Jリーグ第7節の試合が4月11日と12日に行われ、川崎フロンターレは第1日程の11日に川崎市中原区の等々力陸上競技場で柏レイソルと対戦した。川崎Fは、5分に失点したがハーフタイムに選手交替してパスをつなぐリズムを取り戻し、73分にMF山本真希(#6)のゴールで引き分けに持ち込んだ。
写真=73分、川崎FのMF山本真希(#6)が同点ゴール(撮影 : 桑山輝明)
第1日程はこの試合だけ。平日のナイターで夕方から冷え込んできたが競技場は3連勝中の川崎Fサポーターを中心に12,379人が観戦した。
川崎Fは、小林悠(#11)、森島康仁(#9)、レナト(#10)とFW3人に加えMF大島僚太(#16)と攻撃の主力メンバーをケガで欠き、FW安柄俊(#27)が今季初スタメン。対戦相手を丁寧に分析して対策を講じる柏を相手に川崎Fは今シーズン磨きをかけてきたパスをつなぐサッカーがメンバー交代でも通用するかどうかが最大のみどころ。
試合は、立ち上がり5分に柏が川崎Fのスキを突いてボールを運び、ゴール前の混戦の中からFWレアンドロ(#11)がゴールを決めて先制した。その後、一進一退の攻防が続くが、動きだしが早く体を張ってボールを競う柏の強いプレーシャーに川崎Fはリズムをつかめず、前半を0対1で折り返した。
川崎Fはハーフタイムに安を下げDF稲本潤一(#20)を投入、MF中村憲剛(#14)をトップ下に入れてシステムを変更した。立ち上がりの柏の攻撃をかわした川崎Fは62分にMFパウリーニョ(#34)に替え金久保順(#18)を投入、これが功奏し川崎はボールがつながりはじめ、73分に前線にあがっていたMF山本正希がMF中村憲剛のパスを受けてゴールを決めた。その後、柏も選手交代して反撃、危険な場面もあったがGK西部洋平(#21)のビッグセーブ(写真右)などでしのいだ。川崎Fは3分のアディショナルタイムまで粘ったが追加点は奪えず、1対1の痛み分けに終わった。
川崎Fは、AFCチャンピオンリーグ(ACL)グループステージ第5節のために13日に中国に移動する。
次のホーム試合は、22日19時からACLグループステージ第6節で蔚山現代と対戦する。Jリーグのホーム試合は26日16時からガンバ大阪と対戦する。この試合は試合前にフロンパークで「那須どうぶつ王国ランド」が行われるほか、ハーフタイムにはレーシングカー2台がピッチを走るイベントが行われる。
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