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2016年11 月 8日 (火曜日)
J1最終節で川崎フロンターレがガンバ大阪に2対3 : 前半のリード守れず2ndステージ3位に後退
明治安田生命J1セカンド(2nd)ステージ17節の9試合が11月3日に一斉に行われた。
年間1位の可能性が残る川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場でガンバ大阪と対戦、前半若手FWの活躍で2得点したものの後半リードを守り切れず、2対3の逆転と敗戦し、2ndステージ3位に後退してシーズンを終了した。
写真(撮影 :桑山輝明、安永能美)=試合後、シーズン終了セレモニーで笑顔で挨拶する川崎Fの風間八宏監督
チャンピオンシップ出場を決めた川崎Fは2ndステージ優勝はのがしたものの、年間1位の浦和レッズとの勝ち点差はわずか1で、最終節の結果によってはトップになる可能性を残している。一方のG大阪は、年間5位だが、1ndステージで川崎Fに敗戦しており、少しでも上の成績でシーズン終了するためにも負けられない。
最終節の好カードで両チームのサポーターが大勢駆けつけ、25,694人が観戦した。
川崎Fは、前節に続きMF大島僚太(#10)と前節負傷のFW小林悠(#11)は欠場、代わりに若手の長谷川竜太(#16)とU19日本代表で帰国間もない三好康児(#26)が大久保嘉人(#13)とともにFWとしてスタメン出場を果たした。
試合は、川崎Fが立ち上がりから攻勢に出て、6分に大久保のシュートのこぼれ球を長谷川がプロ初となるゴールで先制。その後、互いにチャンスを作りながらもGKにクリアされたが、下がってボールを受けるチャンスを作り出す大久保のパスにMFエウシーニョ(#18)が反応、18分に三好が追加点を決めた(写真右上)。
2点ビハインドのG大阪は、24分にトップ下にいたMF遠藤保人(#7)がポジションを下げて守備を修正、さらに45分にはDF岩下啓輔(#8)を下げ阿部浩之(#13)を投入して失点を防ぎ、前半を2対0で折り返した。
後半、攻守の修正ができたG大阪は攻撃のリズムを取り戻し川崎陣内で攻める時間が増え、前半1本だったシュートが打てるようになった。川崎Fはチャンスはつくるもののシュートがクロスバーをたたくなどフィニッシュが決まらない状態が続いた。すると65分にG大阪のDF藤春廣輝(#4)のゴールが決まり、直後の66分には、FW倉田秋(#11)のシュートのこぼれ球をMF井出口陽介(#21)に押し込まれ同点に追いつかれた。
川崎Fは67分に長谷川からMF森谷賢太郎(#19)、71分にはDF田坂祐介(#6)に替えMF中野嘉大(#22)を投入したが、流れを変えることができず、76分にG大阪のFWアデミウソン(#9)にミドルシュートを決められ逆転した(写真右下)。その後は互いにチャンスを作るもしのぎ切り、チャンピオンシップに届かなかったG大阪が意地を見せ最終節を勝ち星で飾った。
試合前には、福田紀彦市長が「2ndステージで優勝はできませんでしたが、天皇杯、チャンピオンシップが残されています。みんなで残りの試合を応援しましょう」と挨拶。
試合終了後にはシーズン終了のセレモニーが開かれ、藁科義弘社長が「1年間支えていただきシーズンを終わることができ心より感謝いたします。本日は残念な結果になりましたが、ことし1月に選手・スタッフ一同20年周年を迎えるので何ががなんでもタイトルを取ることを全員で誓いました。風間八宏監督は、ことし限りでチームを去ることになりましたが、まだ総仕上げの大きな仕事が残っています。皆さん引き続き応援をよろしくお願いします」と挨拶。
続いて風間監督が「いいときも悪いときも変わらず温かく応援してくださり本当にありがとうございました。私自身皆さんに本当に支えられ、このクラブに来られたことは幸せでした。ここにいる選手・スタッフと皆さんともう一度積み上げて締めくくりたいので、ぜひもう一度力を貸して下さい」と笑顔で語った。最後にキャプテンの中村選手が「1年間熱い応援ありがとうございます。ぜひみんなでチャンピオンシップを獲りましょう」と力強く語り、ピッチを半周してサポーターに挨拶した。
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