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2016年10 月11日 (火曜日)

さよなら川崎市役所本庁舎:解体前に10月12日からお別れイベント、見学ツアーやコンサート

161011kawasakishiyakusyo1938年(昭和13年)の建設以来、戦災や戦後の復興など78年間にわたって川崎市の歩みを見守り続けてきた川崎市役所本庁舎が建て替えられるのに先立って、お別れのイベントが10月12日から行われる。12日にはプレイベントとして市民ボランティアによる庁舎の掃除、14日から16日までは本庁舎のシンボルの時計塔や本庁舎の見学ツアー、トークイベント、ピアノやジャズのコンサート、写真展、記録映画上映、落書きアートなどが催され、11月の解体を前に別れを惜しむことにしている。

写真=川崎市役所本庁舎

市役所本庁舎は耐震性などの問題から建て替えられることになり、11月第2週以降に解体されることになった。このため、川崎市のシンボルとして親しまれてきた庁舎に多くの市民に別れを惜しんでもらおうとさよならイベントを行うことにしたもの。 さよならイベントは次の通り。 ●プレイベント・庁舎のおそうじ=12日18時から19時-お掃除ボランティア「グリーンバード」とともに庁舎をみがいて、ほこりを払う。 ●庁舎内探検=14日〜16日-市長室、講堂など本庁舎内部をルートに沿って見学。探検シートも用意。 ●記録映画・本庁舎78年のあゆみ上映=14日〜16日・2階特別会議室-本庁舎の竣工以来の歴史などをまとめた映像を上映。 ●想い出の本庁舎写真展=14日〜16日・2階廊下-市民が寄せたものを合わせて本庁舎の貴重な写真を展示。 ●落書きアート=15日・16日9時〜17時・1階廊下ほか-庁舎の壁をキャンパスにして、川崎ものづくりブランド認定商品「キットパス」で落書きをする。 ●本庁舎見学ツアー=15日・16日の9時30分、13時(全4回)・正面玄関わき集合-庁舎内の見どころを解説付きで見学。各回定員20人(先着順・開始30分前から整理券配布) ●時計塔ツアー=14日16時・15日・16日の12時、16時(全5回)・時計塔階段室4階集合-本庁舎のシンボルの時計塔内部の鉄骨階段の一部を解説付きで初公開。各回定員45人(中学生以上、先着順・汚れても良い服装で参加) ●トークイベント「あの時、そして再生へ」=15日・16日の10時45分(全2回)・2階特別会議室-1945年(昭和20年)の川崎大空襲の時、時計塔で防空監視員を務めた星野正孝さん、1959年(昭和34年)の本庁舎4階部分増築時の設計を手がけた元建築局長の原寿幸さんが当時のエピソードや思い出、本庁舎や周辺の市街地の歴史的変遷や変化などを披露。(先着順) ●小川典子ピアノコンサート=15日14時2階講堂-川崎市出身で川崎市文化賞受賞者のピアニスト小川さんがモーツァルト「トルコ行進曲」、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」など8曲を演奏(座席は先着順) ●かわさきジャズ2016スペシャルライブ=16日14時2階講堂-市内で活動する社会人プレイヤーとプロミュージシャン混成の「Black Brown's Trio」「松本健一Trio」が演奏(座席は先着順) イベントの参加はいずれも無料。 問い合わせは電話044-200-3939サンキューコールかわさき。

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