AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2014グループリーグ第6節が4月22日と23日に行われた。グループH組の川崎Fは、22日に川崎市中原区の等々力陸上競技場で蔚山現代と対戦、3対1と勝利して勝ち点12でH組2位となり、ラウンド16へ進出を決めた。
写真=77分、蔚山を突き放した川崎FのDFジェシ(#5)がだめ押しのゴール
ラウンド16に進出できるのは各グループの2位までの16チームで、前節までの成績は、川崎Fは勝ち点9の2位、蔚山は勝ち点7の3位。川崎Fは引き分け以上でグループリーグを突破できるが、蔚山は勝利しなければ先に進めない状態で、アウェイで敗戦している川崎Fはリベンジのためにも勝ちきって先のステージに進みたいところ。
平日のナイターで夕方から小雨が降り始めたが、競技場は川崎Fのサポーターを中心に9,338人が観戦した。
川崎Fは、負傷していたFWレナト(#10) 、FW小林悠(#11)、MF大島僚太(#16)が直前のリーグ戦(8節)に復帰、この試合ではスタメン起用された。
試合は、川崎Fが立ち上がりから何度もチャンスを作るが相手GKなどに阻まれて得点ができず、20分過ぎから蔚山のリズムになりかけたが、32分にMF中村憲剛#14)のパスを受けた小林が豪快なシュートで先制点を決めた。それまで複数のチャンスに決められなかった川崎は、このゴールで気持ちがほぐれたかのように2分後の34分には大久保嘉人(#13)が追加点を奪った。しかし、直後の36分に蔚山FWラフィーニャ(#10)にゴールを許し、その後も 蔚山の反撃が続いたが2対1で前半を折り返した。
後半、予選突破のためには勝つしかない蔚山の猛反撃が続くが、GK西部洋平(#21)の好セーブとDFジェシ(#5)ら守備陣が耐える時間が続いた(写真左)。連戦が続く川崎は76分にMF森谷賢太郎(#19〕に替えMF山本正希(#6)を投入、直後の77分にコーナーキックのチャンスからジェシがヘディングでだめ押しの追加ゴールを決めた。その後も蔚山のパワープレーによる反撃は続いたが、守備陣がしのぎきり勝ち越した。
H組はウェスタン・シドニー・ワンダーランドが貴州人和に勝利、勝ち点は12と同じだが得失点差で1位通過となった。
川崎のラウンド16の第1戦は、5月7日19時からで、等々力陸上競技場でグループF組1位のFCソウルと対戦する。
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