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2009年2 月19日 (木曜日)
狛江市のギャラリーでひな祭り展 : 市内の旧家に伝わる80年前の人形を展示
桃の節供のひなまつりを前に、小田急線狛江駅北口近くの泉の森会館2階ギャラリーで、市内の旧家に伝わる昭和初期のひな人形や市民が描いたひな人形の絵などを展示する「ひな祭り展」が2月17日から開かれている。
写真=80年前の石井家の雛人形、会場の展示風景、チンを連れた三人官女の一人
展示しているのは、江戸時代に名主も務めた同市元和泉の市議・石井功さん宅に伝わる男雛、女雛、三人官女、五人囃子、左大臣・右大臣などがそろうセットの雛人形と、立ち姿の女雛、従者と女雛、チン(犬)を連れた官女、翁と老女、ミニチュアのお膳など。これらの人形は、約80年前に14代目の現当主・功さんの父・市郎さん(故人)の妹の初節供前に親戚から贈られたものだ。市郎さんの妻・清子さんによると、狛江市周辺では当時、女の子が生まれると女親の実家が男雛・女雛の親王飾りを、親戚が三人官女や五人囃子、左大臣・右大臣などをそれぞれ贈り、その女の子が生長して結婚する時は雛人形を実家に置いていくのが習わしだったという。
石井家は、江戸時代に建てられた家が立川市の昭和記念公園に移転保存されることになり、現在家を解体中。泉の森会館では、長い間石井家の蔵に大切に保管されていた雛人形を多くの市民に見てもらおうと、今回の展示が決まった。
会場ではこのほか多摩区の手工芸家・細野悦子さんが製作した吊し雛も展示している。
21日の午前10時から午後5時まで雛人形写生会(同ギャラリーで道具を準備)を開き、でき上がった作品は同ギャラリーで展示する。また22日午後1時から5時まで中和泉の飯田久雄さんの指導で竹細工教室も催される。参加は事前申し込み制で、おとなから子どもまで誰でも可能だが、小学生低学年は保護者の同伴が必要。参加費は無料。同展の会期は2月28日までで、入場は無料。時間は午前10時から午後6時までで最終日は午後3時まで。
問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館。
2009-02-19 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink