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2014年10 月14日 (火曜日)

ナビスコカップ・川崎フロンターレが準決勝で敗退 : ガンバ大阪が合計得点4対5で決勝進出

141012nabiscofrontale 01ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦の2試合が10月12日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場でガンバ大阪と対戦した。10月9日の第1戦で敗戦した川崎Fは、立ち上がりから攻撃的な戦いで先制しその後点の奪い合いで3対2と競り勝ったが、合計得点が5対4と下回り準決勝で敗退した。
もう1試合の柏レイソル対サンフレッチェ広島の試合も合計得点で上回った広島が決勝にコマを進め、11月8日に埼玉スタイアム2002で対戦する。

写真=試合終了に肩を落とす川崎イレブン

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川崎FのFW大久保嘉人(#13)が先制(撮影 : 小野ルタ海月

アジアチャンピオンズリーグに参戦した川崎Fは、ナビスコカップに準々決勝から出場しセレッソ大阪に合計得点で上回り、2013年に続いて準決勝に進んだ。川崎Fのナビスコ決勝進出は、2000年、2007年、2009年の3回でいずれも準優勝に終わり、悲願のタイトル獲りに向け決勝進出への期待が高かい。一方、1年でJ1に復帰したG大阪はグループリーグから順当に勝ち上がり、初優勝した2007年以来7年ぶりの決勝進出を目指す。
川崎Fの先発メンバーは第1戦から4人替え、ケガで欠場したMF中村憲剛(#14)がベンチ入り、ガンバは1人だけの変更だった。
141012nabiscofrontale 05試合は、2対0以上のスコアで勝たなければ決勝進出が果たせない川崎Fが、立ち上がりから果敢に攻め何度かチャンスを作って9分にFW大久保嘉人(#13)がヘディングで先制ゴールを決め、川崎サポーターを喜ばせた。その後、G大阪に押し込まれる時間もあったが川崎の守備陣が対応。川崎Fはリズムを取り戻して攻め込んだがラストパスとシュートの精度がいまひとつで追加点が奪えず一進一退の攻防となった。すると42分に一瞬の隙からMF阿部浩之(#13)に同点ゴールを許し(写真右上)さらに45分には再び阿部に逆転ゴールを決められアウェイゴール数でも上回られ気落ちした川崎サポーター席は一瞬静まり返った。しかし、川崎Fは粘りを見せ45+3分にコーナーキックのチャンスからDFジェシ(#5)がヘディングゴールを決め2対2の同点で前半を折り返した。
141012nabiscofrontale 03終了間際の得点で気持ちを立て直した川崎Fは、果敢にG大阪ゴールに迫り、51分にMF森谷賢太郎(#19)が混戦の中でゴールを決め再びリードした。63分にはMF山本真樹(#6)に代わり中村が登場、スタンドはこの日一番の盛り上がりを見せた。
3日後の15日に天皇杯を控えるG大阪は、第1戦の立役者FW宇佐美貴史(#39)とFWパトリック(#29)を61分と71分に下げ、守備が安定しているMF大森晃太郎(#19)とFW佐藤晃大(#20)を投入した。
141012nabiscofrontale 04相手の得点源が下がったことにより川崎Fはアウェイゴールの差を埋めようと再び猛攻を繰り返したが、終盤に入ると次第にG大阪ペースの試合運びとなった。川崎Fは88分に森谷を下げ、DF稲本潤一(#20)を投入、ジェシを前線にあげてパワープレーを行ったが(写真右下)ゴールネットを揺らすことができなかった。終了の笛に川崎Fの選手の一部は涙を流してピッチに座り込んでいた。

地中出場の中村憲剛選手は「ジェシと森谷の得点で等々力が行けそうな雰囲気を作ってくれたが、先が続かなかった。第1戦に出場できず、チームに迷惑をかけて申し訳なかった」と反省。試合後の会見で風間八宏監督は「非常に残念なゲームだった」と話した後に「我々らしく相手を圧倒できたので、次につながる」と18日の同カードのリーグ戦へ気持ちを切り変えていた。
次のホームゲームは、10月22日19時からサガン鳥栖と対戦する。

 

2014-10-14 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, i)神奈川県, スポーツ | Permalink

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