2022年3 月11日 (金曜日)
桐光学園高校の板戸耀央さんに春の甲子園で国歌独唱の大役:学生音コン声楽の部で優勝
川崎市麻生区栗木の桐光学園高等学校3年生の板戸耀央さん(いたど・あきひろ・18歳)=神奈川県大和市=が3月18日に開幕する第94回選抜高等学校野球大会(日本高等学校野球連盟、毎日新聞社主催)の開会式で国歌を独唱する。板戸さんは同校合唱部に所属し、2021年12月に横浜市で催された第75回全日本学生音楽コンクール(学生音コン)(毎日新聞社主催)の声楽部門高校の部で優勝し、この大役を射止めた。3月11日に同校で開かれた記者会見で板戸さんは「『うれしい』という言葉で表現できないほど喜びと重みを感じています。当日は今まで支えてくれた人への感謝の気持ちと、出場する選手たちへの応援の気持ちをこめて歌いたい」と意欲をみせている。選抜大会の国歌独唱は、このところ全日本選手権学生音楽コンクール声楽部門高校の部の優勝者が担当している。
写真=板戸さん
板戸さんは、ピアノ教師をしている母の影響で、幼い頃から歌とピアノに親しんだ。4歳上の兄が桐光学園へ進んだ縁で中等部へ入学。板戸さんの素質を見抜いた合唱部顧問の上田武夫教諭に誘われて同部へ入った。パートはバリトンで、先輩の声に魅せられて歌う楽しさを覚えて中学3年頃から声楽家を志した。高校に進んでからは、東京藝術大学出身でウィーンに留学、声楽指導者としても活躍している上田教諭の指導を受けてきた。学生音コンは2年生に続いて2回目の出場で最高の栄冠を獲得した。板戸さんは出演順が最後で、歌い終わってすぐに成績発表があり緊張感が残っていたため、すぐには優勝の喜びを感じなかったと振り返っている。
また、高校野球開会式について「当日に向けて練習を重ねています。すごく広い会場で歌うことを思うと、緊張して倒れたら大変だと心配ですが、本番には強いので、歌い始めれば大丈夫です。まず自分が楽しめるように歌いたい」と話している。
東京藝術大学音楽学部に入学が決まっており、今後はこの経験に恥じない歌手になりたいという。現在の好きな曲は、いずれもモーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」。
会見に同席した上田教諭は「本校は普通科なので、音大を目指す生徒たちには舞台経験を積むために多くのコンクールへ積極的に出場するように勧めています。近年は、本校から音大へ進む生徒が増え、東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターの依田真宣さんら音楽界で活躍するOBも増えています」と話している。
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2022年1 月 7日 (金曜日)
川崎市麻生区で七草がゆの会:残雪の中、約400人がふるさと麻生の味に舌鼓
川崎市麻生区役所広場で1月7日、「あさお古風七草粥(がゆ)の会」が催され、麻生区産の米や野菜で作った春の七草がゆが家族連れやお年寄りなど約400人に振る舞われた。前日の雪が残る中を訪れた人たちは手作りの温かい「ふるさとの味」を楽しんでいた。
写真=粥を味わう人
七草粥の会は、麻生区文化協会(菅原敬子会長)が地域の食文化を多くの市民に味わってもらおうと2004年から麻生区役所と共催で毎年1月7日に開催しており、今回で18回目を数える同区の新年の風物詩だ。昨年は新型コロナウイルス感染症のため初めて中止となったが、ことしは「無病息災を祈る伝統行事なので、ぜひ実施したい」と昨年秋に関係者間で協議。三密を避けるため、例年の半分の500食に減らし、時間を小まめに区切って整理券を配布、対面を避け、一方を向いて黙食するなどといった感染対策のガイドラインを決めて、準備を進めてきた。
会場となった区役所と麻生市民館の間の広場は、前日午後から降った雪が数センチ積もったが、区職員やボランティアらが7時30分頃から雪かきをして間に合わせた。
同区は坂が多いこともあり、例年より客足が遅かったが、午前10時30分の受け付け前には整理券を求めて並ぶ人の姿が見られた。訪れた人たちは、和服にかっぽう着姿の文化協会の女性らがよそった七草がゆを受け取り、「春の香りが楽しめて、おいしい」などと話しながら味わっていた。
かゆ作りに使われたのは、同区黒川の米と、会員が5日に古沢でつんだセリやナズナ、片平産のカブや大根などで、前日に会員らが準備をし、当日午前9時前から麻生市民館調理室でかゆを作り、早野聖地公園のボランティアが里山活動で作った炭で焼いたモチを入れた。
会場には、七草を植えた鉢を展示したほか、かゆができるまでの作業の写真をパネルで展示した。
また、市民館入り口横の屋外ステージで、「麻生童謡を歌う会」が正月にちなんだ唱歌などを披露、羽根つきやカルタ取りも行われた。
主催者は「雪の影響もあったが、ゆったりと伝統の味を楽しんでもらえて良かった」と話していた。
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2021年12 月22日 (水曜日)
川崎市麻生区が桐光学園へ応援の檄布 : 全国大会出場のサッカー部・男子バスケ部
川崎市の三瓶清美麻生区長らが12月20日、第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会と第100回全国高等学校サッカー選手権大会に神奈川県代表として出場する同区栗木の桐光学園高等学校を訪問、スポーツパートナーの川崎ブレイブサンダース、川崎フロンターレの選手と福田紀彦市長や同区職員、区民が寄せ書きした応援用の檄布(げきふ)を両部のキャプテンに手渡して、大会での活躍を祈った。
写真=檄布をもつ左から小塚良雄理事長、サッカー部・鈴木勝大監督、山市秀翔キャプテン、三瓶清美麻生区長、バスケット部・山市秀翔キャプテン、髙橋正幸監督、中野浩校長
全国大会に出場する選手たちを地元ぐるみで励まそうと行われたもので、三瓶区長と同区職員3人が同高を訪れた。
同区では同高の男子バスケットボール部とサッカー部の全国大会出場が決まってから、「桐光学園バスケット部(サッカー部) めざせ頂点! 川崎市麻生区民の願いを込めて」の文字を入れた縦90cm、横135cmの応援幕を区で準備、福田市長や副市長らに「目指せ頂点!!」などのメッセージをもらった。今回は、プロ選手からもメッセージをもらおうと初めて両チームの事務所に依頼したところ快諾を得、ほとんどの選手から応援の言葉を書いてもらった。「仲間を信じて頑張れ」という三瓶区長の言葉をはじめ区の職員も応援の言葉を書き込んだ後、12月13日から17日まで区役所2階ロビーに置き、区民からのメッセージも集めた。
この日、視聴覚室で行われた壮行会を兼ねたセレモニーには両部の選手や小塚良雄理事長らが出席、中野浩校長が各部の神奈川県大会の成績や監督を紹介した。
バスケットボール部(髙橋正幸監督、部員29人)は、1回戦はアレセイア湘南高等学校に70-65、準決勝は神奈川県立上溝南高等学校に79-60、決勝は湘南工科大学附属高等学校に85-74で勝利し、2年連続7回目のウインターカップを果たした。昨年は部員から新型コロナウイルス陽性者が出たため、出場を辞退しており、その悔しさをバネに今年の県大会を勝ち進み、2年分の思いをコートにぶつける。過去最高の成績は2012・2016・2018年のベスト8。
サッカー部(鈴木勝大監督、部員52人)は、2回戦からの参戦で横浜隼人高等学校に3-0、3回戦は星槎国際高等学校湘南に4-0、準々決勝は川崎市立橘高等学校に2-1、準決勝は東海大学付属相模高等学校に1-0、決勝は相洋高等学校に2-0で勝利し、2018年以来3年ぶり12回目の出場を果たし、記念すべき100回大会の制覇を目指す。2019年に高校総体(インターハイ)で初優勝したが、選手権大会では1975年の準優勝が最高だ。
三瓶区長は「両チームとも、出場は厳しい練習のたまもので改めて敬意を表すとともに、学校や家庭の支援の成果だと思う。麻生区はスポーツの街を掲げてまちづくりに取り組んでおり、スポーツを通じて街に愛着と誇りを持ち、活性化につなげたい。桐光学園の実績はすばらしい財産になっています。皆さんは麻生区、川崎市、神奈川県の代表として正々堂々とこれまで練習してきた力を全て出し切って優勝を目指してほしい。特にバスケットボールは昨年の思いをぶつけてほしい。私も決勝まですべてスケジュールを組んで応援に行ける体制を調え、決勝まで応援しますので、ぜひ頑張ってください」とエールを送った。
その後、サッカー部の山市秀翔キャプテン(3年)は「大会では夢や勇気を与えられるようにしたい。記念大会で全国制覇して優勝旗を持ち帰り、桐光の歴史を変えたい」と意気込みを語った。
バスケット部の前田健冴キャプテン(3年)は「チームの特徴である堅守を志し、昨年の悔しい思いがあるのでチーム最高成績のベスト8を目指します。神奈川県を代表してサッカー部とともに桐光学園を盛り上げていけるよう頑張るので応援をよろしくお願いします」と挨拶した。
最後に小塚理事長が「伝統の檄布ありがとうございます。私の記憶でサッカーとバスケが同時に代表となるのは初めて。コロナ渦で悶々としている2年目でこのような形で空気を変える力になれると思います。麻生区・市・神奈川県から支援していただけるのはうれしい。サッカー部からは100回という記念すべき大会に優勝するという強い意志を感じ取りました。バスケ部は、昨年、新型コロナウイルスの陽性者が出て気持ちの整理するのが大変だったと思いますが、先輩の悔しい思いをぶつける機会を得たことをパワーにして頑張ってほしいと思います。檄布のプレゼントが後輩にも伝達できるよう、良い結果と今後の歴史を作ってくれるよう願っています」とお礼とともに選手たちを激励した。
バスケットの初戦は12月24日17時20分から東京都渋谷区の東京体育館で大阪代表の大阪桐蔭高等学校と対戦、前田キャプテンは「相手に合わせるのではなく、どれだけ自分たちのプレーができるかという気持ちが大切」と意気込んでいた。
サッカーは12月29日12時5分から川崎市中原区の等々力競技場で沖縄代表の県立西原高校と対戦、山市キャプテンは「ひとつひとつのプレーに気持ちを入れて表現し見ている人にも伝わるプレーで先輩ができなかったことをなしとげたい」と抱負を語った。
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2020年10 月 3日 (土曜日)
Jリーグ16節・川崎フロンターレが横浜FCに3対2で勝利 : カズや憲剛らレジェンド4人が対決
Jリーグ第18節が9月23日に行われ、川崎フロンターレはホームの川崎市中原区等々力の等々力陸上競技場に横浜FCを迎えて対戦、3対2で競り勝ち6連勝を果たした。
写真(撮影:桑山輝明)=J1最年長出場記録を更新した横浜FCの三浦知良選手の突破を阻む川崎FのMF守田英正選手
神奈川ダービーとなったこの試合には、横浜FCからキングカズこと53歳の三浦知良(#11)が13年ぶりにJ1のピッチに立ち、J1最年長出場記録を大幅に更新。さらに42歳のMF中村俊輔(#46)、39歳のMF松井大輔(#22)がスタメンに起用された。川崎Fからも39歳のベテランMF中村憲剛(#14)が今季初スタメンを果たし、レジェンド4人の対決に注目が集まった。
相手の出方をうかがうように始まった試合は、徐々に首位の川崎Fがボールを支配、22分にMF田中碧(#25)が、中村俊と松井を振り切って先制ゴールを決めた(写真右)。途中から雨も降り始めたが、その後も川崎Fが優位に試合を進め、前半を1対0で折り返した。
川崎Fはハーフタイムで中村憲とFWレアンドロ ダミアン(#9)に替え、FW小林悠(#11)とMF三笘薫(#18)をピッチに送ると、この交代が功を奏し、後半開始直後にペナルティーエリア前の小林のパスからFW旗手怜央(#30)が追加ゴールを決め、リードを広げた(写真左)。横浜FCもその2分後に中村俊のコーナーキックをDF小林祐希(#4)がゴールを決め1点差に迫った。横浜FCは56分にカズ、60分に松井と中村俊に替えてMFレアンドロ ドミンゲス(#40)らを投入して攻撃力を増強、攻守が入れ替わる展開となった。しかし、川崎Fは67分に旗手が相手GKをかわしてこの日2点目となるゴールを決めて再び2点差となったが、横浜FCはレアンドロ ドミンゲスのパスを受けたMF佐藤謙介(#8)が追加点を奪い1点差とした。横浜FCはさらに攻撃を続けたが、川崎Fがディフェンス陣の踏ん張りでこれをしのぎ1点差で勝利した。
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2020年8 月11日 (火曜日)
Jリーグ 川崎フロンターレが湘南ベルマーレに3対1:2試合連続で逆転勝ちし6連勝
Jリーグ第7節が7月26日に行われ、1位の川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場に15位の湘南ベルマーレを迎えて対戦。川崎Fは後半に先制されたが、すぐに今シーズン湘南から移籍したDF山根視来(#13)が同点ゴール。さらに今季入団のFW三笘薫(#18)のリーグ戦初ゴールで逆転、MF田中碧(#25)が追加点を決めて3対1で逆転勝ちした。
写真(撮影 :桑山輝明)=61分、DF山根視来(#13)が同点ゴール
今節はサンフレッチェ広島・名古屋グランパス戦が、名古屋に新型コロナウイルスの感染者が出たため、急きょ試合延期となり、残り8試合が行われた。
神奈川ダービーとなった試合は、川崎Fが前半からボールを支配してチャンスを作るものの湘南のGKのファインセーブなど守備陣の堅い守りに阻まれ、前半を0対0で折り返した。
川崎Fは後半開始直後から、再三相手ゴールエリアでチャンスを作るもののゴールを奪えず、逆に湘南がワンチャンスからFWタリク(#11)に技ありのバイスクルシュートを決められ先制を許した。失点した川崎Fは、直後に選手を2人代えて反撃、61分にカウンターから山根が同点ゴールを決めて試合を振り出しに戻した。その後、途中交代の三笘が逆転、田中が追加点と若手の活躍で、前節のベガルタ仙台戦に続いて2試合続けて逆転勝利した。新型コロナウイルス感染防止による中断からリーグ戦が再開された7月4日から続くハードスケジュールの中で6連勝と好調を保っている。
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2020年2 月23日 (日曜日)
ルヴァンカップグループステージ第1節 : 川崎フロンターレが清水エスパルスに5対1で快勝
Jリーグのリーグ戦を前に2月16日、ルヴァンカップグループステージが始まった。A組の川崎フロンターレは、ホームの川崎市中原区の等々力陸上競技場で清水エスパルスと対戦、エースのFW小林悠#11の2得点などFW陣が活躍、5対1で快勝した。
写真(撮影 : いずれも山本真人、桑山輝明)=終了間際、FW小林がこの日2点目のゴール
川崎Fは、グループステージから参戦するのは2016年以来4年ぶり。鬼木達監督になって初めてで、昨年ルヴァンカップ優勝を果たしているだけに負けられない一戦だ。スタジアムには、公式戦を待ちわびた両チームのサポーター17,057人が入場、試合前から熱心な応援をくり広げた。
試合は、今シーズンから試している新しいシステムで臨み、トップにFWレアンドロ ダミアン#9とMF登録の長谷川達也#16、21歳以下の枠でユース出身でレンタル移籍から戻ったFW宮代大聖#20の3人を起用した。立ち上がりから多くの得点チャンスをつくり、10分にダミアン(写真左)、23分に長谷川がゴール(写真右下)を決めて、昨年との違いをみせた。
後半は清水が攻撃に出て67分に失点したものの、川崎FはJ1初出場の宮代をはじめ前線の選手3人を早めに入れ替え、69分に小林が出場すると流れが変わり、74分に長谷川がこの日2本目のゴールを決めて点差を広げた。83分には小林の左足シュートをGKがはじいたこぼれ球を自ら頭で決め、さらに90+5分のアディショナルタイムに追加点を挙げるなど、公式戦初戦を白星で飾った。
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2019年7 月12日 (金曜日)
川崎フロンターレがサガン鳥栖とスコアレスドロー : 雨の戦い実らず3位に後退
Jリーグ第18節の試合が7月6日、7日に各地で行われ、川崎フロンターレは7日に中原区等々力のホームの等々力陸上競技場でサガン鳥栖と対戦した。雨の中の試合は互いに決め手を欠き、スコアレスドローに終わり、1試合少ない川崎Fは暫定ながら2位から3位に後退。首位のFC東京がガンバ大阪に勝利したため、勝ち点差は7に開いた。
今節はリーグ戦折り返しとなる試合で、川崎FはACLの日程の関係で1試合少なく、17節現在で8勝7分1敗勝点31で暫定3位につけている。次節は首位のFC東京と多摩川クラシコで対戦するだけに、勝点3がほしいところだ。
鳥栖は16位と低迷しているが、先頃シーズン途中での引退を表明したFWフェルナンド トーレス(#11)が前節2ゴールをあげて勝利しており、連勝して降格圏からの脱出をめざす。
朝から断続的に雨が降り、気温も上がらない日曜日のナイターだったが、競技場にはサポーター22,553人が訪れた。
川崎Fは、2試合連続ゴールで総得点99になったFW小林悠(#11)が先発、負傷が癒え、4日前の天皇杯で途中出場したMF中村憲剛(#14)が久々にベンチ入りした。
試合は前半、川崎Fがボールを保持し鳥栖陣内に攻め入り、小林の100ゴールをお膳立てするが鳥栖DF陣とGKの好守に阻まれた。途中からは強くなった風雨の影響でパスが通りにくくなり、前半を0対0で折り返した。
後半も前半と同じような展開で進んだが、57分に川崎Fの司令塔MF大島僚太(#10)がふくらはぎの違和感を訴えてMF守田英正(#6)と交替した。両チームとも一進一退の攻防をくり広げたが、川崎Fは中村や阿部浩之(#8)を送り出し、鳥栖も53分にトーレスに替わってFW豊田陽平(#11)を投入するなど、両チームとも交替カードを早めに使った打開を図ったが、得点にはつながらず、引き分けに終わった。川崎Fのリーグ戦ホームの勝利は、第10節(5月3日仙台)以降はなく引き分けが続いており、これで4試合連続の引き分けとなった。
試合前には、川崎Fのマスコット「カブレラ」にちなんだイベント「カブレラのPK対決!」が行われ、歌舞伎の魅力を発信するキャラクター「かぶきみゃんたろう」と、派手な歌舞伎の衣装を身につけたお笑い芸人「ぺこぱ」が登場、観客をわかせた。
次のホームゲームは27日19時からで大分トリニータと対戦する。
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2018年8 月31日 (金曜日)
天皇杯・ラウンド16 : 川崎フロンターレが湘南ベルマーレに逆転勝利、準々決勝に進出
第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会ラウンド16の6試合と3回戦の1試合が8月22日に各地で行われた。ラウンド16の川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場で湘南ベルマーレと対戦した。川崎Fは前半に失点を許したが、後半に今季移籍したMF齋藤学(#37)の公式戦初ゴールなどで3対1と逆転勝利を収め、10月24日に行われる準々決勝に進出した。
写真=54分、齋藤学(#37)の逆転ゴール
神奈川ダービーとなったこの日は、平日のナイターにも関わらず、多くの湘南サポーターも入場、8,553人が観戦した。
川崎Fは、直前のリーグ戦(23節)のサンフレッチェ広島戦とメンバーを大幅に入れ替え、齋藤らフレッシュな先発メンバーで試合に臨み、キャプテンのFW小林悠(#11)、大島僚太(#10)らレギュラー組5人はベンチスタートとなった。一方の湘南もほとんどのメンバーを入れ替え、レギュラー組は控えに回った。
試合は、立ち上がりから川崎Fがボールを保持、齋藤が再三ドリブルで仕掛けたが相手守備陣に阻まれてチャンスを生かせなかった。すると15分、川崎Fのボールを奪った湘南がカウンター攻撃で先制ゴールをあげた。これに対し、川崎Fはさらに攻勢を強めたが、湘南のGK冨居大樹(#21)の好セーブや、守備陣に阻止され、前半を無得点で終えた。
川崎FはハーフタイムにDF武岡優斗(#17)を下げて、MF守田英正(#25)をボランチに投入して攻撃の活性化をはかった。川崎Fは47分にペナルティエリア前で得たフリーキックをMF下田北斗(#22)がゴール前にけり込んだクロスが湘南のディフェンスに当たってオウンゴールとなり、同点に追いついた。これで勢いに乗った川崎Fは54分にペナルティエリアに入った齋藤が左足で放ったシュートが鮮やかに決まって逆転に成功、移籍後初ゴールを待ちわびたサポーターから歓声が上がった。
湘南も反撃を試みたが、GF新井章太(#30)がゴールを死守(写真右)、川崎Fは87分にペナルティエリアで倒されたFW知念慶(#20)が、自身でPKを決めて点差を広げ、逃げ切った。
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2018年8 月 7日 (火曜日)
J1・川崎フロンターレが横浜F・マリノスに2対0: 神奈川ダービーを制す
Jリーグ第20節の9試合が8月5日に一斉に行われた。川崎フロンターレは中原区等々力の等々力陸上競技場で横浜F・マリノスと対戦、キャプテン小林悠選手(#11)の大活躍で2対0と快勝した。
写真(山本真人、安永能美)=71分、小林悠(#11)の2点目のゴール
Jリーグ戦再開後に2連勝していた川崎Fは台風の影響で18節が延期、前節19節(浦和戦)では小林のシュートが浦和GKのビックセーブなどで押さえられ0対2との完封負けを喫しており、連敗は絶対に避けたい。一方、横浜マリノスも延期の試合をはさんで複数失点で連敗して下位に低迷しており、神奈川ダービーを制して浮上のきっかけをつかみたいところだ。
競技場には両チームのサポーターが23,033人来場、熱心に応援をくり広げていた。
今季の横浜マリノスは、昨年までの堅守速攻とは異なり攻撃型のチーム作りへの転換をはかっており、立ち上がりからしばらくの間は、一進一退の攻防が続いた。その後、24分の給水タイム後に前線の選手の位置を変えた川崎Fは攻撃のリズムが効果的になり、34分にペナルティエリアに入ったMF家長昭博(#41)のパスを受けた小林がキーパーをかわして先制ゴールを決めた。
今季1回目の対戦で引き分け、神奈川ダービーでも互角の成績を残す横浜マリノスは、流れを変えようと59分に2人の選手を入れ替えてチャンスを作るものの、シュートまでつなげることがなかなかできなかった。すると71分、MF中村憲剛(#14)からのパスを受けた小林がこの日2点目となるゴールを決めて点差を広げた。川崎Fは85分に、今季横浜マリノスから移籍したMF齋藤学(#37)を投入(写真右)、競技場は応援とブーイングが入り交じる熱い雰囲気となったが、追加点は生まれず、無失点で試合を終えた。
川崎Fの次のホームゲームは、8月15日19時から元スペイン代表フェルナンド トーレスや金崎夢生の移籍で注目されるサガン鳥栖と対戦する。
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2018年3 月 4日 (日曜日)
J1・川崎フロンターレが湘南ベルマーレと1対1:ホーム開幕戦は6年連続で引き分け
Jリーグ第2節の9試合が3月2〜5日の3日間に開催。川崎フロンターレは、第1日程の2日の金曜日に川崎市中原区等々力の等々力陸上競技場で今季j1に復帰した湘南ベルマーレと対戦した。ホーム開幕の川崎Fは、FW小林悠(#11))が56分に先制したがすぐに追いつかれ1対1の引き分けに終わった。
川崎Fはホームでの開幕戦の引き分けが2013年から続いており、ことしで6年連続と記録を更新した。今季はひと足早く開幕したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の初戦も負けており、ホームでの白星はお預けとなった。
写真(撮影 : 山本真人、安永能美)=56分、小林悠(#11)の先制ゴール
川崎Fは、ACLで2敗、その前のゼロックススーパーカップでもセレッソ大阪に敗戦し公式戦3連敗でリーグ戦の開幕をアウェイで迎えたが、ジュビロ磐田に3対0と快勝、ホームで連勝して開幕ダッシュにのりたいところ。一方の湘南も、V・ファーレン長崎と昇格組同士の対戦で勝利しており連勝をめざす。
平日のナイターだったが、神奈川ダービーとあってアウェイチームののサポーターも大勢来場、22,475人が観戦した。
川崎Fは、開幕戦の接触による負傷の大事を取ったGKチョン ソンリョン(#1)に替わり新井章太(#30)が先発以外は1節と同じメンバー。
試合は、立ち上がりに続けてコーナーキックを得た湘南の攻撃を落ち着いてかわした川崎Fが次第にゲームを支配し、最前線のFW知念慶(#20)が体を張ってチャンスを作るもののフィニュッシュのタイミングが合わない。19分にDFエドゥアルド(#23)が負傷、急きょ奈良竜樹(#2)が送り出され、その後も攻め続け、周南の倍の6本シュートを打ち33分には知念がビックチャンスを作ったが(写真左)相手GKの好セーブなどで得点できず前半を0対0で折り返した。
後半、ボールを握った川崎Fは、MF家長昭博(#41)のセンタリングに合わせた小林のヘディングで先制した。しかし66分、相手に与えたコーナーキックの混戦でヘディングのこぼれた球を新卒のFW松田天馬(#18)に押し込まれて失点、同点となった。(写真右)
ホームで勝ちたい川崎Fは69分にFW大久保嘉人(#4)、83分にMF阿部浩之(#8)を送り出しチャンスはつくるもののシュートの精度が今ひとつ足りず追加点を奪えなかった。一方の湘南も終了間際に交代したFW野田隆之介(#15)が川崎ゴールに迫ったが、新井の好セーブに阻まれ試合をひっくり返すことができず、両チームとも連勝はできず勝点1の積み上げに終わった。
川崎Fの次のホーム試合は、3月7日19時からACL第3節メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦、リーグ戦は3月10日13時からはガンバ大阪と対戦で、ホーム初勝利が期待される。
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