狛江市元和泉1丁目の市立第三中学校(松澤宏尚校長、生徒226人)が10月30日、新潟県中越地震で被災した川口町のために銀杏(ぎんなん)募金を行う。
(写真は、強い臭いをがまんしながら銀杏の皮をむく生徒たち)
同中の正門前には10本のイチョウ並木があり、生徒たちに「メモリーロード」として親しまれている。秋になるとたくさんの実がなるが、同中生徒会では、この実を市民に買ってもらいその売上金を災害の被災者や福祉などに役立ててもらう募金活動を続けてきた。1991年の雲仙普賢岳の被災者の支援のために始まり、以後、阪神・淡路大震災、三宅島などの被災者や市の福祉事務所、ユニセフなどに贈った。
ことしは、夏の猛暑を乗り越えて大きく育った実を9月末ごろから拾い集めたが、量は60〜70kgにもなった。生徒たちは強い臭いに耐えながら全学年の生徒が学級ごとに交代で皮むきをしたのに続いて、天日干し、袋詰めなど手間のかかる作業にしんぼう強く取り組んだ。
30日は正午から催される合唱コンクールに先がけて、参観に来た保護者を対象に銀杏400袋を販売する。
募金の送り先は生徒会の役員が相談して決めているが、ことしは昨年に続いてユニセフへ贈ることにしていたのを、23日に地震で被災した川口町に急きょ変更した。
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