「第35回なかはら”ゆめ”区民祭」(中原区民祭実行委員会主催)が11月10日、等々力緑地で催された。台風29号の影響で荒天が心配されたが、祭り終了まで天候が持ち、次々と訪れた家族連れなどはみこしやパレード、模擬店などを楽しんでいた。
写真=紅葉が始まった等々力緑地でにぎやかにみこし・はやしパレード
ステージでは、10時の開会式を皮切りに吹奏楽演奏、民謡踊り、チアリーディング、フラダンスなど多彩な演目が行われた。乙女文楽では2人の若い女性が「三番叟」を披露、通常の文楽と違い、全身を使ってひとりで人形を操る巧みな技が見物客の関心を集めていた。
10時45分からのパレードでは、区内の市民団体などをはじめ小学生や中学生などがにぎやかに吹奏楽を演奏しながら会場を行進、祭を盛り上げた。
13時過ぎにみこし・はやしパレードがお祭りひろばに到着。担ぎ手の中には若い女性の姿も多く、威勢の良いかけ声とともに基のみこしが会場を練り歩くと祭ムードは最高潮に達した。
とどろきアリーナの広場に設けられたお祭りひろばでは、スクエアダンス、民謡踊り、阿波踊りなどが時折吹く強い風に苦労しながらも華やかに演技をくり広げ、観客から盛んな拍手が送られていた。
ふれあいひろばではボールあそび、昔遊び、輪投げ、アメリカンフットボール体験などを親子水入らずで楽しむ姿が見られた。
体験ひろばでは、大きなウルトラマンふあふあに入って飛び回ったり、ちびっこ小動物園でヒヨコなどの小動物に触れて喜ぶ子どもたちの歓声が響いていた。
会場中央の模擬店ひろばには、市民団体などが出店した焼きそば、綿菓子、飲み物、岩手、宮城、福島各県の物産販売、手作り製品などのテントがずらりと並び、食べ物などを求める長い列ができていた。
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