10月23日午後5時56分に起きた新潟県中越地震で、翌24日に現地視察をした衆議院議員(神奈川9区選出)の笠浩史さんに現地レポートと写真を寄せていただきました。
写真=被災地を視察する笠さん(左)
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私は23日に柏崎刈羽原発を視察するため、鳩山元代表らとともに新潟入りしていました。
地震発生を受けて、急遽、民主党現地調査団として翌日24日早朝より小千谷市に向かい、被災地の視察、被災者のお見舞いをしてきました。
被害の状況は報道で伝えられている以上にひどく、地震のすさまじさを目の当たりにしました。
山古志村に向かう道路はがけ崩れで遮断され、多くの道路が、陥没し、亀裂が走っていました。
孤立した村も多く、被害の状況すら正確には把握できない状況でした。
10年前の阪神大震災の教訓もあり、今回、自衛隊も早々に被災地に入っていましたが、隊員の方から孤立した村の被災状況について、「今のところ道路が遮断され、車で入ることができないので、ヘリコプターでの視察しかできません。このため、救援どころか、どのくらいの被害が出ているかすらわからない」と救援活動が難航している状況について説明を受けました。
電気、ガス、水道のライフラインの復旧のめども立たず、多くの方が避難所や路上テントで深刻な疲れきった表情を浮かべています。
被災者の方々からは「おにぎりが食べたい」など、食糧支援を求める声が多く、女性の方からは「仮設トイレを何とかして欲しい」という悲痛な訴えを数多く頂きました。また、子供さんから「いつから学校にいけるようになりますか?」という質問もありました。こうした状況を随時、党本部の対策本部に伝え、民主党として一刻も早く対応するよう要請しました。
また、仲間の議員らと協力して、NPOなどのボランテイアへの支援要請や近隣の県からの食糧調達をお願いしました。
我々の調査報告を受けて、25日には、岡田代表も現地入りするなど、民主党としても一丸となって支援に努力しております。
こうした問題は、政府と与野党がしっかり協力して、迅速に対応していくことが大事です。
今後も、中越地震で被災された方々、台風や豪雨による被害を受けたみなさんへの支援に全力をあげていきたいと思います。
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