第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦第3日程の4試合が10月16日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力競技場でJ2・東京ヴェルディと対戦。川崎は4分にFW矢島卓郎(#9)が先制、9分にFW大久保嘉人(#13)がPKで追加点を奪い早い時間帯での得点で試合を運びを楽にし、後半にはMFレナト(#10)が試合を決定づけるゴールを決めて3対0で勝利、4回戦にコマを進めた。
写真=4分、川崎FW矢島卓郎(#9)の先制ゴール
台風が去り冷たい強風が吹く平日ナイターの試合だったがホームタウンが隣同士のため、競技場には両チームのサポーター5,049人が足を運び熱い応援を繰り広げた。
試合は、前半風下に攻める川崎が立ち上がりから攻撃的な展開で、小林が東京Vのボールを奪いトップスピードで前に運び、ペナルティエリアに走り込んだ矢島にパス、矢島が豪快に決めて先制した。直後に東京Vのカウンターを受けるがDF陣が落ち着いて対応し、コーナーキックの混戦で相手ファウルから得たPKのチャンスに大久保が落ち着いて追加点を奪った(写真左上)。その後チャンスはあったが相手守備陣や風の影響などでラストパスがつながらず2対0で前半を折り返した。
川崎はハーフタイムでDFジェシ(#5)と實藤友紀(#15)が交代。風下となった東京Vは、後半立ち上がりから川崎のゴールを脅かし、GK杉山力裕(#1)や守備陣の好守で耐える時間帯が続いた。早めに選手交代のカードを切った川崎は、56分に森谷に代え山本がピッチに出たものの相手の攻勢はしばらく続き、77分にカウンターからレナトがだめ押しのゴールを決めた(写真右上 撮影 : 桑山輝明)。その後一進一退の攻防が続いたが川崎が凌ぎきり、ナビスコの敗戦から立ち直りの兆しを見せる完封勝利で次のステージに進んだ。
試合後、この日誕生日52回目の誕生日を迎えた川崎フロンターレの風間八宏監督が、Gゾーンと呼ばれている川崎フロンターレのコアサポーター席前で感謝の言葉を述べる(写真右下 撮影 : 桑山輝明)とサポーターからドラゴンボール・フィギュアが贈られた。
4回戦は、11月16日(予備日11月20日)で、対戦相手と会場は10月20日の抽選会で決まる。
川崎フロンターレの次のホームゲームは、10月19日15時から降格の危機にさらされているジュビロ磐田と対戦する。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。