Jリーグ第11節の9試合が5月3日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場でヴァンフォーレ甲府と対戦した。連戦で疲れの残る川崎は、後半少ないチャンスを決めて先制しオウンゴールにも恵まれて2対0で勝利し7位に上昇した。
写真=53分、森谷賢太郎のゴールに喜ぶ川崎Fイレブン(撮影 : 山本真人)
試合は、足を痛めているボランチのMF中村憲剛(#14)が欠場、代わりにMF山本真希(#6)が出場、ケガが直ったDF井川祐輔(#4)がACLを含め4試合ぶりに先発出場した。
試合は、立ち上がりに川崎はチャンスを作ったがラストの精度に欠けて得点が生まれず、甲府の攻撃に対応していた井川が10分にケガで退場、DF中澤総太(#6)が急きょピッチに出た。川崎Fは、暑さと連戦の疲れでいつものようなパス回しができず中盤でボールを奪い合う一進一退の状態が続き、カウンター狙いの甲府の攻撃にヒヤリとする場面もあったが、両チームとも堅い守りで前半を0対0で折り返した。
後半もしばらく前半同様の展開が続いたが、川崎Fは53分に山本のパスを受けたMF森谷賢太郎(#19)が先制ゴールを決めた(写真左)。5分後の58分にもドリブル突破したMFレナト(#10)が中央に放ったボールがゴール中央付近で守っていた甲府DFに当たりオウンゴール(写真右)で貴重な追加点を得て試合を楽にした。後半は、川崎にシュート2に対し、甲府は7本のシュートを放つ猛反撃だったが、GK西部洋平(#21)ら守備陣が粘り強く守って完封で勝利した。
試合後の会見で風間監督は「気候も急に変わり、選手たちは疲労はしていると思いますが、いつもやっている技術、それから頭の体力を切らさずに90分通してしっかり勝ち点3を取ってくれた素晴らしい戦いをしたと思います」と笑顔で選手をほめた。
川崎FはACL出場のため12節の試合(セレッソ大阪戦)は7月15日に延期されており、次のホームゲームは5月7日19時からACLラウンド16第1戦でグループF組1位のFCソウルと対戦する。Jリーグの次のホームゲーム(
13節)は5月7日15時から鹿島アントラーズと対戦する。
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