「第37回なかはら”ゆめ”区民祭」(中原区民祭実行委員会主催)が10月18日、川崎市中原区の等々力緑地で催され、訪れた家族連れなどが音楽やみこしなどのパレード、プラネタリウムなど多彩なイベント、模擬店でのショッピングなどを楽しんだ。午前中は曇り空だったが、昼頃には青空となり、訪れる人が次第に増え、人出は昨年より約5000人多い約35000人(中原警察署調べ)にのぼった。
写真=3基のみこしが勢揃い
同祭は、区民がふれあい、中原の発展と区民の連帯を深め、郷土の良さを見直そうと開かれている。
10時の開会式を皮切りに、実行委員会のメンバー、区内の小・中学校のブラスバンド、区内で活動している団体などが音楽に乗ってにぎやかにパレードした。
特設ステージでは和太鼓、キッズダンス、民謡踊り、吹奏楽、乙女文楽、ふろん太クイズ大会などが多彩なプログラムが披露され、出演するわが子の姿を写真やビデオに収めようとカメラを構えるパパやママの姿もめだった。
紅葉が始まった等々力緑地では、様々なイベントが用意され、消防服を試着できる消防団のコーナーや羊や鳥などの小動物園、消防署の煙体験などのコーナーには、順番待ちの行列ができていた。
人気を集めたのが、等々力陸上競技場6階のスカイテラスで初めて催されたプラネタリウム「MEGASTAR-II」の投影で、受け付けには長い列ができ、多い時は50分待ちになるほど。見学した人たちは、まっ暗な室内全体に1000万個もの星が浮かび上がると、宇宙の神秘を息をのんで体験していた。
市民ミュージアムでは、ボランティアデーとして「みる・きく・あそぶ ミュージアムまるごと体験」が催され、家族連れなどがコマ回しやけん玉などの昔遊びやもっこかつぎ、ちぎり絵などの体験、ミュージアムツアーなどを楽しんでいた。
模擬店ひろばには60以上の展示や物販、飲食などのテントが並び、さまざまな展示や各種の相談などが行われたほか、福島県のリンゴなどの特産品、焼きそば、飲み物などの販売が行われた。気温が高くなった昼頃には冷たい飲み物が人気を集めていた。
昼過ぎにはみこし・はやしパレードが会場に到着、区内の3基のみこし、まとい振りなどにぎやかなはやしに乗って練り歩き、祭ムードを盛り上げていた。
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