川崎白百合ライオンズクラブ(水野英雄会長)が、新潟県中越地方地震の被災者のために10月30日・31日の午前9時30分から午後4時まで小田急線新百合ヶ丘駅南口で街頭募金を行った。2日間で集まった89万6218円は、日本赤十字社新潟支部に送金する。同クラブが街頭募金をするのは、1995年の阪神淡路大震災以来のことだ。
同クラブは、ニュース報道で地震の被害が甚大なことを知り、地震直後に街頭募金をいちはやく行おうと会員に呼びかけた。社会奉仕活動を全員参加で行うことをモットーにしているため義援金の募金活動日を週末の30日・31日と決め、道路の占有許可などの届けを済ませ、市民の理解を得るために被害実態を伝える新聞を拡大したパネルも準備した。
アクティビリティ委員長の中山厚夫さんによると「初日は雨の中での活動だったが、予想以上に感心が高く、子どもからお年寄りまでさまざまな人が協力してくれた。中には高額の募金をする人もおり感謝している」と笑顔、水野会長は「災害支援は一刻も早いほうかいいと思って呼びかけ、40人全員が時間の都合をつけて参加した。新潟はこれから寒くなるので大変だと思うが、募金に協力してくれた人の善意を伝えたい」と話している。
2003年に設立30年を迎えた同クラブは、通常は社会奉仕活動として盲導犬・介助犬育成の募金と献血を定期的に行っている。また、30年を期に自然災害の義援金などに支出する基金を作り、ことし夏には水害の被災地に送金する災害支援活動も行っている。
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