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2019年9 月28日 (土曜日)

川崎市が横浜市営地下鉄の延伸ルートについて意見募集 : あざみ野駅〜新百合ヶ丘駅間に3ルート案

川崎市まちづくり局交通政策室が、横浜市高速鉄道3号線(市営地下鉄ブルーライン)のあざみ野駅から新百合ヶ丘への延伸についてルートや駅周辺のまち作りなどへの市民の意見を募集している。

同鉄道の延伸については、整備や費用対効果、採算性が認められるとして2019年1月に横浜市が事業化を決め、川崎市と相互に連携・協力し早期開業を目指すとして両市で覚書を交わした。
両市で検討したルートについて、8月23日、25日、26日、31日に麻生区役所や横浜市のあざみ野第一小学校などで説明会を開き、当初の予定を超える1000人以上の市民が参加、駅の場所や周辺の開発について多くの意見が市民から出されるなど、関心の高さをうかがわせた。
この事業は、川崎市北部や東京都多摩地域と横浜市や新幹線新横浜駅へのアクセスの向上を目指して2014年から事業化に向けた基礎調査が始まった。2016年に国土交通省交通政策審議会に出された事業概要によると、整備区間はあざみ野駅〜新百合ヶ丘駅で、整備延長は約6.0km〜6.5km、概算事業費は約1,690億円〜1,760億円、ルート・駅位置は新駅4駅(あざみ野駅を除く)、事業主体は横浜市交通局で、2030年度の開業を目指すとしている。
横浜市と川崎市北部、東京都多摩地区を結ぶ新たな都市交通軸となるほか、災害時の輸送力の確保、新横浜駅への時間短縮、沿線地域の活性化など、整備効果が高いとしている。
現在は新百合ヶ丘〜あざみ野駅間はバスで約30分かかるが、完成後は乗り換えなしの約10分で結ばれる。また、新横浜駅へは現在、JR横浜線町田駅経由で約35分かかるが、乗り換えなしの約27分になり約8分短縮されるとしている。
このほど発表された川崎側ルートは3案で、(1)東側ルート=新百合ヶ丘南側付近〜ヨネッティー王禅寺付近〜(横浜市青葉区)すすき野付近〜嶮山付近〜あざみの駅(2)西側ルート=新百合ヶ丘南側付近〜白山付近〜横浜市側は同ルート(3)中央ルート=新百合ヶ丘南側付近〜王禅寺公園付近〜横浜市側は同ルート。いずれも1日あたり8万人が利用すると推定している。
同局では、東側ルートを有力ルートとしており、その理由として(1)ヨネッティー王禅寺付近は、新百合ヶ丘駅、柿生駅、生田駅、宮前区役所、宮前平駅、たまプラーザ駅、あざみ野駅と9方面のバス路線が通り、1日約400本が走っており、川崎市北部地区のアクセスが高まり、鉄道との競合によるバス路線の影響が少なく、拠点駅へのアクセス性向上に最も寄与するなど交通ネットワークが充実する(2)広い地域の人が利用する環境となり、駅周辺の活性化や利便性向上に最も寄与するなどをあげている。

募集する意見は、有力ルートに関する考え方についてで、川崎市内在住などに関わらずだれでも提出できる。
提出方法は郵送、持参、FAX、電子メールで10月16日まで受け付ける。
ルートと考え方などについてはホームページ(こちら>)。
意見の送付先は〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 川崎市まちづくり局交通政策室
FAXは044-200-3970
メールは同局交通政策室ホームページの意見募集専用フォームから(こちら>)。
問い合わせは電話044-200-0147川崎市まちづくり局交通政策室。

2019-09-28 in 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, d)横浜市 | Permalink

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