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2004-09-14

昇格のプレッシャー

試合終了のホイッスルとともに、ピッチの中央にうつろな表情で座り込んだフロンターレの箕輪選手。9月11日、勝てば5年ぶりにJ1復帰というこの試合にかける選手たちすべての気持ちを代弁していた。

数分後、顔を赤くした阿部孝夫川崎市長は「くやしい」を連発しながらも「勝てるというおごりがあったように感じる。来期J1で闘うためのいい材料になった」と語り「まだ時間はたっぷりある。次に勝てば、昇格と優勝が一緒になる」と最後は明るく締めくくった。
会見場に現れた指揮官の関塚隆監督は、すでに気持ちを切り替えていたかのように「イヤー、なかなか勝たしてもらえないのものですね」とさわやかに切り出した。昇格の堅さが見られたという質問には「スタートの堅さはいつものこと。早い時間帯で警戒していたセットプレーで点をとられ、ゲームプランが展開できなかった。選手達は最後まで点を取りに行く姿勢を失わなかった」と昇格のプレシャーを否定し、選手をかばった。
この日は、フロントの努力のかいあって、昇格の瞬間を見ようと今期初の2万人の観客が集まった。史上最速の昇格は喜ばしいことで、次節に期待したい。今後は、来期に繋がる試合を展開してもらい、消化試合となる残りの試合にも多くの観客が集まってほしい。(ネコ)

Posted by 安永能美 on 2004-09-14 at 12:00 午前 | Permalink

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