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2013年9 月28日 (土曜日)
川崎市に東海道かわさき宿交流館が10月1日オープン : 資料や模型などで川崎宿の魅力発信 広重の浮世絵展を開催
江戸時代の川崎宿を見ながら体感できる「東海道かわさき宿交流館」(川崎市川崎区本町1-8-4)がこのほど川崎駅近くの東海道沿いに完成、10月1日にオープンする。開館に先立ち9月28日、同館の設立に力を注いだ関係者などが参加して記念式典が催され、施設の展示物や石碑などが披露された。また、9月29日10時〜15時まで一般市民を対象に内覧会が催される。また、歌川広重が描いた東海道五十三次の浮世絵が開館記念の特別企画展として開催される。展示される浮世絵はすべて初刷りという貴重なもので、マニアだけでなく、多くの人の関心を集めそうだ。
写真=川崎宿を紹介した展示室
東海道川崎宿は、江戸時代にできた五十三次のうち2番目の宿。品川ー神奈川間の距離が約40kmと長いため、旅人や伝馬の便宜を図るために他の宿より少し遅れて1623年にでき、ことしで390年を迎える。
川崎宿は現在の川崎の街の原点ともいえる場所だが、戦災などで資料がなくなり、江戸時代の面影もほとんど残っていない。
こうしたことから川崎市観光協会代表で同館近くで「砂子の里資料館」を主宰する斎藤文夫さんをはじめ、多くの区民から「川崎宿」を川崎区の街づくりに生かしたいとの声があがり、川崎ゆかりの時代行列パレード「大川崎宿祭り」や資料館設置の署名運動など市民がさまざまな取り組みを行ってきた。
同館は、市民の声を受けて川崎宿の歴史や文化を学び、後世に伝えることを目的に川崎市が設置、指定管理者制度を採用し川崎市文化財団・川崎市観光協会グループが管理・運営する。
1階(199平方メートル)には、かつて川崎宿にあり初代駐日公使のハリスが宿泊し、名物の奈良茶飯などを提供したとされる「万年屋」を模した畳敷きの「万年屋風お休み処」(写真右)を設置、前面にはモニターを置き、東海道や川崎宿についての簡単な解説が見られる。また、受付や休憩・交流コーナー、川崎名物の菓子や工芸品を販売する物販コーナーがある。
2階と3階(各173平方メートル)は展示室で、4階(468平方メートル)は2室に分けられるステージ付きの集会室や談話室、ロビー・多目的スペース、事務室、倉庫がある。
2階の展示室は、床面が江戸時代の川崎宿の様子を描いた絵地図となっており、周りには映像やグラフィックなどで江戸時代の川崎宿を紹介する「川崎宿ものがたりBOX」が配置されている。このほか、川崎宿の模型や旅道具をそろえたコーナーや六郷の渡しの記念スポットが設けられている。
3階の展示室は、明治から現代の航空写真と地図情報を重ねた大型モニター画面があり、画面にタッチすると今と昔の川崎の姿が映し出される「川崎発掘・いまむかし」のほか、小泉次太夫、田中休愚など川崎宿ゆかりの人物についてのパネルが設置されている。またパーテーションが可動式となっている企画展示スペースもあり、開館記念の特別企画展として「広重東海道五拾三次」が10月27日まで開かれる。
階段には東海道五十三次の浮世絵が貼られ、館全体で江戸時代の川崎宿を体感する仕掛けが施されている。
今回は特別企画展は、砂子の里資料館が所蔵する浮世絵で、出発地の日本橋、終着の京都・三条大橋までの初版刷りの55図のほか、「異刷」の作品を並べて展示、全体の表紙にあたる題字、浮世絵を入れる「絵袋」など63点を展示している。入場は無料。
開館時間は、展示室・休憩・交流スペースが9時〜17時、有料で貸し出す4階の集会室・談話室は9時〜21時。月曜休館で、入館料は一部の企画展を除き無料。
この日9時50分から行われた記念式典には、阿部孝夫市長、東海道かわさき宿交流館推進委員会代表の斎藤文雄さん、黒川雅夫神奈川県副知事、多摩川を挟んで隣の松原忠義大田区長らが列席、このほか市議会議員や関係者約200人が出席。オープニングにおめでたい席で歌われる川崎古式消防記念会の木遣り歌が披露された後、阿部市長らが入り口のテープカット(写真左上)を行った。また、11時45分からは同館前の東海道で同記念会のまとい振りの行列(写真右下)も行われ、入口左側に立てられた、阿部市長が文字を書いた高さ約2mの石碑が除幕された。
阿部市長は「2023年に川崎宿は400年になる。400年に向け斎藤さんをはじめ地元の人たちが熱心に川崎宿を生かした街づくりの活動を進めてきたことが、ここに結実し川崎の魅力発信がひとつが誕生しました。資料館としてだけでなく、宿を案内するガイドボランティアや街歩きの人が交流できる場所も作ったので、ここを拠点にさらなる活動に役立ててもらいたい」と挨拶。斎藤文雄交流館推進委員会代表は「地元の人たちの40有余年の願いが実現できました。ここが川崎の南北の市民の交流の場としてだけでなく、海外からも川崎を知ってもらい力を発信するところとなると期待しています。約600人の方からいただいた約3,700万円の寄付は運営費にあて東海道一の施設になるようにしたい」と話した(写真左下)。また黒川副知事は「神奈川県には東海道の宿が9箇所あり、川崎宿はその最初の宿で神奈川の顔ともいえるところ。他の宿場との交流がつながり、観光に寄与できるといい」と祝いの言葉を述べた。
午後からは、同館設立に向けて基金を寄せた人や近隣の町会関係者、小学生など招待客約400人が、「このあたりは江戸時代もにぎわっていたんだ」「浮世絵で昔の人の旅の様子が分かる」などと熱心に見て回っていた。
問い合わせは電話044(280)7321東海道かわさき宿交流館。
2013-09-28 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 07)文化・芸術, 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b7) 川崎市川崎区, i)神奈川県 | Permalink | コメント (0)
川崎市麻生区の桐光学園の松井投手がプロ入り表明:甲子園の奪三振記録更新、どの球団でもOK
桐光学園(川崎市麻生区栗木3-12-1)硬式野球部の松井裕樹投手(17)が9月27日同高で記者会見し、プロ入りを志望することを表明した。松井投手は、これまで進路について言及していなかったが、この発表により10月24日のドラフト会議の目玉選手の一人となる。
松井投手は2年生で2012年夏の全国高等学校野球選手権大会に出場、1回戦で三振22を奪い1試合の奪三振最多記録を塗り替えて一躍注目を集め、その後も高校球界で活躍、今後の進路に大きな関心が寄せられていた。
写真=会見後、ユニフォーム姿で自身で『夢』と書いたボールを握る松井裕樹選手
13時から行われた会見には、同野球部の塩脇正治部長、野呂雅之監督が同席。
松井選手は、「幼い頃からの夢だったプロ野球選手を目指すことに決めました」と表明、「昨年、甲子園に出場した頃から(プロ入りを)意識し始め、U18野球ワールドカップ(2013年8月30日〜9月8日、開催地:台湾)に出場し、より高いレベルで自分の実力を試したい気持ちが高まった」と語った。
意中の球団については特になく、どこからの指名でもOKとしたうえで「自分の体はまだできあがっていないので、ケガをしない体を作ってから出場したい」とルーキーとしての活躍にこだわらない考え方を示した。 目標にしている選手は「特になく、松井裕樹という自分のスタイルを育てていきたい」と話し、プロでは三振にこだわるよりチームに貢献する、勝てるピッチャーになりたいという。
ストレート、同じフォームからのスライダーの制球の良さが評価されているが、野呂監督は「それだけでなく、3年間でピッチャーライナーでケガをした以外、ひじ、肩、腰の故障がいっさいなかった。体の強さともにしっかりした自己管理ができることが彼の良さ」と強調、塩脇部長は「緊張感も含めて野球を楽しみ、いいピッチングをしたいという強い気持ちがプロに向いているのでは」と話した。
野呂監督は「うちの高校からすぐプロ入り(希望)は初めてのケースなので、気持ち作りなどプロで通用するような準備を十二分にサポートして、いいスタートをさせたい」と目を細めていた。
また、この日、塩脇部長が神奈川県の高等学校野球連盟に松井選手のプロ志望の届けを提出した。
2013-09-28 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2013年9 月27日 (金曜日)
アメフトXリーグ3節・富士通フロンティアーズが56対7で東京ガスクリエイターズに圧勝
社会人のアメリカンフットボールXリーグ・秋季リーグの第3節が行われ、富士通フロンティアーズは9月23日に川崎球場で東京ガスクリエイターズと対戦した。富士通は、終始ゲームを支配、7本のTD(タッチダウン)を奪い56対7で3勝目をあげた。
写真=第1Q2分43秒、WR秋山武史(#17)が先制のタッチダウンパスを決める
富士通は、第1Q(クォーター)開始早々の2分43秒にQB(クォーターバック)平本恵也(#12)からWR(ワイドレシーバー)秋山武史(#17)へのTDパスを決めて先制。4分55秒にはWR宜本慎平(#4)が東京ガスのパントから56ヤードのリターンTDで2本目のTD、7分0秒にもランニングバック(RB)ゴードン(#29)がエンドゾーンまで41ヤードを走って3本目のTDを決め、早くもゲームの主導権を握った。第2Qにも富士通の攻撃の勢いは止まらず、0分19秒にRBゴードン(#29)がいきなりのTD。3分40秒にはQB吉田元紀(#19)からパスを受けたWR強盛(#1)がTDを決めて点差を広げた。さらに11分44秒にはQBサックで得たチャンスからK(キッカー)西村豪也(#11)がフィールドゴール(FG)で追加点を奪い、39対0で前半を折り返した。
第3Qに入っても富士通は攻守ともに東京ガスを圧倒、6分41秒にRB高野橋慶太(#20)がエンドゾーンに走り込んでTDを決めた。
第4Qには2分32秒にK西村(#11)がこの日2本目のFGを奪い、5分38秒にはRB金雄一(#30)が40ヤードを走ってTDを決めた。しかし、一矢を報いたい東京ガスは一瞬のスキを突いて10分22秒にQB岩崎雄三(#10)がTDを決めて意地を見せた。
富士通は危なげない試合運びで3連勝を飾り、同じ勝ち点6で並ぶ首位の鹿島ディアーズをぴったりと追走している。
富士通の次の試合は、10月5日16時30分から川崎球場でBULLSフットボールクラブと対戦する。
2013-09-27 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, スポーツ | Permalink | コメント (0)
9月29日に川崎市の多摩市民館で「たま寄席」:桂米多朗さんが主催、三遊亭小遊三さんらがゲスト出演
川崎市多摩区の落語家で多摩区観光大使を務める桂米多朗さんが、9月29日13時30分から多摩市民館大ホールで「たま寄席」を催す。今回はテレビの人気番組「笑点」でおなじみの三遊亭小遊三さんらがゲスト出演する。 たま寄席は、米多朗さんが2002年に初めて開催したもので、今回で12回を数え、地元の落語ファンをはじめ多くの人に親しまれている。当日は、小遊三さん、米多朗さんのほか、三遊亭小遊三門下の三遊亭遊喜さん、太神楽の鏡味正二郎さん、三遊亭小遊三門下の二ツ目三遊亭遊里さん、山遊亭金太郎門下の前座山遊亭くま八さんが出演する。
入場は、前売りがS席3,000円、A席2,500円、後方自由席2,000円(いずれも当日500円増)、学生(小・中・高校生)は1000円引き。
問い合わせは電話・FAX044(944)3346桂米多朗ファンクラブ。
2013-09-27 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0)
2013年9 月24日 (火曜日)
Jリーグ・川崎フロンターレがサガン鳥栖に0対1で敗戦
Jリーグ第26節の試合が9月21日と22日に行われ、川崎フロンターレは第1日程の21日に川崎市中原区の等々力陸上競技場でサガン鳥栖と対戦した。川崎はハードワークでボールを拾う鳥栖に苦戦、少ないチャンスを生かした鳥栖にゴールを奪われ0対1で敗戦、順位を1つ落とし7位となった。
写真=試合終了の笛に、ラストチャンスを生かせず肩を落とす川崎FW大久保と抱き合って喜ぶ鳥栖のイレブン(撮影 : 桑山輝明)
引き分けを挟み3連勝中で6位の川崎は、前節に続きホームで戦う有利さを生かし連勝を延ばし上位進出をはかりたい。一方、21節から負けなしで現在14位の鳥栖は、得点ランキング3位のFW豊田陽平(#11)を累積警告で欠いたが、降格争いから脱却するためにも勝点を積み上げたいところだ。試合は、開始直後に川崎がゴール近くでFKをチャンスをつかんだがゴールを奪えず、その後一進一退の攻防を繰り返した。川崎は鳥栖のハードワークに阻まれ次第にパスやシュートの精度が落ちコーナーキックも一度も奪えず、前半を0対0で折り返した。
後半も前半と同じような状態が続いたが、次第に鳥栖のペースとなり68分にコーナーキックから鳥栖のMF金井貢史(#24)がヘディングでゴールを決めて先制した(写真右、撮影 : 山本真人)。川崎は71分に先発FWアラン ピニェイロ(#18)に替わり、負傷明けのFW小林悠(#11)を投入したが、体を張ってゴールを守る鳥栖の守備陣を崩せず完封負けを喫した。
川崎の次のホームゲームは、10月6日14時から柏レイソルと対戦する。
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2013年9 月20日 (金曜日)
アメフトXリーグ2節・富士通フロンティアーズが35対6でアサヒビールシルバスターに快勝
社会人のアメリカンフットボールXリーグ・秋季リーグの第2節が行われ、イーストに所属する富士通フロンティアーズは9月15日に川崎球場でアサヒビールシルバスターと対戦した。富士通は、攻守にアサヒビールを圧倒、5本のTD(タッチダウン)を奪い35対6で2勝目をあげた。
写真=第1Q11分38秒、2本目のTDを決めたWR宜本慎平(#4) (撮影 : 池田理)
富士通は、第1Q(クォーター)からペースをつかみ、8分11秒にQB(クォーターバック)平本恵也(#12)がエンドゾーンに走り込んで先制のTD。11分38秒にもQB平本からパスを受けたWR(ワイドレシーバー)宜本慎平(#4)が2本目のTDを奪った。第2Qに入ると、アサヒビールも反撃を開始したが、富士通も守備陣がガードを固めて得点を許さず、白熱した試合展開のうちに双方無得点のまま、第2Qを終了した。
試合後半、第3Qに入ると富士通は攻撃の波に乗り、WR宜本慎平がハーフライン近くからエンドゾーン直前まで走り込み、この得点機をRBゴードン(#29)が押し込んで2分39秒に追加点を決めた。勢いに乗った富士通は守備でもDB今井善教(#21)がインターセプトを決めるなど、終始優勢に試合を進めた。しかし、一瞬のスキをつかれてエンドゾーン近くまで押し込まれ、11分44秒にアサヒビールのTE(タイトエンド)梅田健太朗(#89)のTDで得点を許した。
しかし、アサヒビールの反撃もここまで、第4Qに入ると完全に富士通のペースとなり、QB平本が5分42秒に、RB高野橋慶太(#20)が9分8秒に相次いでTDを決めた。
富士通の次の試合は、9月23日10時30分から川崎球場で東京ガスクリエイターズと対戦する。
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2013年9 月19日 (木曜日)
JFL25節・町田ゼルビアがHonda FCにO対3で完敗 : 後半前がかりで失点繰り返す
約1ヶ月中断していたJFLが9月14日に再開、第25節の試合が9月14日〜16日に行われた。FC町田ゼルビアは、第1日程の14日にHonda都田サッカー場でHonda FCと対戦、0対3と完敗した。
写真(撮影 : いずれも山本真人)=前半、ゴールキーパーに止められた町田FW鈴木孝司のシュート
この日は台風の接近していたが、連休初日とあって競技場に来場した観客1,172人の半数以上が町田サポーターで、ホームのような雰囲気で熱い応援を繰り広げた(写真左)。
試合は、立ち上がりからしばらくは町田ペースで展開。町田は、チャンスはつくるものの HondaGK中村元#(12)正面のシュートなど得点チャンスに恵まれず、30分に HondaFW伊賀貴一(#9)にゴールを許して0対1で前半を終えた。
先行された町田は、 立ち上がりにチャンスを作るが再びHondaGKに止められた。点を取りたい町田は、前がかりとなりカウンターを受けて63分と70分(写真右)に相次いでHondaの得点を許した。その後、町田は猛反撃を繰り返すが相手GKを中心とする固い守備を破れず、0対3の完封負けを喫した。
町田は、勝点は積み上げられなかったが、3位を維持した。
JFLの残り試合は後9試合。町田はあと2節アウェーで、次のホーム試合は10月6日14時から栃木ウーヴァと対戦する。
2013-09-19 in 02)イベント・催事, c)町田市, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2013年9 月16日 (月曜日)
Jリーグ・川崎フロンターレがサンフレッチェ広島に完封勝利
Jリーグ第25節の8試合が9月14日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力競技場でサンフッレチェ広島と対戦した。川崎は、開始10分のMF中村憲剛(#14)の先制ゴールで試合をリード、2対0で勝利し順位を1つ上げ6位になった。
写真(撮影 : いずれも桑山輝明)=前半終了間際、川崎FWレナト(#10)のゴール
リーグ戦は、残すところ10試合。川崎は、現在3位の広島に昨年のリーグ戦から3連敗中で、この試合に勝って少しでも上位に浮上したいところ。 1週間にカップ戦を2つ戦った川崎は、いずれもホーム試合の上、3日前の天皇杯は若手や控え組が出場したため、今回のスタメンはレギュラーが中心で体力には問題がなかった。試合は、立ち上がりから互いに早い攻防が続いたが、10分にボールを前に運んだ川崎の中村がDF田中祐介(#3)とパス交換してゴール右に走り込み(写真右)角度のないところから技ありのゴールを決めて先制、試合を楽に運べる立場となった。その後、互いにチャンスを作ったが好守でしのいだ。そのまま川崎の1点リードで前半が終了するかと思われたが、3分のアディショナルタイム終了間際に、川崎のFWレナト(#10)が追加点を決め、2対0で前半を折り返した。
後半は、前半同様の攻防が続たが、60分にレナトがPKを得たものの広島GK西川周平(#1)に阻止され、点差を広げるチャンスを失った。
広島は、早めに選手交代のカードを切り、MFミキッチ(#14)ら攻撃陣を投入したが、川崎は終了の笛が鳴るまで全員が高い守備意識を持ち続け、広島のFW佐藤寿人(#11)にシュートを1本も打たせないなど攻撃を封じて、7月13日(16節)の浦和戦以来、久々の完封勝利を手に入れた。
川崎の次のホームゲームは9月21日19時からサガン鳥栖と対戦する。
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2013年9 月13日 (金曜日)
天皇杯・川崎フロンターレが高知大に3対1で勝利 : 猛攻しのぎ逃げ切る
第93回天皇杯サッカー選手権大会2回戦の3試合が9月11日に行われ、川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力競技場で高知県代表の高知大学と対戦。川崎は前半早い時間帯にPKで先制、後半同点に追いつかれたが追加点を奪い、3対1で勝利し3回戦に駒を進めた。
写真=67分、だめ押しとなった川崎FWアラン・ピニェイロ(18)のゴール(撮影 : 桑山輝明)
試合は、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛ける高知大に対し落ち着いて対応していた川崎が、10分に相手ファールで得たPKをFWアラン・ピニェイロ(#18)が落ち着いて決めて先制した。天皇杯初戦の川崎は、早い時間帯の得点で、格下の相手と対戦する固さは消えたかに見えたが、前半のシュートは高知大3の倍以上の7本を放ったものの、ラストパスの連携とフィニュッシュの精度に欠け、ハードワークで守る高知大から追加点は奪えず1対0で折り返した。
後半、立ち上がりで何度かチャンスを作った高知大は、51分に川崎の守備のスキをついたFW出口晋一郎(#18)がゴールを決めて(写真左上、撮影 : 桑山輝明)試合を振り出しに戻した。
勢いづく高知大の対応に追われた川崎は、61分にMF風間宏希(#31)に替えて山本真希(#6)を投入して落ち着きを取り戻し、64分にフリーキックのチャンスからFW棗佑喜(#17)がヘディングで追加点を奪った(写真右下)。67分にはアランがこの日2本目となるゴールを決めて2点差とした。川崎は78分にMF登里享平(#23)、84分には自ら出場を希望したFW大久保嘉人(#13)を投入したが、追加点は奪えず、終了間際の高知大の猛攻をしのいで勝ちを収めた。
試合後、高知大選手らはピッチを一周、川崎のサポーターから温かい拍手が贈られた。また、フル出場した同大出身の川崎DF實藤友紀選手を囲んで記念撮影する和やかな光景も見られた。
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2013年9 月12日 (木曜日)
川崎市多摩区の長念寺で9月9日に平和の金つき : 区民ら35人が憲法九条を守ってとアピール
憲法九条を守ってーー数字の「9」が重なることにちなみ9月9日午前9時9分に川崎市多摩区登戸の長念寺で「たま9.9平和の鐘つき」(たま九条の会主催、生田9条の会・すげ九条の会共催)が行われ、市民ら35人が参加して境内の梵鐘を鳴らした。
写真=平和の鐘をならす参加者
この鐘つきは、北海道などの九条の会が2009年9月に寺の鐘を鳴らしたことを知った会員からの提案でたま9条の会でも取り組もうと区内の梵鐘のある寺を探し、会員の元教師・田代浩一さんが教え子の保護者だった長念寺の小林泰善住職に依頼して2010年に始めて行われた。
その後は、区内の他の9条の会と共催で毎年実施している。同寺は8月6日と9日の原爆投下時刻に毎年鐘をついており、同会の活動に協力的で金つきの後には小林住職が毎回境内で平和に関する講話を行い参加者の好評を呼んでいる。
4回目の今回は、会員や市民ら35人が参加。参加者がまず大きな声で「平和憲法を守って」「教え子を戦場に出しません」「原発はいらない」など述べてから交代で鐘をついた。
この日は小林住職は不在だったが、代わりに念仏者九条の会東京支部長で万行寺(東村山)住職の本多静芳さんが本堂で約30分間にわたり平和や命、正義などについて講話(写真左)を行った。
参加者のなかには、キリスト教徒もおり、初めて参加した岡田潤子さんは「鐘つきはとても気持ちが良かった。私は、終戦の年に生まれて幸せに育ってきたが、最近の政治を見ているとこのまま平和が続くか不安に思う。子どもや孫の時代も平和で安らかな社会になってほしい」と話した。
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