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2022年5 月22日 (日曜日)
狛江市長選挙・周東三和子氏が無所属で出馬表明:市民センター改修などに市民の声を
市民団体「豊かな狛江をつくる市民の会」(略称・豊かの会)(増田善信、矢野裕共同代表)世話人で新日本婦人の会狛江支部長の周東三和子(しゅうとう・みわこ)氏(75)が5月19日に市内で記者会見し、任期満了に伴い6月19日告示、同26日に投開票が行われる狛江市長選に無所属で立候補すると表明した。「豊かの会」が単独で狛江市長選に臨むのは、2012年に矢野裕氏の引退後に田辺良彦氏を擁立して以来。その後は他の市民団体と共に革新系の候補を擁立、応援してきた。「豊かの会」では複数の政党に推薦や支持を働きかける方針という。同市長選の立候補表明は周東氏が初で、現職の松原俊雄氏は近日中に再選への立候補を明らかにする見込み。
写真=周東三和子氏
周東氏は記者会見で、松原市長は初当選後に市民協働でまちづくりをづくりを進めると言っていたが、市民センターの改修について「市民の参加と協働で進めてきたことを、最終段階で一方的に踏みにじるもので、市民の声を聞こうとしない姿勢は住民自治の根幹に関わる問題」と批判、異議を申し立てるために立候補を決意したと説明した。また、長引くコロナ渦で生活に困窮している市民の暮らしを支えるために、国保税の値上げ中止やひとり親家庭の家賃補助などの市民要求も受け入れていない。国や都の指示待ちではなく、先進自治体にならって、狛江にできることに積極的に取り組むため、暮らしを支える施策に全力を尽くす市政に転換する必要があると訴えた。
周東氏は、1947年世田谷区生まれで私立鴎友学園女子高等学校を経て東京女子大学数理学科を卒業。1969年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身にあたる東京大学宇宙航空研究所に技術職として入り、ロケットの軌道計算などに従事するほか、広報活動を担当し2010年まで勤務した。
狛江市には2003年に転居、狛江市第3次及び第4次総合基本計画審議会委員、公民館運営審議会委員、くらしフェスタ実行委員長、中央公民館のつどい実行委員長などを務めた。2018年には高橋都彦前市長のセクハラ問題を追求する市民団体「『高橋市長のセクハラ問題の幕引きを許さず、真相解明・再発防止へ』実行委員会」の委員長も務めた。
子どもは男女各1人ずつで、中和泉で夫と息子の3人暮らし。趣味は木製楽器コカリナの演奏、ブナ林散策・野草観察・写真撮影など。
2022-05-22 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink