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2005-03-15

レッズサポーターからエールの歌声

Jリーグが始まった。悲願の昇格を果たした川崎フロンターレホーム開幕の3月12日、試合開始前に熱烈な応援と動員力で知られる真っ赤に染まった浦和レッズサポーター席から突然フロンターレの応援歌「オーオー、フロンターレ」が地響きをあげるような大声で始まり、思わず耳を疑った。しばらく続いたその歌声は昇格したフロンターレへのエールだった。

入場券を手に入れるため、時には相手チームのファンクラブに加入、アウェイでもホームのような雰囲気にするレッズからのその歌声にJ1先輩格からの温かさを感じ、大きな感銘を受けた。だが、フロンターレ側からは、何のアクションもなかった。
前回、昇格を決めた1999年の最後の試合で相手側から「J1で頑張れ」という手書きのボードが出されたことがあったが、応援歌は珍しい。ましてや相手は連敗すると時には「暴徒」化するサポーターもいるとさえ言われたレッズだ。サッカーが文化として育つというのはこういうことだろうか。
観戦した阿部市長は試合後「応援は負けてましたね。(レッズの応援は)声が大きいだけでなく王者の貫禄があり、うらやましかった」と話した。フロンターレサポーターにも相手にエールを贈るゆとりが育つように期待したい。(ネコ)

Posted by k-press on 2005-03-15 at 11:35 午前 in スポーツ | Permalink

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