狛江市は、10月23日夕方に発生した「新潟県中越地方地震」で死者4人を出した新潟県北魚沼郡川口町の被災支援のため、24日午後職員10人を派遣、支援物資を運んだ。また狛江市消防団員10人も援助のため現地に出発した。
同市は、1987年川口町と「ふるさと友好都市」の提携をしており、市民まつりやいかだレースなどの市の行事に毎年川口町民が参加するほか、市民同士の交流も多い。
1988年に相互援助を目的として「防災協定」を締結している。これまで防災訓練のために人や車の派遣はあったが、本番での出動は初めて。
震源地に近い川口町は、電気・ガス・水道のライフラインが破壊され、鉄道や道路なども寸断して孤立している状態。
狛江市は、午後12時20分に総務防災課長、同係長、市民協働課長、消防団長、副団長の5人がルート確保と情報収集、状況確認のため先発隊として出発した。午後3時50分には毛布、仮設トイレ、ホカロンなどの救援物資を運ぶため職員7人を派遣、狛江消防団の8人も一緒に出発した。
市総務防災課によると、先発隊からは午後4時過ぎに、同町手前の町の職員と待ち合わせをしその案内で被災地に入るとの連絡が入った。市では、先発隊からの報告を待って今後の支援体制を決めたいとしている。
また、市では25日から職員に義援金への協力を呼びかける。
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