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2014年1 月 3日 (金曜日)

全国高校サッカー:川崎市の桐光学園が四日市工業に0対1で敗戦

140103toko 03第92回全国高校サッカー選手権大会は1月3日に3回戦8試合が行われ、神奈川代表の桐光学園(川崎市麻生区)はニッパツ三ツ沢競技場で三重県代表の四日市中央工業と対戦した。桐光は前半30分に四中工に先制点を奪われ、終盤まぎわまで猛反撃したがゴールを割ることができず1対0で敗退、目標にしていた昨年の成績のベスト4位を上回ることができなかった。

写真=試合後、8月に亡くなった大西健太選手の写真を掲げ応援席に頭を下げる桐光イレブン

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後半、四日市中央工業のゴール前で攻める桐光

2日の2回戦から参戦した桐光は、昨日の試合の反省からか開始当初から積極的なプレーでMF池田友樹#7らがゴール前でチャンスを得たが、四中工GK髙田勝至#12に阻まれ得点が得られなかった。その後、互いに攻守の切り替えが早い試合展開となったが、29分過ぎに桐光が中盤で相手にボールを奪われ、右寄りに出たボールを四中工MF森島司#14が冷静な判断でドリブルで持ち込みゴールを決めた。ゴール直前のプレーに線審がいったんオフサイドフラッグをあげたため、桐光ベンチがゴールの判定にアピールしたが主審に認められず、湯田哲生ヘッドコーチが退席処分となり、1点リードされたまま前半を終了した。
後半、桐光は気持ちを切り替えアグレッシブに攻め込み四中工を上回るシュート、コーナーキック、直接フリーキックを得て再三得点チャンスを作ったが、相手の堅い守りを崩せず無得点で終わった。

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30分、四日市中央工業mf森島司が先制ゴール

勝利した四中工の樋口士郎監督は(オフサイド位置にいた選手の動きを止め)ゴールを決めた森島のプレーについて「1年生とは思えない冷静な判断だった」とほめた。
一方、昨年以上の成績を目指していた桐光の鈴木監督は「昨日よりはいいプレーをしたが、決定機に決めきれず試合を難しくしてしまった。ハーフタイムに気持ちを切り替え逆転しようと送り出したが、四中工の背後を取ろうとする意識のさじ加減が難しかった。(監督に就任したこの1年)いいことも(選手が病気で亡くなるなど)悪いこともあったが、前に進んで行く姿勢を生徒から学ばされる充実した1年だった。監督・選手、教師・生徒といった枠組みを越えてつながってきたので、いい形でシーズンを終わらせたかったが、僕の力不足だった」と悔しさをかみしめていた。
ゲームキャプテンで、ピンチを摘み取り、再三前線にボールを送ったDF関根陸選手は「昨日よりはいい内容の試合だったが勝てなかった。(亡くなった)大西君が僕の背中を押して走らせてくれたのに、国立につれていけなかったことが残念です。(四中工のゴールは)フラッグがあがったので足を止めてしまったが、笛が鳴るまで絶対に足を止めてはいけないことと、最後まで熱く戦うことを改めて感じた。この教訓を今後大学で生かしたい」と涙をこらえて話した。

2014-01-03 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , b) 川崎市のニュース, d)横浜市 | Permalink

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