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2014年8 月 1日 (金曜日)
カンボジアに学校建設をと川崎市でチャリティー・カット : 過去最高ののべ400人以上が参加
川崎市内の美容師ボランティア団体・NPO法人PRIC(プリック)JAPAN BEAUTY(菅原司郎理事長)が7月29日に高津区溝口の生活文化会館「てくのかわさき」で「カンボジアに学校を造ろう」とチャリティー・カットを開催、過去最高ののべ約400人が訪れ、美容師らからカットや爪の手入れをしてもらっていた。
写真=チャリティカットをする菅原司郎理事長(左)
プリックは、美容師が技術を提供して社会貢献を、と毎年チャリティー・カットを行い、収益を社会福祉団体などに寄付しており、今回が18回目。
2006年から発展途上国のひとつカンボジアに小学校を建設することを目的にカンボジア大使館の後援を得て社団法人シャンティ国際ボランティア会に寄付、これまで小学校を2校開校させた実績を持ち、3校目の建設もまもなく始まる。
2014年2月には、さらなる活動をと「世界の子ども達に教育と自立 夢と希望」を活動の目的に掲げてNPO法人となった。
会場は同館ホールにビニールシートを敷き、会議用の机に卓上鏡や姿見を置いて臨時美容室を設営、美容師がボランティアでカットとマユ手入れ行った。カットが1000円以上、マユ手入れが500円以上を寄付するが、破格料金のため、この日を楽しみにしている常連客も多い。
ことしは、来場者の出足が早く、11時過ぎには30人以上が順番待ちとなるほどの人気。美容に加え、頭部や足などのマッサージコーナーも置かれ、待ち時間に試す人も大勢いた。10時から21時までの開催時間にカット194人、まゆカット60人、ネイル54人、各種マッサージ94人と、昨年を35人上回る過去最高の402人が有料サービスを受けた。
会場には、カンボジアの女性の自立を目的に作られたフェアトレード商品の袋物や、川崎市の地域活性化プロジェクトのご当地アイドル「川﨑純情小町」から提供されたグッズの販売も行われた。また、東日本大震災の義援金募金箱が置かれ、24296円の募金が集まった。参加した美容師などのスタッフは105人で、川崎市内だけでなく、都内などから参加した美容師もいる。会員以外にも、マッサージなどのボランティア数十人以上が参加した。
今回のチャリティーカットで集まった54,8762円と、フェアトレード商品販売手数料などから会場費などの経費を除いた収益金は、4校目の小学校建設の費用にあてられる。
今回の統括責任者で、多摩区で美容室を営む矢花敬さんは「NPO法人になって初めてのイベントだったので、今回はチラシの作成や配布などのPRに力を入れ、これまでで最多の方に来ていただけてよかった。来場してもらったお客さんと美容師のネットワークの広がりに感謝しています」と喜んでいた。
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