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川崎フロンターレが新体制を発表：めざすのはただ一つ「チャンピオンシップ」と宣言

川崎フロンターレが1月24日、川崎市麻生区の昭和音楽大学の音楽ホール「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」で2015年のチーム方針や新加入選手、新ユニフォームなどの新体制をコンサート付きで発表した。武田信平社長は「クラブ全員が一丸となってチャンピオンシップを絶対に取ることにまい進し、シーズン終了後のJリーグアウォーズでは選手全員で舞台に上がり、(所属選手が)MVPと得点王も選ばれるシーズンにしたい」力強く宣言した。

写真(撮影 : すべて山本真人)＝客席のサポーターと一緒に風間八宏監督と新入団選手が記念写真

 

フロンターレは、オフシーズンにサポーターとの接点を深め、チームの考え方を直接聞いてもらおうと2004年から新体制発表を毎年サポーターに公開、「音楽のまち」を掲げる川崎市とコラボレーションしてコンサート付きで行っている。
今年は約1205人のサポーターが参加、回廊式の客席には新入団選手の名前入りの横断幕が張られ、レプリカユニフォームやタオルマフラーなどを身につけたサポーターでぎっしり埋まった(写真左)。
発表には武田社長、庄子春男GM、風間八宏監督のほか、新入団の松井謙弥(まつい・けんや/26歳/GK/背番号1/前所属クラブ＝徳島ヴォルティス）、角田誠(かくだ・まこと/27歳/DF/3/ベガルタ仙台）、橋本晃司(はしもと・こうじ/26歳/MF/7/大宮アルディージャ）、杉本健勇(すぎもと・けんゆう/24歳/FW/9/セレッソ大阪）、船山貴之(ふなやま・たかゆき/26歳/FW/15/松本山雅）とブラジルからエウシーニョ(24歳/DF/18/アメリカ・ミネイロ）の移籍組に加え、新卒の車屋紳太郞(くるまや・しんたろう/22歳/MF/20/筑波大学）、中野嘉大(なかの・よしひろ//22歳/MF/22/筑波大学）に加え、下部組織の川崎フロンターレU18から昇格した三好康児(みよし・こうじ/22歳/MF/26）、板倉滉(いたくら・こう/22歳/DF/28）の10選手が次々と客席を通って舞台に登場、大きな拍手を受けていた。
発表に先立ち、福田紀彦市長が「先日、必勝祈願の記事で、“私たちの望んでいるものはただ一つ”と風間監督の言葉でありましたが、私もまったく気持ちは一緒です。ここに集まっている皆さんも同じ思いだと思います。川崎フロンターレのサポーターは、すごく温かい応援と、そして敵対するチームにも温かい言葉をかけてあげられる、そういうホスピタリティを持った素晴らしい市民だということを色んなところで言ってきています。今年も篤い応援で選手と一緒に戦っていきましょう」と挨拶した(写真左)。
新体制について武田社長は「みなさんの期待を期待の大きさをヒシヒシ感じています」と前置きし「昨シーズンは4つのタイトルのうちひとつはとろうと言いましたが、残念ながらご期待に添うことができず申し訳なく思っています。25節までは非常に良かったが、その後少しずつ蓄積した疲労が出てコンディションを維持できなく成り失速した」と振り返り「今シーズンは選手層を厚くして戦力の底上げが必要です。ことしは久しぶりにユースからの昇格がありました。ここにいる新入団選手はポテンシャルが高い選手たちで、期待して頂きたい」と話した。ま た、ことしのキャッチフレーズは「魅力的な」という意味の「ATTRACTIVE(アトラクティブ）」とロゴマークを紹介し「魅力的な選手が､魅力的なサッカーをして、地域密着を積み重ねて魅力的なクラブとなる」と力説。インスタンドを回収中の等々力競技場について3月12日に完成し26,000人が入れるようになると話し、絶対に全席を埋めたいとサングラスを取り出してタモリの物まねをして客席に向かって手を振り「友達、知り合いを誘って等々力来てくれるかな」と話し、サポーターの笑いを誘っていた。
続いて庄司GMは「技術だけでなく、スピードとフィジカル強さも高いレベル。即戦力と将来のフロンターレを背負っていく若手を獲得できた」と話し、新入団選手を紹介した。
風間監督は、「目指すものはひとつしかない。すべての選手、スタッフが力を合わせてそこだけを目指す」とあえて「タイトル」という言葉は使わず、熱い思いを話した。
音楽とのコラボのことしのテーマはゴスペルで、オープニングには、SHOWA GOSPER BANDとが「ＳEASONS OF LAVE」「輝いて麻生」などを演奏、第３部では「川崎’’青歌隊’’」が「翼を下さい」などを歌ったほかプラネタリウム・クリエーターでメガスターの創設者・大平貴之さん演出で会場内を臨時プロネタリウムにするメガスターパフォーマンスを実施、幻想的な雰囲気の中で「星に願いを」を演奏して、観客を感動させた。
その後、新背番号や新ユニフォーム、ユニフォームスポンサーなどが発表され、角田、船山、松井の3選手がホームとアウェイユニフォームを着用して舞台に登場、写真撮影に応じた。
また、フィナーレ前には、サポーター団体から得点王の大久保嘉人選手に犬のプレゼントが行われ、「J1制覇　必勝」と書かれたブルーのダルマの目入れも行われた。

 

 

川崎市麻生区の麻生不動で1月28日にだるま市

川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で1月28日、恒例のだるま市が開かれる。
旧暦で関東地方で最後に開かれることから「関東納めのだるま市」として親しまれており、毎年多くの人が縁起物のだるまなどを求めに訪れる。

写真＝昨年のだるま市の様子

麻生不動院は、もともと火伏せの神様としての信仰があつく、神棚や火を使う台所に張るお守りなどを売る。また境内や参道では８時頃から17時頃まで境内や沿道に約400店の露店が出店、だるまや植木などのほか乾物、焼きそば、お好み焼きなどの食べ物の店がずらりと並び、ピーク時にはラッシュアワー並の混雑となる。
当日は最寄りの小田急線柿生駅などから臨時バスが増発される。

ライスボウル：富士通が初出場でアメフト日本一に、4年連続出場の関学大を破る

アメリカンフットボール日本一を決める第68回ライスボウルが1月3日、東京ドームで行われ、社会人代表の富士通フロンティアーズと学生代表の関西学院大学ファイターズが対戦。初出場の富士通は、第３クォーター（Q）に関学大に一度は逆転を許したものの第４Qに再逆転、33対２４で追いすがる関学大を破り、創部３０年目で悲願の日本一に輝いた。関学大は４年連続でライスボウルに出場しながら涙を飲んだ。通算成績は社会人の20勝12敗。

写真（k-press）＝第4QにRBジーノ　ゴードン（#29）が再逆転のタッチダウン