ヤマザキナビスコカップ準決勝の第1戦2試合が9月7日に行われ、川崎フロンターレはホーム等々力競技場(川崎市中原区)に浦和レッズを迎えて対戦した。川崎は浦和に2得点を許して先行されたが、リーグ戦で18得点を上げている絶好調の大久保嘉人(#13)の2ゴールなどで3対2と逆転勝利し、決勝に王手をかけた。第2試合は10月12日17時から埼玉スタジアムで行われる。
写真=80分、逆転の喜びを川崎サポーターに示す(左から)FW大久保(#13)、FWレナト(#10)、MF森谷(#19) (撮影 : 山本真人)
川崎は、ケガで戦線を離脱していたFWレナト(#10)が大切なこの一戦に復帰した。一方、前回の対戦(第16節・7月13日)で川崎に4対0と屈辱的な敗戦をした浦和は、対人に強いベテランのDF山田暢久(#6)とDF坪井慶介(#2)を起用した。
試合前半、川崎は浦和のマンツーマンによる攻撃封じに手こずり、シュート数がわずか2本とチャンスをつくれず相手の攻撃を防いでいたが、終了間際の45分に浦和FW興梠慎三(#30)にゴールを許して1対0で折り返した。
川崎は後半開始直後の47分に、再び興梠にゴールを決められ2対0となった。
ホームで負けられない川崎は、67分にレナトがゴールを決めて反撃を開始。浦和は60分に山田、69分に坪井が足をつってピッチを去り、相手の守備が緩んだのに合わせて、川崎は63分にDF伊藤宏樹(#2)に替えてMF森谷賢太郎(#19)を投入、森谷が前線でボールを回して79分、80分の大久保のゴールをアシストして逆転勝利に貢献した。
川崎の次のホーム試合は9月11日19時キックオフの天皇杯2回戦で、高知県代表の高知大学と対戦する。
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