アジアのクラブサッカーナンバーワンを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2014が2月25日に開幕、日本からは川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島、横浜F・マリノス、セレッソ大阪の4チームが参戦した。グループH組の川崎Fは、第2日程の2月26日に川崎市中原区の等々力陸上競技場で中国・貴州人和と対戦、31分にFWレナト(#10)が決めた鮮やかな直接フリーキックを守りきり1対0で初戦を飾るとともに、3月2日のJリーグ開幕戦に弾みをつけた。
写真=31分、川崎Fレナト(#10)の直接フリーキックで先制
ACLは、アジアの10カ国32チームを東西の2地区に分け、4チームごとにホーム&アウェー方式でグループリーグを戦い、上位2チームが次のステージ(ラウンド16)に進出する。
川崎が過去この大会に出場したのは2007年、2009年、2010年で今回が4回目。2007年と2009年にはベスト8まで進出した。
等々力競技場には公式戦を待ちわびたフロンターレサポーターが多数つめかけ、平日の夜間にもかかわらず、9,606人が入場した。
試合は、両チームともアグレッシブな立ち上がりで始まり、川崎Fは大柄な選手が多い貴州のラフプレーに手を焼いたが次第にボールを支配してチャンスを作り、8分に決定機を迎えたが、これはオフサイドでノーゴール。31分に川崎MF中村憲剛(#14)がペナルティーエリアの右手前で倒されて得たフリーキックのチャンスに、レナトがフリーキックを決めて1点を先制した。37分に貴州人和の得点源で元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のFWズラタン ムスリモビッチ(#9)が負傷退場。前半終了間際には危ない場面もあったが1対0で折り返した。
後半、川崎Fは自陣に引いて守る貴州を攻めあぐねたうえ、ラストパスやフィニッシュの精度がいまひとつでなかなかチャンスが作れなかった。一方、貴州はハーフタイムと83分に選手交替して攻撃の厚みを増したが、GK西部洋平(#21)やDFジェシ(#5)など守備陣が防ぎ(写真右)、アディショナルタイムの貴州人和の2回のフリーキックのピンチも好守でしのいで勝点3を得た。
川崎Fの次のACLは3月12日19時30分に韓国・蔚山文珠フットボールスタジアムで蔚山現代と対戦する。
次のホーム試合は3月2日16時からヴィッセル神戸と対戦、Jリーグ開幕戦となるこの試合ではさまざまなイベントが行われ、恒例の始球式には川崎市中原区出身の俳優風間トオルさんが出場する。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。