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2015年11 月12日 (木曜日)
天皇杯・FC町田ゼルビアが4回戦で浦和レッズに1対7で完敗
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会ラウンド16(4回戦)第1日程の3試合が11月11日に行われた。
J3として唯一4回戦に進出したFC町田ゼルビアは埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場でJ1の浦和レッズと対戦、1対7で完敗しチーム初の準々決勝進出は果たせなかった。
写真(すべて山本真人)=試合終了、肩を落とす町田の選手ら
町田は東京都代表で、1回戦はJ3グルージャ盛岡、2回戦はJ1名古屋グランパス、3回戦はJ2アビスパ福岡と対戦していずれも無失点で勝ち上がった。3回戦まではGK内藤圭佑(#1)をはじめDFぺ・デウォン(#3)などリーグ戦で出場機会が少ない選手を中心に先発出場していた。今回も昇格をかけたリーグ戦が15日にあるため、内藤、ペなどこれまでの天皇杯先発組を中心に前節のリーグ戦で退場となったDF土岐田洸平(#10)、DF増田繁人(#15)などをスタメン起用、負傷明けのMF大竹隆人(#13)をベンチ入りさせた。
一方の浦和は、ことしから採用されたJ1推薦シードの選ばれたためこの対戦が初戦となる。GK西川周作(#1)、DF槙野智章(#5)、MF柏木陽介(#8)が日本代表、FWズラタン(#21)がスロベニア代表で不在だが、MF阿部勇樹(#22)、MF梅崎司(#7)、FW李忠成(#20)らがスタメン、FW興梠慎三(#30)、MF武藤勇樹(#19)らリーグ戦でも活躍するメンバーがベンチ入りした。
平日のナイターでTV生中継も行われたが、地元近くの浦和レッズだけでなく町田のサポーターも多数応援(写真左上)に駆けつけ、5505人が観戦した。
試合は立ち上がり町田がペースをつかみ浦和ゴール近くに攻め込む時間があったがフィニッシュが決まらず、次第に浦和にボールを支配されるようになった。町田は、浦和の攻勢を内藤のビッグセーブなどで防ぎ(写真左2番目)カテゴリーの違いを感じさせない迫力でしのいでいた。
しかし、30分に浦和のコーナーキックから失点(写真右2番目)すると32分にこぼれた球を拾われて李にゴールを決められ、アディショナルタイムの45+2分にもDFのクリアミスから得点を許し、0対3で折り返した。
意地を見せたい町田は、後半の立ち上がりからボールをつないで攻勢をかけ、50分にDF平智広(#4)がボレーシュートで1点を返した。町田は、59分に土岐田からDF松本怜大(#19)に替えサイド攻撃でチャンスを作り、FW中村祐也(#11)のシュートがゴールポストにあたるなど見せ場は作ったが得点は得られなかった。浦和は65分に阿部が町田GKがクリアしたボールを拾ってミドルシュートを決め、69分にもゴールを決めて4点差に広げた。
格上の浦和に対して攻撃的な姿勢を見せる町田は、71分にMF宮崎泰右(#18)から負傷明けの大竹、75分にはFW久木野聡(#38)からFWサビア(#27)と前線の選手を入れ替えて得点のチャンスを狙った。しかし浦和は攻撃の手を緩めることなく61分に武藤、70分に興梠、77分にはFW石原直樹(#11)を投入しさらに3得点を加えて力の差を見せつけた。
試合後の会見で相馬直樹監督は「率直に言って完敗でした。天皇杯4試合目で、格上のチームと2回戦ってここまで来ました。試合の流れで言うと、0-0の流れが続くことで、これまではそれによって格上のチームがやりにくさ、焦りを生む状況になっていましたが、立ち上がりが良い流れで入った分、どこかそれによって相手の集中力も高まり、(うちの)選手たちは今日もうまくいくのではないか思い始めた中で、セットプレーからゴールを奪われてしまいました。先に取られたことで気落ちしてしまった部分もありましたし、浦和さんのプレーに余裕が出てかけ引きなしの実力が引き出されるような展開になってしまったのかなと思います」と試合を振り返り「ただ、最後までゴールを奪いに行く姿勢を見せた選手たちに感謝したいと思います。我々はリーグ戦も佳境を迎えておりこれも一つ良い教訓です。それをリーグに還元できるように頑張っていきたいと思っています」
2015-11-12 in 02)イベント・催事, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink