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2006年11 月 9日 (木曜日)

多摩区で「防災フェア」:避難生活のたいへんさ実感、非常食の試食などが人気

061108bosai02避難所や非常食など災害時の知識を体験できる「多摩区防災フェア」が川崎市多摩区登戸の総合庁舎で11月7日と8日に催され、2日間で親子連れなど約650人が参加、会場いっぱいに並べられた災害用品や機器、展示などを見たり、心肺蘇生法などの講習を真剣な表情で受けていた(写真)

写真ニュース=防災フェア会場の様子を見る>

区内の町会や自治会でつくる多摩区自主防災組織連絡協議会が災害時の避難生活をテーマに、多摩消防署、市総務局危機管理室、多摩応急手当普及ボランティアの会、日本赤十字社の協力で催したもの。
会場には、2m四方の段ボールの仕切りで作った避難所が設けられたほか、さまざまな種類の災害時用のトイレなども並べられた。参加した親子などが実際に避難所に入っ て「段ボールを床に敷くだけでもけっこう暖かいね」「こんなところで何日も過ごすのはたいへんそう」などと感想を話していた。アルファ米や最新の災害備蓄 保存食の試食も行われたが、「けっこうおいしいわね」「こんなに種類があるんだ」などと話し、なかにはお代わりをする子もいた。
自転車を利用して人力で濁った水をろ過する装置や、家などの下敷きになった人を映像や音で探す最新式の装置なども展示された。消防隊員の防火服や空気ボン ベの試着も人気を集め、全部で10数キロの装備を身につけて「こんなに重いものを着て、災害現場を走り回るのはたいへんですね」と解説の消防署員に“同 情”する女性の声も聞かれた。
AED(自動体外式除細動器)の使い方やCPR(心肺蘇生法)の講習も行われ、家族そろって熱心に手ほどきを受ける姿も見られた。
主催者では「実際に見て、体験してもらうことで、避難所でのくらしのたいへんさを実感してもらえればと企画したが、平日にもかかわらず多くの区民が入場 し、災害への関心の高さがわかった。ただ、こうした機材が役に立つ“本番”がなければ、うれしいんですけどね」と話していた。
問い合わせは電話044-935-3146多摩区役所地域振興課地域安全担当。

2006-11-09 in 09)市民活動, 12)防災・安全, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink

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