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2012年3 月10日 (土曜日)
J1リーグ開幕:川崎フロンターレ白星スタート、實藤が先制ヘッド、新潟完封
J1リーグが3月10日に開幕、8試合が行われた。第1日程の川崎フロンターレはホームの等々力陸上競技場でアルビレックス新潟と対戦、前半11分に新潟のファウルで得たFWレナト#10のフリーキックをDF實藤友紀#15が頭で合わせて先制、この1点を守りきり、開幕戦を完封勝利で飾った。
写真=11分、フロンターレ實藤友紀選手(#15、右端)の先制点(撮影 : 桑山輝明)
試合は、川崎はスターテングメンバーに新加入選手5人を起用、通常と逆に前半に川崎側サポーター席に向かって攻めた。
開幕戦特有の堅さの見られた川崎に対し、新潟は序盤より積極的に攻め、開始直後に海外から古巣に戻ったFW矢野貴章#9がシュートしたが、川崎のGK西部洋平#21が飛び出してキャッチ。このピンチで冷静さを取り戻した川崎は、果敢に前に進むレナトが新潟のファウルで得たFKのチャンスを實藤がヘディングシュートで先制。その後、両チームとも何度かチャンスを作るが得点には至らず前半を1対0で終了した。
後半は、新加入のFW小松塁#17などがチャンスを作り出すが、追加点は生まれず、逆に終了間際からアディショナルタイムにかけ新潟の猛攻にさらされたが、新加入のDF森下俊#33らの粘り強い守りで完封で終わった。
試合前には、Jリーグの佐々木一樹常務理事より阿部孝夫川崎市長にベストピッチ賞の盾が手渡された。
恒例の始球式には、川崎市在住の元プロ野球選手の桑田真澄さんが登場し「2012年のシーズンが始まりました。選手の皆さん、サポーターの皆さん、一体感を持って優勝にトライして下さい」とにこやかに挨拶。ゴールを決めると両チームのサポーターから大きな拍手を受けていた。
この試合は、東日本大震災で被災を受け川崎が企画制作した算数の学習参考書「川崎フロンテーレ算数ドリル」の縁から交流を続ける岩手県陸前高田市でパブリックビューイングされ、試合後には中村憲剛選手#14が「陸前高田サイコー」と笑顔で叫んだ。
選手入場時には、「F」つながりとしてことしから実施される川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムとのコラボレーションで、藤子・F・不二雄作品のキャラクターをあしらったビッグフラッグが掲げられたほか、試合前には1年前の東日本大震災被災者の鎮魂と復興に向け黙祷が行われた。
2012-03-10 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, スポーツ | Permalink