Jリーグ第19節の8試合が8月9日に各地で開かれ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場で浦和レッズと対戦した。川﨑Fは、開始2分に先行されたが、直後に追いつき、78分にFW大久保嘉人(#13)があざやかなミドルシュートで逆転、勝ち点を36に伸ばし2位の浦和と差を1に縮めた。
台風11号の影響で、エディオンスタジアム広島で19時から予定されていた勝ち点37でトップのサガン鳥栖対6位のサンフレッチェ広島の試合が延期になったため、暫定とはいえ首位との差も1になった。
写真=逆転ゴールを決めて喜ぶ川﨑FのFW大久保嘉人(撮影 : 山本真人)
試合は、立ち上がりから両チームともアグレッシブで、浦和が2分に川﨑FのDFのクリアボールに反応したMF梅崎司(#7)がダイレクトにゴールを決めて先制。1分後に川﨑FのMF森谷賢太郎(#19)がゴールポストにあてたシュート(写真左/撮影:桑山輝明)のこぼれ球をMFレナト(#10)がゴールに押し込み試合を振り出しに戻した。その後は、一進一退の緊迫した攻防が続くが、両チームとも高い守備意識でしのぎ、前半を1対1で折り返した。
後半立ち上がりは浦和が攻勢をかけGK杉山力裕(#1)の好セーブなどでピンチをしのぐ時間帯が続いたが、その後フロンターレも反撃に転じ互いにチャンスを作った。浦和は早めに選手を交代して、早い攻撃を仕掛けたが、78分にレナトがドリブル突破しMF中村憲剛(#14)にボール送り、中村からパスを受けた大久保が右サイドからゴール左端にみごとなミドルシュートを決めて逆転した。川﨑Fは前節負傷退場したDF實藤友紀(#2)に替えDF稲本潤一(#20)を、89分には森谷を下げてDF田中祐介(#3)を投入して守備を固め、さらに終了間際の90+3分にDFジェシ(#5)の入れて守りきり、上位対決を制した。
試合前には、頭部と靴の色を緑色からフロンターレカラーに一新ししサポーターから新しい名前を募集していたフロンターレのマスコット(旧名ピーカーブー)の新名披露セレモニーが行われた。新しい名前は「カブレラ」で、カブのデザイナー西塚カツユキさんから名付け親の魚石祐司さんにフロンターレカラー仕様のHONDAのスーパーカブが贈られた。
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