狛江市と新潟県川口町がふるさと友好都市交流締結20年を機に、新たな交流と中越地震復興を目的に、川口町の農家が古くから続く棚田を守るため共同で米を生産して出荷する「棚田オーナー」制度を今年度から実施、狛江市民限定でオーナーを募集している。
写真(川口町提供)=新潟県川口町の棚田
棚田を作っているのは2004年10月の中越地震の震源地にあたる川口町武道窪(ぶどうくぼ)地区。甚大な被害を受けた同地区では、新潟県の山間部で古く
から続けられている「棚田」を守ろうと、2005年秋に農事組合法人グループファーム武道窪を設立した。法人は、点在する集落の棚田を法人の1農場とする
ことで農地の復旧や米の生産作業の個人負担を軽減、離農者を防ぐことを目的にしており、面積は約9.2ヘクタールで被災地の復興モデルとして注目を集めて
いる。
棚田オーナー制度の農地は、5000平方m。50%以上の減農薬・減化学肥料で徹底した管理で米を育てるところだけに認めている新潟県認証
の特別栽培米(川口産こしひかり)をオーナーの参加もまじえて栽培する。オーナー制度は、金額、面積、特典が異なる(1)10万円コース500平方m玄米
180kg、(2)6万8千円コースは300平方m玄米120kg、(3)3万5千円コースは150平方m玄米60kgの3種類(送料、精米代は別)があ
り、いずれも田植え、稲刈りなど農業体験のイベント参加が可能。
申し込みは、狛江市役所などに置かれている申込用紙か、メール
([email protected])で、申込者の指名、電話番号、メール番号、希望のコースと口数を書き4月30日ま
でに送る。メール申し込みは川口町のホームページ(http://www.town.kawaguchi.niigata.jp/)。
問い合わせは電話0258(89)3113川口町農業振興課。
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