« 2007年7 月 | メイン | 2008年9 月 »

2007-12-31

写真の洪水におぼれる

大みそかだというのに、写真の洪水と格闘中。新コンテンツ「かわさき花ごよみ」の立ち上げのため、写真をセレクトしているのだが、あまりに多過ぎて、出口が見えない状態が続く。
銀塩からデジタルへの移行は、時代の流れとはいえ、写真とのつきあい方を変えてしまったようだ。

Jリーグやイベントなどの場合、1回の取材で1,000枚以上撮ることも少なくない。スポーツ取材でカメラマンが複数の時は、1試合で数千枚、容量にして20GB近い写真データが一度に持ち込まれるから、1TBのハードディスクが半年持たない有様だ。
後になって必要な写真を探すのに1日がかりというケースが増えたため、写真整理用のソフトを入れて対応することにした。
現在、写真の整理のために使っているソフト「Adobe Photoshop Litghtroom」に読み込んだ写真は14万枚近く。だが、まだ読み込んでいないものが、この倍以上はありそうだ。
Lightroomの前は、AppleのApertureを使っていた。使い勝手がよくて気に入っていたが、10万枚を超えたあたりから動作が遅くなり、MacProでも厳しくなってきたので、ソフトを変更した。いまのところ、ソフトの動作は大丈夫なようだが、今度は人間の方がきつくなってきた。同じような数十枚の写真の中から最良の1枚を選び出すという作業を長時間続けていると、感覚がマヒしてきて、正直「どれでもいいや」という気分に陥る。写真のセレクトは、ソフト任せにできないから、この難行は当分続きそうだ。
それにしても、除夜の鐘までに作業が終わればいいが。

Posted by k-press on 2007-12-31 at 01:42 午前 in ウェブ・技術, スポーツ, 科学 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2007-12-28

ユニバーサルデザインの靴

骨折してから33日、医師から補助具を付けての歩行許可がでた。とはいえ、まだ2週間ほどは松葉杖を使うほか、足全体がカバーできる靴を履いてという条件がついた。

補助具を付けてはける手持ちで靴がなく、病院の売店でハンディのある人が利用する靴を捜すことにした。売店の棚には、種類は多くはなかったがいかにも「リハビリ」用というだけでなく、医療用とは全くわからないデザインのものもいくつかあったが、スモールサイズは見あたらない。
あきらめかけていたが、在庫を探すという店員さんに誘導され、廊下のイスにこしかけてワンサイズ大きめの靴をはいてみた。怪我した左足は、むくんでおり補助具をつけているのでほぼぴったりだったが、右足にちょっと大きめ。少し迷ったが、片方だけ買い求めるわけにはいかない。店員さんのアドバイスあって、右足は中敷きを入れ厚めの靴下をはいて靴に合わせることにした。
靴底はすべりにくい加工が施され、甲が折れ曲がってはきやすくデザインもよかったが、値段は街の靴屋の似たようなデザインものの約2倍。普段だったら絶対に求めない金額で、医療費を負担している身にとっては財布にかなり響いたが、歩けるようになったことと完治するまでの時間を考え、買い求めた。
それにしても、左右の足のサイズが違う人もいるので、片足ずつ靴が買えたらどんなに楽だろう。(ネコ)

Posted by k-press on 2007-12-28 at 02:16 午前 in ウェブログ | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2007-12-11

松葉杖の生活

松葉杖生活が始まって2週間が経つ。
医師から、できるだけ動かない、歩行時は絶対にかかとを付けてはいけない、イスに座っている時も足を高くしているよう言い渡された。自宅までの移動が困難で、事務所に仮住まいの生活をしている。 

両手で松葉杖を使うためお茶一杯すら運べず、食事の手配をはじめ身のまわりのことはほとんど人に頼むしかない。骨折の経験は2度目だが、前回の尾てい骨骨折と違って、傷みが強くないのが唯一の救いだ。
この間、診察も含めやむを得ない用事で3回だけ外出した。一番大変なのが2階の事務所から道路までの移動。松葉杖で階段を下りるのは、バランスがうまく取れず怖い。幸いなことに階段に手すりが付いており、これに伝ってゆっくり片足跳びで降りる。松葉杖は、あらかじめ友人に運んでもらった。1回目の移動は、車イス付の移送車だったので問題はなかった。その後はタクシーと一般乗用車だったが、乗るのに一苦労。松葉杖で体を支えながら座席に座るのだが、これがなかなか大変、ドアに足をぶつけながらようやく乗り込む始末だった。
そこで気づいたのが、車や玄関のドアも含めて扉の形状。引き戸ならば、体を片側の杖で支えて動かせるが、ドアの場合は、自分の立つ場所によっては困ったことが多い。特に大変なのがバネの力で開閉するドア。車イスで外出した場所は、3万人もの人を収容する競技場だったが、車イス用トイレが見つからず、ドアの前で利用する女性が来るまで待つことになった。
体の機能が下り坂の筆者にとっては、よい経験ができたと考えるよりほかはない。(ネコ)

Posted by k-press on 2007-12-11 at 03:11 午前 in ウェブログ | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2007-12-01

スローダウンの日々

きょうから師走。ことしも、日々を振り返る間もなく12月を迎えた。
ただことしは、先週から否応なくスローダウン。

その理由は、ドジなことに高いところから降りる時に、目測を誤ってコンクリートの壁に足をぶつけ、骨折。締め切りで原稿入稿が迫っており、早く戻らないといけないと段差の幅の少ないところを選ばす飛び降りたことや、カメラをかばっていたこともある。
日曜日のケガで、仕事も詰まっていたので湿布薬を貼っただけで済ませていたら足が腫れた。翌日の近くの大学病院に行った。診療開始40分前に受け付けを済ませ外来の待合室に行くと、すぐに車イスに乗り、足をベンチの乗せて待つように指示された。待つこと2時間半、診察室にはいるのもレントゲン室に行くのも、看護師に車イスを押してもらっての移動、診断の結果、骨折と判明した。松葉杖の使い方を習い院外の薬局まで歩くのは危険で院内処方に変えてもらい、車イスは自分でコントロールできないため、松葉杖で自力移動。外歩き用のカバーを院内の売店で求めることになったが、わずか数十mの移動に10分以上かかった。事務所のスタッフに連絡が必要だったが、院内は携帯電話の使用は禁止されており、外まで出るのは大変とようやく公衆電話のあるところを見つけて、松葉杖を壁にたてかけて片足で自分の体を支えて電話した。
日常何の意識もなくやっていることがこんなに大変だったことを、体で思い知らされた。(ネコ)

Posted by k-press on 2007-12-01 at 03:15 午前 in ウェブログ | Permalink | コメント (0) | トラックバック