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2017年7 月16日 (日曜日)

狛江で多摩川いかだレース:猛暑にめげず手作りいかだ89艇が懸命の力漕

170716ikada002自作のいかだで多摩川を下る狛江市の夏の名物イベント「狛江古代カップ第27回多摩川いかだレース」(同いかだレース実行委員会主催)が7月16日に催され、市内や多摩川流域など20の地域からいかだ89艇が参加した。参加者たちは精一杯の力漕でタイムを競ったり、アイデアを凝らしたいかだに仮装して乗り組んでのんびり川を下るなど、思い思いにレースを楽しんでいた。レースの結果は、いかだのできばえやアイデアを競う企画部門の最優秀企画賞に多摩源流二号、タイムレース部門はハートフルおやじファミリー号が11分42秒で4連覇を果たした。

写真=力漕するいかだの上空にはパラグライダーの編隊 

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優勝したハートフルおやじファミリー号(右)

このレースは多摩川に親しみ、他の地域の人と交流しようと1990年から催されているもの。狛江市をはじめ、多摩川流域の調布市、川崎市、稲城市、世田谷区などのほか狛江市と交流のある山梨県小菅村、新潟県長岡市など多くの地域から出場する多摩川流域最大規模のいかだレース。

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最優秀企画賞の多摩源流二号(奥)

ことしは、空梅雨で川の水量が少なくスタート地点から数百メートルの下流では膝下くらいの浅瀬もあり、多くの艇がいかだからおりて艇船を押す姿も見られ、昨年に比べ全体的にタイムはあまり伸びなかった。
いかだの中には、おとぎ話の桃太郎や、アニメに登場するネコバス、映画「美女と野獣」など、趣向を凝らしたいかだと衣装でパフォーマンスを披露するチームもあり、岸に陣取った大勢の応援団からはにぎやかな声援が送られていた。

最終の第12レースには、スピード自慢のチームが出場、狛江から出場した3連覇中のチームハートフルおやじファミリー号が、2位のラフティーに47秒の差をつけて4連覇を果たした。メンバー代表の関谷勉さんは「水が少なく、昨年より1分30秒以上遅かったが、昨日、川の様子や水深をチェックしてコース取りを決めており、作戦通りのレース展開ができました。来年はいかだを新造して5連覇をめざします」と余裕の笑顔を浮かべていた。
企画部門は、富士山が噴火する姿を模した山梨県小菅村から参加の多摩源流二号が最優秀企画賞を受賞した(写真左上)。メンバーは「21年前にシンプルないかだで初めて参加、企画部門は今回が17回目です。参加者や見学者に安心・安全を呼びかけるつもりで、富士山の噴火をテーマにして、初めて大賞を獲得できてうれしい」と大喜びしていた。
表彰式が行われた多摩川緑地公園グランドでは、特産の枝豆を提供するビアガーデン、産直野菜の直売、山梨県小菅村の○×クイズ、ミニコンサートなどが行われ、人気を集めていた。

●いかだレースの結果
レース部門
▽一般=優勝 ハートフルおやじファミリー号(11分42秒)、2位 チーム・ラフティー(12分29秒)、3位 狛六ファイターズB(13分55秒) ▽レディース・ジュニア=優勝 狛江六小いかだファイターズB(16分41秒)、2位 ボーイスカウト狛江第一団カブ隊
(21分32秒)、3位 稲六ボーイズ(22分24秒) ▽学生=優勝 ボーイスカウト狛江第1団ベンチャー隊(18分33秒)
企画部門
最優秀賞=多摩源流二号、企画賞=ギョニソ丸(改)、狛六ファイターズ、BLUE PRINCE、狛江市商工会、狛江市シルバー人材センター「乙女号」
、審査員特別賞=警視庁調布警察署、狛江FIRE FIGHTERS、川口遊川の会、大塚グループ賞=多摩川流域11自治体交流イベントラリー、狛江消防署長賞=美しい多摩川フォーラム号、ナマステ号、調布警察署長賞=フレッシュ★みずほ狛江、城南信ちゃんドリーム号、多摩区観光協会会長賞=カンティプール号、大会名誉会長賞=多摩源流一号、アメンボⅡ世号

 

2017-07-16 in 01) 自然・環境, 02)イベント・催事, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, h)東京都 | Permalink

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