川崎市多摩区長尾の「生田緑地内ばら苑」は、旧小田急向ヶ丘遊園のバラコレクションを、同園の閉園にともなって川崎市が引き継いだ施設です。市の公園緑地協会の職員と、公募ボランティアによって手入れされ、2002年から春と秋の開花期に公開されています。
このフォト日誌では、園内の様子や見ごろのバラを、同園のボランティアが随時写真で紹介します。
撮影=長澤陸夫さん
一般公開初日。週前半の冷たい雨模様から一転して、抜けるような秋の青空と汗ばむような陽気に恵まれた。秋の日差しに照らされ、花びらの色もひときわ輝きを増したようだ。入場者は約700人。待ちかねたように、園内をゆっくりと散策する姿に、ボランティアの人たちの顔にも笑みがこぼれる。