いつごろからだろうか?
運動会は「運動の秋」と言われていたはずなのに、春に運動会を開催する学校が増えてきた。 天候の都合か、学校行事の都合か、理由はさだかではないが、春に運動会を開催する学校は年々増え続けている。
開催時期が変わりつつある中、運動会の定番音楽も様変わりをしている。 そこで、ちょっと感想。
一昔前は運動会の入場行進曲と言えばクラッシック音楽の「天国と地獄」や「ボギー大佐」「ラッデッキーマーチ」「クシコスポスト」など軽快な行進曲風の音楽が主流だった。
ところが、近年の入場行進曲は映画音楽、アニメの主題歌、テレビの主題歌、テレビのCM音楽までも登場。 「ウオーターボーイズ」「踊る走査線」「スターウオーズ」など多種多様だ。特に、表現の種目では各学校とも音楽に凝っている。 今の時代を表す流行曲が多く使われ、演じる当事者も観客も聞き慣れた身近な音楽が流れるので結構楽しめる。どちらかというと、表現に合う音楽より、音楽に合う表現作りに変わってきているのでは? と思える。
つい先日、某中学校の運動会では表現の振り付けを生徒がしたそうな。その振り付け、よくよく見ているとまさに中高生が踊っている「パラパラ」という類のもの。
遠くから「マツケンサンバ」や「青春アミーゴ」といった流行の音楽が聞こえてくると、運動会と言うより、「お祭り」のような気がしないでもない。そう言えば、夏祭り、納涼祭でも流れていたなーと思う曲もある。
どこまで運動会は進化するのだろうか?
流行は繰り返すというけれど、果たして、運動会で流す音楽はクラッシックの定番に復刻することってあるのだろうか? あったら、ちょっとおもしろいなーと思う。
行く末は敬老席に座って鑑賞するかも知れない元気な中高年者達は、自分たちの子どものころの運動会の思い出と重なり合って2倍に楽しめるかなーと思った。
皆さんはどう思いますか?