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2011年4 月28日 (木曜日)

狛江市の山猫合奏団がアルテリッカしんゆりで2つの象物語を上演:語りと器楽演奏のユニークなコラボ

110414yamaneko01宮澤賢治の物語をベースに語りと器楽演奏のコラボレーションによるユニークな新しい音楽を発表する山猫合奏団が、しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり2011)にことしも参加。5月1日11時から昭和音楽大学北校舎スタジオリリエで2つの「象」作品—宮澤賢治原作「オツベルと象」とプーランク作曲「仔象バハールの物語」を上演する。

写真=オツベルの象を練習する(左から)白石准さん、高山正樹さん、楠定憲さん

 

山猫合奏団は、ピアニストで作曲家の白石准さんが主宰する、狛江市に事務所がある音楽集団。毎年プログラムと出演団体が変わる芸術祭の中で、初回から3年連続出演する数少ない団体のうちのひとつ。
「オツベルと象」は、白石さんが昨年末から作曲を始め、練習を重ねながら書き替えた最新作で、今回が初演となる。
2009年の「どんぐりと山猫」、2010年の「セロ弾きのゴーシュ」と同様、ピアノ演奏などをバックに語る一般的な朗読劇とは異なり、セリフを音符と同じ速さで語る新しい音楽。白石さんのピアノ 、古本大志さんのチューバ、稲垣護さんのベース、白石さんの大学時代からの舞台仲間の俳優・高山正樹さんと楠定憲さんの語りによる編成。
物語の原作が擬音が多い今回の作品は、カノン形式やせりふが歌のようになった部分もあり、宮澤賢治原作のこれまでの作品より進化し人間の声が他の楽器とアンサンブルになっているのが最大の特徴だ。

前半で演ずる「仔象」は、プーランクが作曲の基にした同名の童話の朗読を交じえて演奏、山猫合奏団の演奏活動の原点となった作品で、舞台では新旧の2つの象の織りなす世界を繰り広げる。
主宰者の白石さんによると、オツベルは、「登場人物の対立関係などを意識して、より新しいものをと完成した役者が演じる曲。せりふを聴くのではなく、見ている人に音全体を楽しんでもらいたい」と話している。
入場料は2,800円。当日券も会場で販売する。
チケット予約は044(952)5561(9:30~17:00)

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