Jリーグ第9節の9試合が4月26日に各地で行われ、川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場で今季J1に復帰したガンバ大阪と対戦した。川崎Fは、5分に先制したが前半に追いつかれて一進一退のこうちゃく状態が続いたが、90+2分にFW大久保嘉人(#13)のヘディングゴールで劇的に勝利を引き寄せた。
写真=92+2分、川崎FのFW大久保嘉人(#13)がヘディングで勝ち越しゴール
ゴールデンウィーク初日に行われたこの試合は、家族向けのイベントが盛りだくさんで前売りが完売、アウェイのガンバ大阪のサポーターも大勢駆けつけ、球技場には今シーズン最高の19,164人が入場した。
川崎Fのスタメンは4日前の蔚山現代と同じメンバー、ガンバは日本代表の遠藤保仁(#7)がFW起用、開幕前のケガで離脱していたチーム得点源の一人FW宇佐美貴史(#39)が復帰、サブメンバーに加わった。勝ち点は川崎Fが11で8位、ガンバは9で13位、試合の結果によっては順位が入れ替わる対戦だ。
試合は、開始直後の5分にフリーキックのチャンスでMFレナト(#10)のパスをDFジェシ(#5)が頭で合わせて先制。その後ガンバの反撃が続き川崎Fの守備陣が対応していたが、19分に遠藤にゴールを許して同点となった。川崎Fは暑さと連戦の疲れでいつものようなパス回しができない場面に加え、ガンバの好守に苦戦し前半を1対1で折り返した。
後半も同点後と同様の一進一退のこう着状態が続き、ガンバ遠藤のフリーキックをGK西部洋平が2度もかわすほか、72分に出場した宇佐美の対応に守備陣が追われた。83分にオーバーヘッドを試みたFW小林悠(#11)がガンバDFオ ジェソクト(#22)と交錯、ジェソクが一時意識を失い治療のため時計が止まった。
アディショナルタイムは6分と表示されこのまま引き分けかと思われたが、左サイドを駆け上がったMFレナト(#10)の高いクロスに大久保が頭で合わせて貴重な追加点をもぎ取り勝利、GWの過密な連戦に弾みをつけた。
この日は、競技場外のイベント会場でスーパーフォーミュラPRコーナーが登場。ハーフタイムにレーサーの平亮選手と武藤英紀選手によるスーパーフォーミュラデモ走向イベントが行われ、競技場のトラックを大きなエンジン音を響かせて走る2台のレーシングカー(写真右、撮影 : 桑山輝明)に目を見張る観客も多かった。
川崎Fの次のホーム試合は、5月3日15時からヴァンフォーレ甲府と対戦する。
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