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2023年10 月11日 (水曜日)
川崎市の麻生区地域功労賞、2氏1団体に : 地域活動に光、健康維持活動や防犯活動に貢献
川崎市麻生区で地域のために尽くした人や団体を対象にした「麻生区地域功労賞」の16回目の授賞式が、10月8日のあさお区民まつりの会場で催された。同区上麻生の寺崎修三さん、同区東百合丘の城田雄二郎さん、同区黒川町内会の「黒川シニアサークル」の2氏1団体に贈られた。
写真=山本奈保美区長(左)から地域功労賞を贈られる黒川シニアサークルのメンバー(10月8日)
区民まつりの特設ステージで山本奈保美麻生区長が受賞者に賞状と記念品を手渡した。山本区長は「長年にわたり地域の活性化のために尽力されてありがとうございます。このような活動が麻生区のまち作りに貢献していることに改めて感謝します。これからも地域・麻生区・川崎市のためにさらなる力をいただきたいです」と祝いの言葉を述べた。
続いて第41回あさお区民まつりのポスターデザイン賞の表彰も行われ、区内の中・高校生から寄せられた53点の中からポスターに採用された麻生総合高等学校2年藤田凜音さんに、宮野敏男あさお区民まつり実行委員長から表彰状が手渡された(写真左)。藤田さんの作品は同区のキャラクター「かきまるくん」をモチーフに、右手に区の旗を持ち、子どもからシニアの顔を描いた3つの柿を頭に乗せたかきまるくんを描いたもので、まつりのキャッチフレーズ「しんゆりのまちがひとつになる」にふさわしい作品として評価された。ポスターデザイン賞は、区政40年を迎えた2022年の区民まつりから行われており、今回が2回目。
地域功労賞
個人の部
○寺崎修三さん
1996年に区内に転入して以来、25年以上にわたり自宅近くの鶴亀松公園で、雨天を除いて毎日、住民に向けラジオ体操運動を実施、夏休みには子どもたちも参加するなど、地域住民の健康維持や交流の促進に多大な貢献している。ラジオ体操は昨年から後継者に引き継がれたが、現在は老人会で卓球や囲碁を通して住民の交流の場を築いている。
○城田雄二郎さん
長年にわたり防犯対策として週3、4回百合ヶ丘団地みずき街内で防犯パトロールや公園の美化活動を実施。その際、地域の子どもや一人暮らしの人、高齢者に安心・安全につながる声かけをしている。またベランダの植木など重いものの片付けや移動など、日常生活で困っている人の相談対応などの活動や地域に住む外国人との積極的な交流、自治会管理の各種機材の修理作業を行い、地域住民の安心・安全な生活環境作りに尽力している。
団体の部
○黒川シニアサークル
黒川地区の民生委員・児童委員3人、元民生委員・児童委員2人、社協福祉推進委員1人の6人体制の活動サークル。8月を除く毎月第2木曜日10時から黒川公会堂で地域の高齢者を対象に約90分間にわたりストレッチ、体操、脳トレなどを行う会を催している。地域包括支援サンターからの参加もあり、時節に合わせた講習も実施、健康維持・増進に貢献している。参加費は無料で事前登録も不要なため、誰でも参加しやすく、近所との関係が希薄になりがちな高齢者にとっては貴重な交流の場となっており、毎月平均10数人が継続的に参加、地域に定着した活動になっている。
地域功労賞は同区が2008年度に制定し、区内で地域や区のイメージアップなどに貢献する活動に地道に取り組み、他の表彰制度に該当しない個人または団体を区が表彰している。町会、自治会などから候補者を募集し町会連合会、区社会福祉協議会の役員などで構成する選考会で受賞者を選ぶ。
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