狛江市の福祉団体「NPO法人バリアフリーセンター・福祉ネット『ナナの家』」が10月28日、小田急線狛江駅頭で新潟県川口町の地震被災者の義援金にと、カキの実を販売。売上金全額と寄付金の合わせて37310円を義援金として送る。
このカキは、和泉本町3丁目の同団体の私設グループホーム「ペガサスの家」の敷地内にある木からこの日採れたもの。
ホームではカキの実が熟して地面に落ち、車イスの障害者の出入りの障害になるため、これまでは実の収穫を植木屋に依頼していた。震災後、ホームの利用者からカキの実を被災地に送る話が持ち上がり、輸送方法などを検討したが、すぐには運べないため、実を販売してその代金を義援金にあてることにした。
施設の利用者、スタッフ、ボランティアが5個ずつ袋詰め、駅前で乗降客などに呼びかけ、約1時間で107袋を販売した。
皆河える子代表は「社会に助けられることの多い私たちの団体が、少しでも社会に役立つことができればうれしい」と話している。
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