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2016年9 月29日 (木曜日)

J1・川崎フロンターレが横浜F・マリノスに3対2 : アディショナルタイムで激闘制し、チャンピオンズリーグ出場決める

160925forontale 01明治安田生命J1セカンド(2nd)ステージ第13節9試合が9月25日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場で横浜F・マリノスと対戦した。川崎Fは後半の残り時間数分を残すまで2点リードしていたが、90+6分、90+8分と立て続けに失点し一時同点に追いつかれたが、終了間際にFW小林悠(#11)が勝利への執念ともいえる気持ちのこもったヘディングシュートを決め、3対2と劇的な勝利をつかんだ。
川崎Fはこの勝利により、リーグ戦を4試合残したまま年間順位が3位以内となることが確定、初のチャンピオンシップ出場をつかみ取った。

写真=90+10分、川崎FのFW小林悠(#11)の勝ち越しゴール

160925forontale 04川崎Fは、前節の大宮線でFW大久保嘉人(#11)が前半レッドカードで退場し終了間際に逆転弾を受けて敗戦、2ndステージ3位に転落しており、連敗はできないところ。一方の横浜F・Mは川崎Fと勝ち点2差で4位につけており、2ndステージ逆転優勝のためにも勝ちたいところだ。
神奈川ダービーの試合は、両チームのサポーターが大勢駆けつけ25,017人が観戦した。
川崎は、大久保と累積警告のエドゥアルド・ネット(#21)に加えGKのチョン ソンリョン(#1)が怪我で欠場し、ワントップ小林の布陣でMFに狩野健太(#25)と三好康児(#26)、GK新井章太(#30)を先発起用した。横浜F・MはMF中村俊輔(#10)が欠場、互いに絶対的な主力を欠く神奈川ダービーとなった。
160925forontale 03試合は、前半川崎Fが得意のパス回しでリズムを作るものの横浜FMは積極的なプレスで対応していた。14分に小林のクロスに反応した狩野がヘディングシュートで先制した(写真左上)、その後は横浜FMのカウンターの攻撃を受ける場面もあったが、守備陣がしのいで前半を1対0で終えた。
後半、立ち上がりから横浜FMの反撃を受け、50分に新井が味方選手とぶつかり脳しんとうで倒れ、時計を止めて治療を受けプレーを続行した。その後一進一退の攻防が続いたが69分に新井が再び倒れて負傷退場し、髙木駿(#29)が急きょゴールマウスに立った。横浜FMのMF斎藤学(#11)とMFマルティノスの突破に川崎Fの守備陣が対応する場面が増え、82分に狩野からDF小宮山孝信(#8)を投入し、先発のMF田坂祐介(#6)がひとつ前のポジションにあがった。これが功を奏し、84分に田坂のパスに反応した三好がループシュートで追加点を決め2対0となった(写真左上)
160925forontale 05横浜FMも追加点に前後して選手を2人送り出して猛反撃。9分のアディショナルタイムの表示に客席は一瞬どよめいたが、攻める時間まだあるとポジティブにとらえた横浜側のサポーターが反撃する選手への声援を強めた。
川崎はFは横浜FMの猛攻をしのいでいたが、96+6分にMF中町公祐(#8)にゴールを許して(写真左下)1点差となり、2分後は川崎Fのパスミスを拾った斎藤にゴール前に迫られ、FW伊藤翔(#16)に同点ゴールを決められた。
160925forontale 06追いつかれた瞬間ピッチに倒れ込む川崎Fの選手もいたが(写真右下)、川崎Fはすぐに三好に代え、FW森本貴幸(#9)を送り出し反撃、コーナーキックのこぼれ球を田坂がセンターに送り小林が値千金となるヘディングで決めて100分に及ぶ試合を劇的に勝利で終わらせると、川崎サポーターの多くが立ち上がりタオルを回して喜びあった。
160925forontale 02この勝利で、川崎Fは2ndステージ2位に上がり、年間1位もキープした。
試合後、ピッチの上で村井満Jリーグチェアマンからキャプテンの中村憲剛選手にチャンピオンシップ出場のプレートが渡された。
川崎Fの次のホームゲームは第15節で、10月22日14時からサンフレチェ広島と対戦する。

 

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