僚太(#10)らが浦和の選手に激しいプレスをかけてボールを取り返し(写真左上)、川崎Fペースで試合を運び、何度もチャンスを作った。川崎Fは30分過ぎからゴールネットを2度揺らしたが、いずれもオフサイドの判定となり、前半をスコアレスドローで折り返した。
浦和はハーフタイムに新加入の2人を下げ、FWアンドリュー ナバウド(#19)とMF阿部勇樹(#22)を投入してボール保持に努めたが、川崎Fのプレスに阻まれ、チャンスを作れなかった。すると川崎Fは52分に相手ゴール前で浦和の守備陣がクリアしたこぼれ球にダミアンが素早く反応、ダイレクトで強烈なシュートを放ち先制した(写真右)
川崎Fはその後も押し気味に試合を進め、70分にはマギーニョとMF中村憲剛(#14)を下げ、MF齋藤学(#19)と新加入のDF馬渡和彰(#17)を投入。試合の主導権を握り、浦和の攻撃を封じ込めた。シュート数は川崎Fの12本に対し、浦和は前半の1本に抑えた。
190216frontale-4選手交代が5人まで認められたため、川崎Fは、79分に守田とダミアンに替え、MF田中碧(#25)とFW知念慶(#20)を投入、88分にFW小林悠(#11)を下げて阿部浩之(#8)をピッチに送り出してコンビネーションを試すなど、余裕の采配を見せた。
鬼木達監督は「アウェーの雰囲気だったが、川崎から多くのサポータ-が駆けつけホームゲームのようにしてくれたことに感謝したい。選手には決勝戦のように戦おうと言って送り出したが、最後まで粘り強く戦ってくれた」と笑顔を見せながらも「開幕戦に向かってしっかり準備したい」と気を引き締めていた。
開幕戦は2月23日14時から等々力競技場でFC東京と多摩川クラシコとして対戦する。